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プロフィール |
コメント数 |
848 |
性別 |
男性 |
年齢 |
48歳 |
自己紹介 |
思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。
ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!
レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪ |
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1. 非情の罠
《ネタバレ》 67分の物語。日本初公開時は43分。切られたであろうおそらく暴力的なシーンはどこだか検討がつきますが、オリジナル完全版しか知らない私にとって、どうせ43分にするならもっとテンポ良く全体を進めた方がいいのでは?というくらい、ある意味キューブリックらしくゆっくりな展開です。
しかしながら目を見張るシーンも非常に多い。ボクサーが悪夢にうなされるシーン(ネガ反転映像が、高速で街中を直進するシーン)は、「2001年宇宙の旅」に出てきたスターゲイト突入のシークエンスを思い出すし、光と影のコントラストも、カメラマン出身のキューブリックならではの芸術的センス。ボクシングシーンも、スコセッシの「レイジングブル」や、タランティーノ作品に影響を与えた事は必至で、翌年の「現金に体を張れ」でより浮き彫りにされる事となります。最後の格闘シーンは、ビルの上を噂では許可を得ずに撮影したとか?マネキンのあるラストの格闘も実に大胆な構図でカッコいい!
「金が無いならアクションかサスペンスを撮影しろ」という時代に、今までに無かった大胆な撮影法で映画界に挑戦状を叩きつけたとまで言われた「非情の罠」。キューブリックの原点たるこの野心あふれる作品を、お時間がある方にはお薦めします。[DVD(字幕)] 6点(2004-09-22 17:57:53)《改行有》
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