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プロフィール
コメント数 375
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 ファンタジー作品だと思っていたのですが・・・軍と反体制ゲリラとの内戦の前線が舞台で、訳あって連れてこられた少女が裏世界にいざなわれ、行き来するという話です。内戦映画、ファンタジー映画は、それぞれ数多くあるでしょうが、双方濃密に描写した上で、融合させたところに新味を感じました。少女のみがファンタジー世界に落ちる構造は、小説「ふしぎの国のアリス」に近いですが、軸足をリアル世界に置いているところが異なります。ファンタジー世界をお花畑ではなく、虫や蛙、異形がうごめく陰鬱で泥臭く生臭い世界として描いていて、その過剰なビジュアルが面白いのですが、現実世界と絡み合ったときに、マジックリアリズムのような風合いとなるのもまた面白いです。展開は、ありがちの逆を行くことが多く驚かされるのですが、奇を衒ったようには感じられず、ごく自然な流れです。最後には複雑な余韻を残す、よく練られたシナリオだと思いました。今まで映画で見てきた鬼軍人の中でも結構レベル高いな、彼は。[DVD(字幕)] 10点(2023-04-05 20:39:26)

2.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 予備知識無しで見ることができて、とても満足です。半ば過ぎまでは、タイトルと記憶喪失の主人公から考えるに、時系列がシャッフルされた断片的な記憶が徐々に繋がり、最終的に因果関係が1本に集約しナルホドと納得する「メメント」のような作品かなと思ってみていました。ですが、どうも違う要素が入ってきて「???!」。事態が飲み込めたのは、結構後になってからですが、ほどよい混乱の後の納得感が心地よかったです。あまり説明的にならないバランス感覚が素晴らしいです。切ないエンディングに「魔法少女まどか」のほむらを思い出しました。とはいえ、思いのほかサラリとしててこれはこれでいいです。障害者ケースが一番残酷なんですけどね。あれで踏ん切りが付いたのかも。[DVD(字幕)] 8点(2023-05-19 17:58:41)

3.  パキスタン・ゾンビ 《ネタバレ》 スプラッターホラー映画の常道中の常道を、真っ直ぐに走り抜けていく、たいへん潔く、すがすがしい作品です。パキスタンの娯楽映画というだけで希少性は十分なので、下手なひねり方をしなかったのは正解だと思います。環境問題を絡めた痕跡は見て取れますが、幸か不幸か、大して意味を持たずに済んでおり、ギリギリセーフといったおもむきです。パキスタン風の痛車、小人症風のゾンビなどは、ツボを押さえていますし、迷い込んだ山林の中、鳥の足やらがひもでぶら下がっている光景は、シュルレアリスム的な美的感覚を押さえていますし、細部までこだわっていながら、テンポが良くて、ダレることがないです。要所要所の止め絵もリズムを良くしています。監督はパキスタンのホラー好きなアイスクリーム屋のオッチャンと聞いて、更に驚きました。趣味で撮ったにしては、出来が良すぎです。当初は本国では上映が禁止されていたとのことです。自国製作の映画が少ないところに来て、よりにもよって、何でいきなり、これですか?というのは確かにありますよね。禁止にする気持ちもわからないでもないです。物には順序というものがありますよね?的な。[DVD(字幕)] 7点(2024-06-04 19:30:38)

4.  バス174 《ネタバレ》 元ストリートチルドレンの黒人青年が、ピストルを片手にバスをハイジャック、乗客を人質に立てこもった事件を扱ったドキュメンタリーフィルムです。人の集まるリオの街中で発生し、テレビで生中継され注目を浴びた事件。バスという前面ガラス張りの密室で起き、犯行の一部始終が映像として残るレアなケースで、これに、犯人の知人、人質、警察関係者のインタビューなどを適宜加え、事件の背景となる、著しい格差社会・差別社会と、警察の腐敗などを浮かび上がらせる手法です。それにしても、警察の下手の打ち方が頭抱えるレベル。ネタバレになりますが、犯人狙撃のチャンスをことごとくスルーした後に、無茶して人質に弾を当てたり、生け捕った犯人を、もみくちゃの中で首締めて殺しちゃったり。BRICsとか言われていますが、どちらかというと失敗国家ですね。なるほど、こういう社会なのね、オリンピック開催してる場合じゃないわと思いました。あと、ここからは勝手な連想ですが、日本のように島国で村社会を引き摺っていると、一人勝ちしない方がいいという感覚が働くものですが、大陸、移民国家だと、そういった空気は読まず、結果、著しい格差社会が、貧困層だけでなく、富裕層の命をも危険に晒すことになり、富裕層の自業自得と言えなくもないのですよね。とは言っても発展途上国の富裕層は、たまたま既得権益を保持しているだけの存在であり、イノベーションを生み出して社会に貢献するような能力は持ち合わせておらず、国民が豊かになれば需要が拡大し自分も豊かになるというサイクルとは無縁なので、ゼロサムの利益に既得権益層がしがみつき、社会が変わりようがないという途上国あるあるパターンがあります。ブラジルもそれを抜け切れていないのかなと。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-26 15:52:06)

