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プロフィール |
コメント数 |
176 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/ |
自己紹介 |
栄華なる映画の夢。
それを愛する俺という人間。 人生の節目で楔を打ってる…それが映画。 人が素通りするような映画でも、泣き笑い。 人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。
喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し… フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。 何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。 深夜、遊び疲れて入った映画館… 寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。 そこで観たブレードランナーは最高だったね。
何かの記念日になりそうな予感のする日に… 素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を… そして何気ない日にも映画を。
人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。 観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく… 名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。 アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。
それは新しい映画だったり… 昔、感動した作品だったり… 映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。 皆さんにも良き映画人生を。
…ね?魔法のようでしょ? |
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1. バービー(2023)
今日は、初日なので観てきた。
――バービー(2023年)吹き替え版
前情報は殆どない感じだったので…ある意味ベスト・コンディション。
だが、悲しい事に客があまり居らず、1/3程度しか入っていない…若干劇場ごとに誤差があるのかな?
そして親子づれが居たんだが、小学4~5年生くらいの女の子が「大人ばっかりだね~」と、席に座ろうとする俺を見ながら言い放ってて、少し恥ずかしい気持ちになった次第。
オトナを虐めんな。笑
そして、例によってネタバレ厳禁。
まず、俺は「マテル社」のバービー人形は全然詳しくない。
それを念頭に置いて貰ってになるんだが…いや、確かにこの映画って攻めてると思う。
作り手の気持ちっつーか、テーマも含めて。
ただ、このテーマってのが若干”難解”だろうと思う。
難しいって意味じゃなく…いわゆる”テーマを心の何処に置くのか?が難解”だ。
人によっては、ザックザクとハートにぶっ刺さるだろうし、そうじゃない人間にとっては「はぁ?」って感じの肩透かしになるだろう。
何でもアメリカでは、かなぁぁぁぁぁり受けた内容らしいが日本ではどうだろうか?
んぅ~…俺は色々と考え過ぎて、観ながらも思考がグラングランに揺れ捲った。
価値観って言うか…うぅぅ~~~ん。
過去と未来の価値観、男と女の価値観…もうフェミニズムの交差が壮絶でTwitterでの論争を観てる気分になって来る。
更にはジェンダー系の問題も(勝手に)俺の脳裏に出てきたりして、もう何か「触れたくない映画なんかな…コレ。」とか意気消沈もしてしまった。
正直、俺自身がこの辺の情報を、まだ自分に固定化が出来てないっつーか…
フェミニズムの問題も、ジェンダーについても「これをされたら嫌だな…」くらいしか考えてないので、余計に考えがグラングランになってしまう。
そして、ここで答えは書けないけど「それぞれの希望する世界観」についても、どれが自分に合うだろう?なんて考えるから余計に脳が揺れる。
――女性の自立か?
――男性が主軸となる世界か?
――更には新しい道か?
