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1. ピンク・フラミンゴ
中学生の頃に観た記憶があるのだが、さっぱり面白くなかった。下品なネタも引いてしまうだけでとくに笑えない。これだったらガキの使いでも観ているほうが数百倍マシ。普通の意味で面白くないのはもちろん、話のネタになるほどの問題作でもない。この程度のエグい映像なんて探そうと思えばいくらでもあるでしょう。なんというか、あらゆる意味でつまらない。この世から消えてしまってもまったく惜しくない、稀有な作品の一つ。限りなく廃棄物に近い。[ビデオ(字幕)] 1点(2007-11-25 22:28:58)
2. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 ラストシーンのさらに後、離れ離れになった二人はこれから先、どんな思いで生きたのだろうかと考えてしまう。かつての伴侶への愛情と、現在の伴侶、息子や娘への愛情。どれも本当の気持ちだからこそ、胸の中でせめぎあう複雑な葛藤に折り合いをつけていかなければならないのだ。数奇な運命に翻弄されたあげく迎える、どうにもならない結末。いつまでも、深く余韻が残る作品だ。一面に咲き乱れるひまわりの映像は圧巻で、言葉に尽くし難い。大きな傷を受けて、それでもなお太陽に向かって真っ直ぐに立とうとする意志。その強さが、哀しく、同時にたとえようもなく美しい。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-14 13:05:47)
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