みんなのシネマレビュー |
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1. パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 傑作。これでアカデミー賞なのか、という気はするけれど、面白かった。【ネタバレ注意】うん、みんな、なんで谷原章介が出てるのかと思うよね……。それはともかく、今どき、あそこまで成功する人が、(運転手や家政婦はともかく)“名のある美術の先生”を検索もせずに信用してしまうのはどうか、というか“信頼できる人”が家庭教師つながりしかいないとか、夫婦ともども交流範囲が乏しすぎるだろ、という気はしたが、それも細かい話。中盤のアレ以外は、そこまで褒めるような脚本かな、という展開だった気はするけれど、十分に面白かった。でも、まあ、そこまでかな。あと、最後のシーンは「家が買える」ようになるまで待たせる前に普通の暮らしができるようになってるはずだろうから、さすがにとっとと迎えに行けよ、とは思った。[映画館(字幕)] 8点(2020-02-17 02:03:32) 2. 花とアリス殺人事件 《ネタバレ》 なかなか面白かった。【ネタバレ注意】序盤の展開がいまいちまどろっこしく、描き込まれた背景に比べてロトスコープの動きのぎこちなさが気になるくらいだったが、中盤からのストーリーは見事。終盤、クルマの下で寝るくらいなら他に場所があるだろうと思うが、この設定ならしかたがない。とくだんアニメらしい誇張された動きもないので、アニメじゃなくてもいいんじゃないかと思ったが、役者が実写で高校生をやる年齢じゃないか。エンディングのコンテつなぎは面白い。[インターネット(邦画)] 7点(2020-01-21 21:16:03) 3. 運び屋 飽きさせない感じのストーリーではあるけど、さすがに地味。とくに感動のストーリーというわけでもなく、見なかったら見なかったで済む程度。意外に評価が高くてビックリ。[インターネット(字幕)] 6点(2019-11-22 22:33:40) 4. HELLO WORLD 《ネタバレ》 いろいろ惜しい作品。本編はともかくとして、キャッチコピーが悪い。「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る」ってナニ。「最後にどんでん返しがありますよ」なんてネタバレ告知された映画を“面白そう”と思って人が見に行くだろうか。 【ネタバレ注意】キャッチコピーの“どんでん返し”は、途中の展開でなんとなく予想できたから、実際にはあまり影響なかった。そういう意味で、そのどんでん返しが面白い映画ではない。むしろ、どうやってそこにもっていくかが見せ場になるはずだ。ヒロイン(一行さん)のキャラはよく、かわいいが、全体的にストーリーが弱い。仮想空間の中が、さらに仮想空間だった、だからナニ?そんなので驚かないよね。というか、少なくとも最初の仮想空間で一行さんを閉じ込めてイメージを取り込めるなら、若い自分に接触する意味なかったのでは? あと、校内アイドルっぽい女生徒(みすず)が、意味ありげなストーカーっぽい感じだったが何もなかった。ほぼモブ。なんだったんだ? 脚本の野崎まど氏だけのせいではないかもしれないが、なんとなく「正解するカド」でのフラストレーションを思い出した。京都が舞台なのはよかった。宇治川花火大会は「響け!ユーフォニアム」でも使われたイベントだが、とっくに廃止されているのが残念。[映画館(邦画)] 6点(2019-10-20 21:46:45)《改行有》 5. バースデー・ワンダーランド 《ネタバレ》 キャラデザがまったく好みではないと思いつつも、実績のある監督の作品だと思って見に行ったのに……ひどい映画だった。ただ、落ち着いて考えると酷いのはストーリー(&声優)であって、“アニメ”としては綺麗だった気もする。 【ネタバレ注意】一言で言えば“支離滅裂”。あえてフォローするならば、小人とか巨大魚とかはモチーフが「不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)」であることを思わせ、それならば支離滅裂な出来事の連続であるのは納得できる。ただ、今どきの作品として、これはツラい。2時間誓い上映時間だが、最初の10分くらいで“いかにも”というテンプレ感だらけだったが、それは決して“王道”なのではない。ご都合主義ですらないように見える。“教えた近道”が、あんな危険な道なら普通の道をとばしていく方が早いんじゃないかとか、“水”がなくなって貴重だというのに外は雪がしっかり積もってるとか(雪を解かせよ)、ザン・グも何のために鉄を集めていたのか分からないままだったし、そもそもあれだけ悪さをしていたのに、最後に何のペナルティもないなんて教育上よくないんじゃないの? そういう状況で主役たちがタレント声優だというのも厳しい。なかなかツラい2時間だった。[映画館(邦画)] 2点(2019-04-27 22:46:09)《改行有》 6. パシフィック・リム:アップライジング 話題作の続編、しかも監督交代という状況で、まったく期待していなかったせいか、素直に楽しめる作品だった。