みんなのシネマレビュー
やましんの巻さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


…………………………………………………


人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


…………………………………………………

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  ビフォア・サンセット 《ネタバレ》 映画の初めの方で、ほんの少しだけ前作『恋人までの距離《ディスタンス》』の映像が登場するところがある。そこには9年前のイーサン・ホークとジュリー・デルピーがいて、やはり若いというか、初々しい。その後、あらためて画面に現在のふたりが映し出される時、ぼくたち観客もまたある深い感慨にとらわれるだろう。「ああ、あれから本当に9年たったんだ…」と。 9年前に出会ったアメリカ人青年とフランス娘の、パリでの再会を描く本作。映画の中のふたりも、演じるイーサンとジュリーも、それぞれ9年という歳月を経てきたことを、この10秒にも満たない前作のインサートによって実感させる。それだけで、いとも鮮やかに虚構と現実それぞれに流れる“ふたつの時間”を重ねるのだ。あわせてこの作品は、85分という上映時間と物語の進行をシンクロさせるという“離れ業”を実現してみせる。今は作家となったイーサン・ホークがパリを発つまでの85分間を、映画はきっちり85分で描いてみせるんである! …この「演じる役者/演じられる登場人物」、「映画の上映時間/映画の中の時間」という“現実と虚構”の境界線を曖昧化することで、そこには、「真実味(リアリティ)」という以上の「リアル」が実現されているだろう。イーサンとジュリーはただこの役を演じていうのじゃなく、この役を「生きている」という…。その上で、映画の中のふたりが「9年間」という《ディスタンス(距離)》を「85分間」で埋めることが出来るかどうか、観客もまた固唾を飲んで見守り続けることになる。それはどんなサスペンス・ドラマよりもハラハラさせられ、またどんな人間ドラマよりも人生の“真実(リアル)”に満ち、さらにどんなラブストーリーよりも“恋愛(あるいは、男と女)”そのものの核心を、ぼくたちに見せて(=教えて)くれるに違いない。 そして見終わった後に、ぼくたちはきっと確信する。イーサン・ホークとジュリー・デルピーのふたりは、間違いなく「映画史上最高のカップル」である、と。何故ならこのふたりは、この現実においても間違いなく「最高のカップル」に違いないのだから。…少なくともこの映画を見たアナタなら、その一点においてきっと誰もがそう思ったことでありましょう。 …でも、ジュリー・デルピーLOVEな小生にはツライ映画だったよぉ~。何でユマ・サーマンと別れたんだよぉ、イーサン・ホーク!(笑)10点(2005-03-22 16:44:50)(良:1票) 《改行有》

2.  ピストルオペラ 鈴木清順カントクって、かつて映画会社の社長サンから「わけの分からん映画ばかり作られては困る」と言われ、クビになったツワモノです。その「わけの分からん」と言われた作品が、『殺しの烙印』。 で、この映画、その34年ぶりの“続編”というか、新バージョンなんだけど、これが前作に輪をかけて「わけの分からん」シロモノなんすよねぇ…。 お話しは、いたってシンプル。「組織(ギルド)」に所属するプロの殺し屋たちが、ナンバーワンの座を競って殺しあう…という、ただそれだけのもの。だのに、あれよあれよと、奇怪な映像とデタラメ極まりない展開によって、見る者はトロンプ・ルイユ(騙し絵)的な迷宮世界へと迷い込んでしまう。特に後半の、「世界恐怖博覧会」なる見世物小屋(?)で繰り広げられる、江角マキコ演じるナンバースリーの主人公とナンバーワンの対決なんざ、あまりのシュールさに相当の清順ファンですら頭を抱えるんじゃあるまいか… 正直ぼくも途方に暮れつつ、けれど、ここまで徹底しているといっそ“痛快”な気分にさせたれたものです。う~ん、これって、結局のところ、したり顔で自作の〈大正浪漫三部作〉を持ち上げた批評家や(ぼくのような)観客に対して、清順師がアッカンベ~をしてみせたものじゃないか。“ワシの境地にどこまでついてこれるかい?”というイヂワルだけど愛嬌たっぷりな師の、赤々とぬめった「舌」だけをぼくたちは見せられたんじゃあるまいか… だから、「バカにするな!」と怒る向きも、ただ絶句する向きも、どちらも「正しい」見方でしょう。ともかく、ひとつ言えるのは、この映画の前にゴダールもデヴィッド・リンチも、「まだまだ“修業”が足りん」ということでしょう。まったく、その独創(=独走)ぶりには、0点か満点かで応えるしかありませぬ… あ、そこのあなた、爺ィの「アッカンベ~」を見続ける覚悟と“寛容さ”がおありですかぃ?10点(2004-07-16 16:13:30)(良:3票) 《改行有》

