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【製作年 : 1920年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  母(1926) ソ連のプロパガンダ映画ではある。資本家は悪人だし、裁判は腐敗しており、労働者たちは前向き。しかしこの母と父の描き方によって、公式性から抜け出し、映画の質を高めていたと思う。旧世代に属するこの母親、新しいことを大それたことと思ってしまう人。ツァーの威光を素朴に信じているだけでなく、どんな時代のどんな母親にも通じる普遍性を持っている。父親も、前向きの労働者たちより存在感が濃い。これから批判していく存在を、決して小さく描かず、正確にスケッチする。実際、虐げられているからと言って、みなが労働戦線に参加するわけではないのだ。うまく資本家側に使われてしまう者たちもたくさんいたわけで、そういう者たちを単純に「裏切りもの」と批判して片づけてしまう粗雑さを戒める基準が、作者側にあった。酒場のシーンが素晴らしい。臭いやうるささまで、無声映画で巧みに表現されていた。ここにはもう立ち上がる気力さえ失せた労働者たちがたむろしているわけで、戦う人々よりリアリティがある。そしてけっきょくロシア文学が優れていたのは、その部分ではなかったか。自然を描くショットが美しい、雪解けのモンタージュはややくどかったが。[映画館(字幕)] 8点(2012-07-14 09:56:43)

2.  巴里の女性 《ネタバレ》 うまくいかない世の中、みなで傷つけ合ってそれで寂しがってる。マンジュー君も寂しい。ヒロインも、友人に婚約発表の雑誌見せられてフフンと強がってみせたりして、哀しい。また父の反対・母の反対が悲劇を進行させていく要因になっている。でラストで寛容を説くわけなんだけど、この時代の潮流なのか、このころの映画は何でもかんでも寛容を説きたがってる。革命やら世界大戦やらの動乱の反動で理想主義の時代だった、ってことだけかもしれないけど、映画というもののそもそもの寛容性・何でも取り込んでしまうフトコロの広さにこじつけてしまいたい気持ちもちょっとある。青年が着飾ったヒロインの絵を描くんだけど、カンヴァスには昔の質素な彼女が描かれていく、なんてとこが憎い。こんな生活いや、と言いながら窓から投げた首飾りを拾いにいくなんてシーンの残酷さ(犬がついて走ってる)などドキッとさせられる。[映画館(字幕)] 7点(2011-07-16 12:25:11)(良:1票)

3.  バグダッドの盗賊(1924) 《ネタバレ》 D・Fの身振りの大きさ。演技とかアクションとかいうより「パフォーマンス」と呼びたい。フルショットの多用で、もうバレーの世界ね。でもダイナミックな動きは舞台のものではない。馬にロープ引かせてベランダまでエレベーターしちゃうとか、そこから魔法のロープに飛び乗っちゃうとか。姫の部屋から逃げ出すキートン的倒木。こりゃワクワクさせられますよ。上山草人ら東洋系の顔が全部悪人てのはちょっとカチンと来ちゃうけど、ブキミなんでしょうなあ、西洋人にはこの手の顔が。そのブキミさだけを東洋系俳優は売りにしなければならなかったわけだ。この24年排日移民法が成立してる。28年になるが、推理作家ノックスの十戒ってのが出来て、その中に「犯人は中国人であってはいけない」という一則がある。現代なら「犯人はイスラム教徒であってはならない」ってなところだろう。そういう20年代。で映画では恐るべき東洋の侵略、次々とモンゴル兵になっていくあたりは、でもやっぱり見もの。兜みたいのかぶってんの。主人公が登場して、マジックソルジャーがボンボンと生まれてきて、大群集になってしまう。大セットによるまさに夢の工場だったんだなあ、としみじみ当時の映画産業を思う。[映画館(字幕)] 7点(2010-09-18 09:58:55)

4.  ハレルヤ ヴィダー監督が音を得て、まず黒人音楽こそアメリカの音だ、と判断したのは正しい。この時代にそう判断するのが、どの程度画期的なことだったのか分からないけど、ジャズの時代にそれ以前の音楽に注目し、スクリーンを黒人で埋め尽くしたのは凄いことなんじゃないか。少年たちのタップ、霊歌ふうのコーラス、ほとんど音楽映画と言っていい。熱狂している中を主人公の男が踊り子を追ってこちらへやってくるあたりは、鬼気迫るものがあった。あとはラストの無言の追いかけ。実に粘っこい。小細工のない監督、骨太の世界。沿道でのののしりも、変に堂々と続く。その彼女がしだいに引き寄せられていく感じ。簡単に言ってしまえば、一つのシーンに掛ける時間が長いってことなのか。聖人伝説的なタッチがあった。[映画館(字幕)] 7点(2010-08-30 09:46:52)

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