意外に厳しい評価が多いので、心情的にややオマケしてるけれど、個人的には前作を「傑作!!」とまでは思っていなかったので、アクション映画の基本としてはこんなものじゃないかと思う。[インターネット(字幕)] 7点(2019-03-19 17:19:29) 7. ハクソー・リッジ 《ネタバレ》 実話が元という割に見ごたえのある内容だった。【ネタバレ注意】仲間のイジメはともかく、上司が「命令が聞けなければ除隊しろ」と親切さをみせていたのがよい。ある程度予想できた展開とはいえ中盤からのデズモンドの活躍がよかった。アンドリュー・ガーフィールドの“やせっぽち”感もよい。最後にデズモンドを追い詰めて崖までいく日本軍は、それまでになぜ登る手段を潰さなかったのかとは思ったが(縄梯子なんて油かけて燃やすだけじゃないのか?)、史実なのかもしれないし、戦闘の厳しさを描写したいのだろうが、そこまで過激、かつ長いものが必要だっただろうかとも思うが、全体としては小さなこと。インタビュー映像で締めくくったのもよかった。[インターネット(字幕)] 7点(2019-01-15 13:09:49) 8. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 《ネタバレ》 面白い作品ではあるんだが、色々微妙な部分も多い。【ネタバレ注意】高級スイートなんだから調度品も安くないはずの部屋の破壊っぷりがハンパなく、その修復費用がいくらかかるのか。貯金が1万ドルとかいうレベルで回復できそうな気がしない。そもそも宿泊費が4200ドル×2泊のはず。怪しげな組織のボス、高々8万ドルを盗まれたくらいでよっぽど高そうな自分の高級車を相手にぶつけるし(相手も高級車)、その前には子分がパトカーを破壊していた。なのに8万ドル返ってきたら、すべて解決みたいに引き上げていく。金銭感覚が不明。“被害額”を一桁増やせって感じ。あと、マットレスを回収するときに、業者はダグに気付かなかったのだろうか。[インターネット(字幕)] 6点(2018-10-28 08:09:10) 9. バーフバリ 王の凱旋 《ネタバレ》 この手の映画にストーリーを期待していたわけではないけれど、ちょっとガッカリ。【ネタバレ注意】序盤、計略にはまり自国軍を差し向けられてしまうバーフバリ。これをどうやって対処するのかとワクワクしていたら、来るもの皆殺し。自国の兵士と分からないとも思えないのだが、それなのに英雄扱いされるの? そういう疑問を勢いで上書きしてる感じはあるけれど、冷静に考えると、ごく身内のネタで国全体が振り回されているだけというのがなんとも。[インターネット(字幕)] 5点(2018-08-22 00:22:29) 10. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 凡作。スターウォーズは4,5,6と1を視聴。あまり評判もよくないし、スピンオフなので、たいして過去作に関係なく作られているのではないかと思って鑑賞。ハリウッド映画ってこんなもんじゃない? スターウォーズって過去作もそんなによく練られたストーリーという感じはないんだけど……と思うと、この作品がそこまで悪評なのはよくわからない。[映画館(字幕)] 5点(2018-07-20 20:14:43) 11. 鋼の錬金術師 《ネタバレ》 凡作。駄作だなんだと言われるほどの作品ではないと思う。原作(&アニメ)に思い入れはなく、日本人が演じること自体に不満もなかったが、どれほど“酷い作品”なのかと怖いもの見たさで鑑賞したが、そこまでの酷さを感じなかった。映像(CG)も結構頑張っていたように見えた。【ネタバレ注意】もちろん、「ぐだぐだ喋ってないで、とっととトドメをさせよ」といった、どの映画にもありそうなツッコミどころは多々あるし、終盤で世界を支配するつもりの将軍が、あそこで「試しに一体」ということもせず、いきなり全部動かし始めるとか、何を考えているんだとツッコみたくなった(原作がどうなっているかは知らない)。その意味では、いくらか陳腐なストーリー展開かもしれないけれど、そこまで破綻はしていなかったと思う。役者としては、ホムンクルス陣、とくにラスト演じる松雪泰子さんがよかった。いまだ現役で美女を演じ、それが似合っているというのはすごい。ついでに「錬金術師(れんきんじゅつし)」って言いにくい言葉だと思うけど、みんな滑舌よかったね:-)[映画館(邦画)] 5点(2017-12-15 22:19:32) 12. ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 凡作。つまらない映画ではないが地味。実話に基づいている以上しかたがないが、ドラマ性が弱い。【ネタバレ注意】英雄が容疑者(犯罪の嫌疑を受けていることをあらわす言葉)にされた、といういくらかショッキングなフレーズで宣伝されているが、そこまでのものではない。