その距離感のベストなんかも考えたが…色々と迷う。
だって人其々の好みだし、その理想系って自分で決めるのは非常に困難だ…ある意味で教育の指導と似てるなーなんて思いつつ…人は、男・女のどっちであれ、所詮は「自分の事しか分からない事もある」だろうから。
いや、過去の仕事なんかも想い出して来たぞ……嫌な思い出もあるから忘れてたけど。
ただ――アレだ。
揺れなかったのは「マーゴット・ロビー」のキュートさ…だけ。
特にTwitterで騒がれていたキノコ雲の事は(本作の中では)描かれて無かったしね。
あ、バービーのボーイフレンドの「ケン」ってブレードランナー 2049のライアン・ゴズリングなんだね…うん、いい演技してたわ。
ともあれ、子供向けのコーティングをしてるが、バリバリのオトナ用の映画だった。
近くに居た子供が余りにも退屈なのか、ペットボトルを指で押さえてパッコンッパッコンッ!って音を立てて時間を凌いでたし(怒れ親よ!w)
でも、まぁ…俺は観ながら、アレコレ考え過ぎて、今までに無いくらいの「自己喪失に陥りそう」だった(←若干大袈裟)
最終結果っつーか、俺的な評価は敢えて言わんでおく。
時期っつーか、何年か経った後なら、俺はこの映画に対する評価もかなり違ってくるだろうし…そこは俺個人として楽しみにしておこう。
けど、何も考えてない映画じゃないし「好き・嫌い」の好みは置いても…内容は詰まってる映画だったのは事実だ。
ただ、価値観ってものは…この世界にゴマンとある。
俺は人の価値観を聴き過ぎて「自分を変化させ過ぎた」と思ってるんで、アレだ。
これからは自分の在り方を…もぉぉぉ~~っと中心に置きたいと思う。
最終的に合わせる覚悟があれば別だが…結局は、合わせる事だけで終わるのは…悲惨な事になり兼ねんからね。
まずは己の確立…そこからだな。
人と合わせるのが必要な世界。
けど、そこも加味しつつ…まずは「自分の考え」だ。
己の確立…うん。
我儘に見えても、己の確立。
もう「俺は完成してるぜ!」と思っていても…常に。
世界の中で自分を確立させて征こう。
それでいいんだ。
.[映画館(吹替)] 7点(2023-08-11 23:59:17)《改行有》
2. Pearl パール
《ネタバレ》
3連休の日曜日に観たのは、これ。
――Pearl/パール (2022)
いや、最初は(いま)読んでいる「パール判事の東京裁判本」から、その類の政治映画かな?と思ってたが、全く関係ないと理解し汗顔の至り……ンなワキャねーわな。
でも、機会があれば読んで欲しいけど……そこはそことして。
まず、映画のスタイルが凄く素晴らしい。
やっぱり、この手の映画を観ると、何故か脳裏に浮かぶのは「悪魔のいけにえ」だ。
その佇まい、語源化が難しい――”あの雰囲気”
全てが異様な、あの映画だが…どこまでこの映画にも独自のオーラを持っているか?…そこが気になる。
恐怖と、あまりにも救われない狂気。
そのさまに、つい俺自身に「笑い」まで出てくる始末。
独自の雰囲気は、ある!
彼女の「行為」はともかく、だ。
どこまで彼女を理解してあげられるか?が視聴する各自に問われるだろう。
いま「多様性が必須」と言われる時代だが、映画として見る事が出来ても……俺に、きっと彼女”パール”を理解など出来ないだろうな……マジで。
――愛されたかった。
――ただ愛されたく、理解されたかった。
――だが、嘘を瞬時にして見抜く彼女の洞察力。
なので、最後のシーンはとても悲しく映る。
クリエイターとしては相当に感動する作品だけど…
ただ、切ない…そして怖い。
行為はともかく、パールのような女性は実在する。
行為はともかく…だ。
そして、映画のフォーマット。
そこは設定やシナリオだけじゃなく、フォントと演出にまで徹底されていた。
働いてるゲーム業界では、昔から徹底してる会社はあったのだが、此処まで細かく指定されてるのは珍しい気がする。
いや、もっとさり気なく表現してた作品も多いかも知れないけど。
そして、前編の「X/エックス」があると分かったので、Amazonでポチッた。
まだまだパールを探求できそうだ。
超恐いけど…彼女は。
.[映画館(字幕)] 8点(2023-07-20 05:46:52)《改行有》
3. ハケンアニメ!
突然、ハケンアニメ!を観る事に。
正直、あまり期待もしてなかったし、吉岡里帆が可愛いからいいかな、くらいの邪な考えもあったんだが…
けど、その邪は…確実に間違えてたね…マジで反省。
まず、「この映画での吉岡里帆は可愛くなかった」と記しておく。
過去に仕事で関わった「女子クリエイターの匂い」がしたってのもあるからかな……そんなイメージ。
まぁ、俺の場合「絶対に職場の女の子と恋愛はしない」って決めてるんで、余計に構えてしまってるのかも知れないけど…そういうのもあるのかな…どうやろ?
あ!誤解をしないで欲しいんだが、グラビアとかメディアに出てる吉岡里帆ちゃんってば、メェ―――ッチャ可愛いよ、間違いなく!