3.  ピーター・パン(2003) この手の映画にあれこれ理屈をコネるなど、野暮って言われそうなんで、代わりに「10点」満点を献上して、ぼくがこの映画から受けた感銘に応えたいと思います。何なら、「今年のベスト作品(のひとつ)」と言い切ってもいい。ビジュアル面では明らかにディズニーのアニメ作品に追従しているかもしれないけれど、この映画には、いかにもディズニー的な「アメリカン・」ヒーロー然としたピーターはいない。永遠に「子どものまま」でいるとは、「時のとまった者」のことであり、それは「死んだ者」のことだ。そして、ネバーランドとはまさしく「黄泉の国」にほかならない…という、深い、深い、深い悲哀の感情と感傷こそを、ぼくは本作から受けとめる。そう、12歳で死んだ子どもは、永遠に12歳のまま彼を知る者の心の中で“生き”続ける。それが、ピーター・パンだ。その透明な孤独を、純粋な哀しみを、それゆえの愛しさを、ぼくはこの映画とともに共有し、慈しみたいと思う。…ピーター・パンが「死んだ子ども」だって? そんなこと原作にだってどこにも書いていないじゃないか! とおっしゃるだろうか。あまりにも強引なこじつけだと。…ならば、こう言い直させていただこう。この、一見するとただ可愛らしいファンタジーには、少なくともそういった、見る者の感情を揺さぶり、内省へと導き、切ないまでの感動で打ちのめすエモーションが満ち満ちていると。美しい、本当に、心から美しい映画だ。(…理屈はコネないと言いながら、長々とスミマセン。) 10点(2004-05-06 17:38:55)(良:1票) 《改行有》

4.  ピンポン 意外にも賛否両論なんで、ビックリ! 全体的に、この映画は受け入れられ、評価されているんだろう…と、勝手に思い込んでいたので。映画見てから原作漫画を読んで、見事にハマリました。その後、映画のDVDを買って、やっぱり何度も見直してしまいました。つまり、どっちがというんじゃなく、どっちも好きなんです、ぼくは。何故? コミックも、映画も、「性」を介在させない、見事に少年期そのものの「清潔さ」を見事に、鮮やかに表出し得ていたから。高校生とはいっても、ペコもスマイルも、出会った頃の小学生時代からずっと彼らの”内なる時間”はとまったままだった。それがあらためて動き出すまでの「試練・葛藤」こそが、コミックの、そして映画のドラマの骨子だったのではないでしょうか。どちらも、そういった部分を、これ以上なくピュアに、古臭い”汗と泥と涙”の熱血スポーツもののパターンから程遠い「新しさ」で描いたものとして、ぼくは高く高く評価する者です。素ッ晴らしいじゃん、これ!9点(2003-06-02 13:01:46)

5.  HERO(2002) チャン・イーモウとしては、やはり先行するアン・リーへの対抗意識があったのか? それとも、チェン・カイコーに対して? …しかし、彼はウォン・カーウァイの『楽園の瑕』こそにもっと学ぶべきだったんじゃないか。あの、ほとんど失敗作すれすれのところで奇蹟のように「映画」を成立させた、カーウァイの最も野心的かつ真摯な凄みに比べ、イーモウの本作は(いつもの彼の作品同様)あまりにも破綻なく達者で、まとまりすぎている。もっとも、それこそがこの才人の魅力であり限界でもあるのだし、そういう意味では見事に観客の期待を裏切らない出来映えは、やはり評価しなくちゃなんないだろうなあ。とにかくマギー・チャンとトニー・レオンのふたりが、あまりにも素晴らしい! その分、ジェット・リーがワリを食っちゃったけど。8点(2003-09-09 12:55:16)

6.  ヒューマンネイチュア チャーリー・カウフマンの脚本が持っていたウィットが、たんなるイヤミなドタバタになっちまってる…。『マルコヴィッチの穴』との差は、所詮カントクの才能の違いってワケかあ。残念! それに、パトリシア・アークェットが、何故か乳首を出し惜しみ(?)していることが、もっともっと残念!! 猿オンナの役のくせに、だったら引き受けるなっつーの。3点(2003-05-30 18:34:39)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS