|
1. ハロルドとモード 少年は虹を渡る
《ネタバレ》 本当に生きていくのが辛い人、死にたいけど死ねない人、そういう人は、これ見よがしに自殺のお芝居とかしないでしょう。ただの甘えにしか見えなくて「こいつバカじゃね?」と思ってしまいました。それが正直な気持ちです。母親も「今回、本当の自殺だったら」と微塵も思うことがないのも、「なぜ息子が何度も狂言自殺を演じるのか?」真剣に悩むこともなく、ただセラピストに任せきりというのも、完全に病気。モードの描き方は悪くありませんが、飲んだら数時間後に死ぬ薬とか、それも死ぬまでにとくに苦しんでもいないとか、あり得ない。車が崖から落ちたと思ったら、その崖っぷちに立ってバンジョーをポロンポロン弾きながら歩き去るとか、本当に「時間返せ!」とムカッ腹が立ちました。[DVD(字幕)] 3点(2015-02-16 18:42:11)
2. ハリーとトント
高校生の時から音楽だけは知っていて、その音楽がわりと好きでよく聴いていて、聴きながら物語を想像していました。40代になってはじめてその物語を実際に見てみましたが、正直、なにがいいのかさっぱり分かりませんでした。この歳になれば人生の機微も少しは分かるようになり、こういう映画の良さを噛み締められるようになっていると思っていたのに・・・。老後の過ごし方とか思うことはあるけれど、この物語になにか参考になるものなり、共感するものなり、憧れるものなり、牧歌的なものなり、もの悲しく感じるものなり、何かひとつでも感じれればと思ったけれど、思ったことはひとつ「こんな退屈な時間を過ごしたくないな」でした。[DVD(字幕)] 1点(2011-06-08 20:20:58)(笑:1票)
3. ハロウィン(1978)
映画雑誌かなにかで読んだことがあるんですが、この映画、出来上がって試写をした段階で「劇場公開できない」と判断されたとか。で、カーペンター監督はフィルムの再編集とか追加撮影とかは一切しないで、同じフィルムを劇場公開にまで漕ぎ着けたんだそうです。カーペンターがやったのは音楽の入れ替え! どこまでホントなのかな~? でも確かに音楽ひとつで出来は変わって感じるものだと思います。この作品をきっかけに音楽を自作するようになったのかなと思ってたんですが、この作品以前から監督自らが音楽を手がけてるんですね。「B級監督」と言われる人ですが、この映画が公開された当時、十代だった僕は「音楽も自分で作ってるんだ、スゲ~!」と感心していました。映画自体の出来はともかく、音楽の効果について大きな意識を持つきっかけになった作品です。音楽入れ替え前の劇場公開ボツ版を観て比較してみたいです。当時「絶叫女優」とか言われてたジェイミー、すぐに消えてなくなる人だと思ってたら、意外と幅の広い活躍をしてびっくりなのも印象に。[地上波(吹替)] 3点(2011-03-11 02:50:02)(良:1票)
|