ただ、画像なんかじゃ、あれ程に可愛くてセクスィなのに、この映画では見事に「業界の女性」を演じ切ってるのに焦ったという意味。
困難の中で人と関わり、仕事を覚える度に、彼女の仕草が好印象になってくるとか、そういう描写が好印象だったと付け加えておく。
そして、これで「吉岡里帆の目指してる女優としての方向性」が確りと伝わったし、楽しみになってきた。
ともあれ、原作は読んでないけど、この映画に関しては「よく出来ていた」と評価させて欲しい。
作品的に、かなり作り手のパワーが感じれたし、細かい所でのツッコミは沢山あるけど……まぁ、そこは(敢えて)置いておこう。
設定的には、2つの制作会社が創るアニメは「長期やってたバラエティー」を終わらせて、局の新機軸として始めるアニメ。
一方は伝説のクリエイターの作るアニメ…それに対抗する形で、吉岡里帆演じる「斎藤瞳(ディレクター)」の制作アニメが、真っ向から視聴率を競い合いながら…言わば、アニメで覇権を競う。
それが、タイトル通りの「ハケンアニメ!」って訳なんだね。
制作クリエイターの(裏で人を小バカにする)陰口、上へのイヤミや文句、逃げ癖など……それで苦悩する斎藤瞳Dを見てて…何か凄ぇ嫌ぁーな、モノを思い出したが……やっぱり、「(制作時には何度か来る)やらなきゃいけない時」で作り手の爆発力…そんなレッドゾーンを超える姿勢を見ると、胸が熱い。
そこは、紛れもなく俺の好きなクリエイターの世界だったし、想起しながらも胸に強く突き刺さって…ただワクワクさせて貰った。
ちなみに、2つの会社が作ってるアニメが、それぞれ本当に観たい!と思えるくらいに出来が良かったと思う。
まぁ、「TVじゃ、そのクオリティーは無理やろ!」ってツッコミは置いておいて…いや、これ作るの…結構金が掛かったんだろうなー、なんて考えながら。
そういや、想い出すのは…
同じように原作は読んでないけど「映像研には手を出すな!」もかなりハートに響いたなぁー……アレの場合、活動のターンは「クリエイターになろうとする直前」だったけど。
人生には…「金などの財産」「コネクション」「派閥」みたいな柵や、素直に動けないままに縛られる箇所も多かったりするけど、やっぱり基本は「モノ創りに対してのリスペクト」なんだな、と(今更ながらに)思うんだ。
俺は過去、(名前は出せないけど)デジタルコンテンツの支援をする団体に出向してた時期もあり、そこでの行動は…予め立てたスケジュールや予算の厳密なノルマ(増えるのは勿論、削減も許されない)があったけど、自由に動けた時期だったのもあり(名前は出せないけど)アニメ(やCG)制作会社の、名の通った作り手とよく話をする機会に恵まれた。
中でも、一番為になったのは「経営者」や「各社のトップレベルのクリエイター」と「同時に」、または「別々に」…その1日で話し合えた事だと思ってる。
それが何年も、長期で関われたのもあって、最初は「最悪やな…こんな場所に来ちゃって。」と思ってたけど、後半は「これ、すっごい財産になるぞ、きっと!」って気持ちで頑張る事が出来た。
色々と想い出すなぁ…
カオスだけど、皆が夢と生活を掛けて頑張ってるアニメ業界。
それぞれのゴールを探し、闇の中で手探りのまま頑張ってるんだろうなぁ…
辛く藻掻いてたとしても、目指す場所ってのは…「自分だけが知ってればいいよな」なんて思う。
自分は、ゲームを完成させるのも好きだけど…例え、破滅的な状況であろうと「モノ創りをしてる場所」ってのが、死ぬほど好きなんだなーと実感できる。
うーん…観終わった後、胸が…こうね?
なんつーか…穴が開いたように切ない。
うん、クリエイターの世界は永遠だな。
だから素晴らしい。
いや、マジで。
.[映画館(邦画)] 8点(2022-06-08 18:53:30)(笑:1票) 《改行有》
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