実際、最善の選択とはいえなかったかもしれない、という程度の話で、しかも“あらかじめ事故が起こると知っていれば他の選択肢があった”という程度の話で、関係者が“ほんとうに”パイロットたちの選択に誤りがあった可能性を考えていたならタダのバカだ。そして、すこし検索してみても、そこまで厳しい追及があったような感じではない。実際のところ、事故が起きたので、その調査のために公聴会が開かれてシミュレーションも行われた、という程度じゃないんだろうか。悪夢にうなされたりするシーンを入れたりして、頑張って“引き”を作ろうとしているのだが、もともと、その程度のドラマ性に弱い事実をもとに映画が構成されているので、無理やり感が否めない。[映画館(字幕)] 6点(2016-10-06 21:25:49)(良:1票) 13. バトルシップ(2012) そういえば話題になってたな、という程度で視聴。そういえばボードゲームがベースだったと思い出したこともあり、ストーリーが薄っぺらいとか、科学考証がどうとかツッコんではいけないのだろう。お金のかかっているB級映画なのであり、何も考えないでバトル映像を楽しむにはいい映画かもしれないし、そこそこ楽しめた。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-04-24 12:11:14) 14. バタフライ・エフェクト3/最後の選択 《ネタバレ》 凡作。【ネタバレ注意】犯人はそれ以外考えられないという展開ではあるのだが、ちゃんと話としてはつながっていた。いわゆる“サービスシーン”は余計だが、まあ時間はつぶせると思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-10 23:40:46)《改行有》 15. バタフライ・エフェクト2 凡作。(1を見ていないのだが)時間をつぶす程度と思って観ればよいと思う。とくに印象深いところはないけれど、それほど酷い展開ではなかった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-10 23:38:18) 16. ハチミツとクローバー 《ネタバレ》 点数は少しおまけ。原作は未読だが、展開が少しまどろっこしい。とはいえ、青春映画としては及第点だと思う。役者は、皆よかったと思う。【ネタバレ注意】最後のはぐと森田のくだりは納得がいかない。原作も同じなんだろうか。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-27 13:23:46)《改行有》 17. ハート・ロッカー 《ネタバレ》 つまらない映画とは言わない。実態を知っているわけではないが、米軍が「不正確」と評したのはわかる気がする。【ネタバレ注意】ウィリアムは、結局運がいいだけで無謀な奴なんじゃないか。冷静沈着ですらない。爆弾を仕掛ける側の心理を描かない一方的な内容になっている点には目をつぶるとしても、描写が薄っぺらくて戦争の恐ろしさが伝わってこない。これでアカデミー作品賞なのかと思う。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-29 20:56:16) 18. パラノーマル・アクティビティ 《ネタバレ》 低予算でよく作ってある映画だとは思う。あらかじめ、そのことがわかっているので、たいした視覚効果も期待しないのだけど、それを割引いて見るという考えから抜け出せなかった。とにかく感情移入しにくい。カメラを映す、という設定をやめられないのはしかたがないが、あれでは“無理解な彼氏”以外の何物でもない。“無理強いする役柄”なのかもしれないが、ちょっとわざとらしい感じ。 [DVD(字幕)] 6点(2010-11-28 01:33:27)《改行有》 19. ハッピーフライト(2008) 《ネタバレ》 面白い。【ネタバレ】どんな業界にも面白い裏話があるものだと思うけれども、期待異常で引き返して緊急着陸するだけというテーマでよくここまで作りこんだと思う。たった一度のフライトにしてはトラブルが重なりすぎるという指摘はあるけれど、おそらくごく稀に起きるようなことをまとめて描写したということなのだろう。そこは映画というフィクションだからこそ許されるものだと思う。ただ、構成上仕方がないとはいえ台風が過ぎ去っていない羽田に戻るというのはたしかに疑問。綾瀬はるかの役どころもいまひとつ。でも、全体的にはテンポよく最後まで見られた。 [DVD(邦画)] 7点(2010-06-04 11:30:56)《改行有》 20. バッドボーイズ2バッド たぶん、短いシーンを見ただけなら「カッコイイ」と思えるのだろうが、全体的なストーリーが無茶苦茶。いくらアクションが凄くても、これでは主人公に感情移入できないよ。まあ、マイケル・ベイが撮る映画は予算に関わらずコメディ(あるいはB級映画)として観るべき、という意見もあるので、そこまで深刻に考えてはいけないのだろうか。[DVD(字幕)] 3点(2009-04-12 23:09:48)
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