5.  パッチギ! 《ネタバレ》 1968年の京都の朝鮮学校(高校)に通う朝鮮人(主に不良)と主人公の日本人高校生を含めた青春群像劇。高岡蒼甫は朝鮮学校の不良のリーダー役で、その妹が沢尻エリカで、その妹に主人公の塩谷瞬が惚れているというのが大枠です。前半、血の気の多い喧嘩シーンが延々と続き、泥臭さとコミカルな味付けなのですが、これがとにかく面白くなくてとても辛かったです。監督のアイデンティティというかこだわりの部分だと思われ、好き嫌いが別れるところでしょうね。後半は、それなりにドラマが展開されて、かなり持ち直しました。総じて、ふんだんに集めた若手の役者がきちんと演技をしていて好感が持てました。特に、劇中で高岡氏に孕まされる楊原京子(現:松永京子)は良かったですね。たぶん出演者の中ではもっとも美人なのですが、色々がんばっています。後で、テレビ朝日の深夜番組「虎の門」の「こちトラ自腹じゃ!」という井筒監督の映画批評のコーナーでフォロー役をしていた娘だと知り、懐かしく感じました。まだ、テレビが面白かった時代ですね。主人公の塩谷瞬はキュート。相手役の沢尻エリカは童顔で顔が小さくて、顔のつくりもちんちくりんなのですが、体がずんぐりと厚みがあって、そのアンバランスが面白くて魅力的ですね。いままで全然興味なかったですが。本作品は、在日朝鮮人社会を扱ってますが、作者らの懐かしき記憶、過去の風景をベースに、物語を膨らませたものであり、政治的な意味合いは希薄だと思います。時代設定が1968年となっていて、全共闘の学生運動も絡めていますが、熱病的な暴発も含めて人が持つエネルギーがテーマなのかなとは思いました。[DVD(字幕)] 5点(2024-04-14 17:30:49)

6.  バトル・オブ・リガ 《ネタバレ》 珍しいラトビア映画。バルト三国のどこかくらいの知識しかありませんね。第一次世界大戦後、ロシア革命のさなかの1918年。ラトビアは独立を宣言していたようです(気づかなくてスマンm(_ _)m)。本作は、独立宣言後のロシア・ドイツ統一軍による首都リガへの侵攻を扱った作品のようです。主人公男性は、ラトビアの独立のために国軍を作ろうという運動家?で、婚約者との結婚を間近に控えていたのにもかかわらず、すぐ帰ると言って出征したまま何年も帰ってこず、婚約者女性がその帰りを待ち続けることになるという出だしです。(この出征の目的がよくわからない。)主人公がようやく帰って来たところ、婚約者の女は、言い寄ってくる金持ちの男もいるし、こんなに待たせるなんて愛してないに違いないなどと言い出して、ゴタゴタするという、どうでもいい緊張感のない話が続くのが前半です。後半は、ロシア・ドイツ統一軍がリガの街に侵攻してきて、雰囲気が一転、やっと戦争映画風になります。軍隊の体を為していないラトビア軍が敵う相手ではないため、政治家は住民に対してリガの街の明け渡しを説きますが、主人公男はこれに反発して、奇跡の大逆転ウルトラC作戦を考案。住民達も賛同して、命がけで闘うことに。続きは作品をご覧ください。全体的に絵作りはとても丁寧なのですが、映像が小綺麗すぎて、臨場感や切実感、躍動感が今一つ伝わってこない感じがしました。ヨーロッパは石造りの街というイメージがありましたが、木造構造物が混じった美しい街並みでした。特に木造の橋が美しく、これが爆破される映像は見ごたえがありました。一方、ストーリーは、悪いドイツをやっつけて独立を勝ち取るという単純な勧善懲悪で、深みが感じられませんでした。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-21 17:59:30)

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