みんなのシネマレビュー |
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1. パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 故障により突然目覚めさせられ、絶望と孤独の中気が狂ってもおかしくないと思う。そんな精神状態だったからオーロラを起こしてしまったんだろう。絶対ダメなことはわかっていても分かる気がする。あとは特に珍しくもない展開が始まるけどラストで分かる二人のその後の暮らしぶりを想像すると清々しい気持ちになれたのでこの評価。 宇宙船や内部のデザインも素晴らしかった。特にプール。宇宙に飛び出てしまいそうなあんなプールで泳いで見たい。 Jin[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-13 00:08:46)《改行有》 2. 800万の死にざま 《ネタバレ》 主人公の元刑事マシューは娼婦のサニーと知り合い助けを請われ空港まで送る途中サニーは殺されてしまう。それは自分の責任だと言うことでその真相を突き止めようとするけど見ている側にその強い動機は伝わりません。何しろ相手は麻薬ディーラーのボス。アル中になって刑事の職を追われたマシューにとっては命懸けの追求になるからです。原作を読めば分かるのだろうけど、タイトルの【800万の死にざま】の意味が伝わらないのも残念。 でもアンディーガルシアの悪役ぶりは良かった。倉庫での取引も、いつ双方が暴発するかと言う緊張感も良かった。 ハードボイルド映画として十分楽しめたけど、やはりマシューのとった行動の理由に説得力を持たせて欲しかった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-10-20 23:31:13)《改行有》 3. 白昼の決闘 《ネタバレ》 2度目の視聴でした。率直に言って西部劇に期待するのは開拓魂を持った男たちのぶつかり合いです。恋愛色が強い本作はまあ、異色といえば異色なんでしょうけど、恋愛ドラマかよという感じですな。ただ、見所は悪役に徹したグレゴリーペックと情熱的でそれでいて揺れる女心を見事に演じたジェニファージョーンズですな。勿論名だたる名優たちもしっかりと脇を固めて映画を引き締めていました。 しかし、恋愛劇はやっぱし苦手な私でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-15 00:19:56)《改行有》 4. ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 ハンニバルレクター博士のファンの方々には受けが良くないようで。 確かにアンソニーホプキンスのレクター博士とはかなりイメージが違い、綺麗すぎるキャラでした。 しかしその綺麗さが狂気を際立たせており、薄笑いの表情はまるで般若。最高のキャスティングではないでしょうか。 また、レクター博士の異常性に明確な理由付けを行ったストーリーに、個人的には良かったと思います。 もちろんシリーズ最後の作品ということが前提ですが。 ただ、レクター博士の若い頃の侍並みの強さは如何なものでしょう。強さによる復讐というより、もっと知恵を生かし、心理的な恐怖を与えたほうがアンソニーホプキンスの天才レクター博士に近づけるのではないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-04-12 00:44:53)《改行有》 5. 八月の狂詩曲 《ネタバレ》 「となりのトトロ」を思い出させる導入部分から引き込まれました。子供の頃に母親の田舎に行った時を思い出し、郷愁の想いに浸れただけでも私にとってこの作品のポイントは高いです。 他のレビューにもある様に確かに説明が多いですが、テーマを考えるとそれも仕方ないかなと思います。村瀬幸子演じるおばあちゃんはこの夏の間に子供や孫を又ひと回り大きく成長させると土砂降りの雨の中、おじいちゃんに会いに行ってしまいました。息子、娘、孫たちがおばあちゃんをびしょ濡れになって追いかけるラストのシーン。その時傘が「ポン」と音を立てて傘がお猪口になる所は「さすが黒沢監督」と思いました。 このテーマの作品にアメリカ人であるリチャードギアを出演させることができるのも黒澤明をおいて他にはいないでしょうな。[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-10-27 00:39:18)《改行有》 6. パーフェクト・ストレンジャー(2007) 《ネタバレ》 ストーリーは悪くないし、ハルベリーもブルースウィリスも大好きな役者なのですが、あのラストはダメでしょう。本当の意味で騙されました。他の方のレビューにもすでに有りましたが反則ですな。語り部が「実は僕でした」と言う様なもの。と言うわけで最後はがっかりでしたが上記の両役者の演技にプラス一点でこの評価になりました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-10-06 10:13:11) 7. パンチドランク・ラブ 《ネタバレ》 よくわからない映画だけど何故か8点献上作品です。 冒頭のでんぐり返った車はその後どうなったのか。 置き去りにされたピアノの意味は。 それらはピリッと研ぎ澄まされた緊張感を生み出しているのは間違いなさそうですな。 常に何かが起きそうな感じを与えつつ、所々に用意した笑いで緊張感をほぐす。 それらがリズムになって少しづつ理解出来る様な演出が素晴らしいのと、清々しい空気を感じさせてくれる美しい映像も良かったです。 説明がないから映画の奥行きを感じられるシャレた作品でした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-07-23 23:53:51)《改行有》 8. バグダッド・カフェ 久々にいい映画を見たなと思いました。砂漠の中の渇いた人たちの集まる渇いたカフェ。そこへやってきたドイツ人女性のジャスミンはまさにオアシスのように店や人々に潤いを与えます。 「シェーン」では、ウィルソン役で悪のオーラを放っていたジャックパランスは流石に存在感がありましたね。ここでは良い人でですが。映画の余韻に浸りながらこのレビューを書いています。[地上波(字幕)] 9点(2014-03-21 00:47:14)《改行有》 9. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 《ネタバレ》 第一作と比べても全く遜色ありませんな。別の時間軸ができてしまったなんて発想が素晴らしくまさに夢のあるストーリーでした。この映画で難しいことを考える必要はないので純粋に映画を楽しめました。[DVD(字幕)] 9点(2013-05-29 23:27:26) 10. バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 これほど純粋に楽しい映画は少ないですね。難しい所はないけど複雑に絡まる時間の旅が面白い。 悪党だけれども憎みきれないビフもこの映画でワサビ的なキャラで魅力的。 逆に言えばこれをつまらないという人いるんですか?いないでしょ。 十数回この映画を見ている私は今日また見てしまい、今そのレビューを書いてる次第です。[DVD(字幕)] 9点(2013-05-29 23:17:26)《改行有》 11. パール・ハーバー 《ネタバレ》 これは何映画になるのでしょうか。中途半端な恋愛映画と思ってみれば腹も立たないと思います。戦闘シーンもCGたっぷりで迫力もイマイチでした。「トラトラトラ」を見た方でしたらその差は歴然でしょう。日本蔑視恋愛戦争映画とでもしておきましょう。[DVD(字幕)] 1点(2011-08-13 01:04:45)
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