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プロフィール
コメント数 418
性別 男性
自己紹介 1959年生まれの48歳。
神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する
市井の人であります。
ま、コツコツとレビューしようと思ってます。

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1.  ひかりごけ 《ネタバレ》 この映画は三國連太郎に尽きます。同僚の死肉をモグモグと、何事もないかのように食べる時の顔の表情がインパクト大。やはりこの人、名優中の名優だが怪演もホントに良く似合う。しかも演技だけではなく口から発する方言も素晴らしく、独特の味を醸し出している。第二次世界大戦中、4人を乗せた輸送船が冬の北海道の羅臼沖で消息を断ち、船長だけが生き延び無事生還したという実話を基にした作品。原作は武田泰淳の同名小説で、監督は熊井啓。洞窟に避難するものの、辺り一面氷雪に覆われ身動きがとれない。しかも食べ物が何もない。一人また一人と餓死するわけだが、生き残った者がその死肉を食って生き延びる。何というこの世の不条理。船長(三國連太郎)が繰り返し口にする「なんともってねぇ」「がまんしているんです」…これらの台詞、様々な意味に受け取れ妙に説得力を持つ。実話もさることながら、やはり戦時下という狂気に満ちた時代だからこそオゾマシさが倍増するのであろう。本作は90年代の邦画を代表する、優れた群像劇のひとつと言ってよいと思います。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-30 23:22:23)

2.  ひめゆりの塔(1953) “ひめゆり部隊”とは大平洋戦争末期、勤労奉仕と称し最前線に駆り出された沖縄師範学校女子部と第一高等女学校の生徒達のことで、負傷兵の手当てや死体運びなどに従事させられた看護部隊のこと。そのほとんどが10代半ばから19歳であり、犠牲者は教師を含み194名に上り、生き残った者はほんのわずかだったという。そんな彼女達の、最後の悲劇となる壕跡の上に建てられた慰霊碑が「ひめゆりの塔」である。大平洋戦争に於いて、夢多き学徒達が悲惨な結果をたどるという歴史的事実を取り上げた戦争映画の名作としては、関川秀雄作「きけわだつみの声」と双璧を成すものであろう。このような人間としての良心により生み出された作品に対しては、心から敬意を表さずにはいられない。原作と脚本は水木洋子で、監督は名匠今井正。当時の日本を代表する俳優陣が出演しており、津島恵子を初めノーギャラでもいいから出させて欲しいと、監督今井正のもとに直訴したというのは有名なエピソード。今井正の力強い描写はもちろんのこと、彼女達の体当たり演技がリアリティを高め強烈なメッセージを放つ。米軍戦闘機による機銃掃射に空爆。抵抗の術を持たない彼女達はただ逃げ惑うだけであり、銃弾に射抜かれたり爆撃で五体バラバラになる様は凄絶過ぎる。鬼畜米英に殺されるより、手榴弾で自決する場面は目を覆いたくなるほど悲痛である。しかし生き残った女性の証言によると、実際はこの映画の比ではなく想像を絶する地獄絵図であったという。この悲し過ぎる歴史的事実を決して忘れてはならない、と訴えかけている本作を世に出した今井正の功績は余りにも大きい。10点(2004-03-30 11:02:32)(良:2票)

3.  ビロウ 第二次世界大戦最中、密閉された潜水艦内で起こる奇怪な現象、というミステリアスな内容につられて見たわけなんですが …。うーん、説明不足な展開と粗い編集でどうにも見づらい。とくにB級ホラーにありがちの、観客を“わっ”と驚かすようなドでかい効果音だけはヤメて欲しかった。監督の演出がマズいのか、元々こんなタッチなのか、とにかく作風に馴染めませんでしたね。せっかく題材とアイデアが良かっただけに残念な映画。4点(2003-12-20 20:30:16)

4.  必死の逃亡者 名匠ウィリアム・ワイラー監督がヒューマン・タッチに描いたサスペンス映画の傑作。平和な一家に三人の脱獄囚が突然押し入り、家族全員が人質となってしまう。ハンフリー・ボガート演じる犯人側の頭グレンと、家族を守り抜こうとする一家の主ダン(フレドリック・マーチ)の必死の駆け引きを軸に、手に汗握るサスペンスが展開されていく。緻密でスキのない構成、一級品の演出に圧倒される人物描写 …等々、ワイラー監督の見事なまでの手腕にはただただ脱帽。とくにラスト。弾を抜いた拳銃が鍵となるクライマックスは圧巻だった。極限状態で繰り広げられるグレンとダンの息詰まる駆け引き。深まる家族愛。さらに父と子の信頼をも見事描き切っていた。9点(2003-09-21 20:03:32)(良:3票)

5.  ビルマの竪琴(1956) 日本映画史上に輝く素晴しい名作。情感豊かに人間愛を描いた感動作なんですが、切々と訴える反戦映画とも言えます。市川崑監督の丁寧で味わい深い演出がひときわ冴える。とりわけ、水島上等兵(安井昌二)が山のような日本兵の死体をまの当たりにして、なぜ彼が僧となりこの地に残るのかが説得力を持って描かれている。役者陣の確かな演技も申し分ない。とくに井上小隊長を演じた三國連太郎の誠実で人間味溢れる演技が秀逸かつ印象的。「植生の宿」を初め伊福部昭の音楽が感動を盛り上げる。ラストに用意された「水島の手紙」はもちろんだが、水島が柵越しに弾く別れの「仰げば尊し」にはもう涙ボロボロ。個人的には、邦画史上指折りの感動的シーン! ! また、市川崑という監督の偉才振りをも教えられた記念すべき作品でした。10点(2003-08-16 13:27:00)

6.  ひまわり(1970) 監督は名匠デ・シーカ。イタリアを代表する大物俳優、ソフィア・ローレンにマルチェロ・マストロヤンニ。しかも男女の悲劇を描いた見事な反戦映画。世界映画史に輝く切ないラブストーリーの名作!…に違いないわけなんですが、ただちょっと、キャスティングにイメージが湧いてこないんですよね。リュドミラ・サベリーエワは良いとして、ソフィア・ローレンは「ラッタッタ~」で快活なネアカイメージが強いし。マストロヤンニは老けておっさんみたいだし。(失礼 ! ) と言いつつもヘンリー・マンシーニの音楽を思い出すと、うっ涙が…。8点(2003-05-31 13:11:07)

7.  羊たちの沈黙 吸引力に満ちたスリリングな演出、緊迫感溢れるシャープなカメラワーク、見せ場の多い秀逸なプロット。そしてなにより、実力派キャストが見事に演じ切っているがゆえに、安直なホラーやありきたりなサスペンス物で終らせておらず、スキがなく格調高い作品に仕上がっている。鬼気迫るレクター博士を怪演したアンソニー・ホプキンス。勇猛果敢なクラリス役を好演したジョディ・フォスター。まさに相乗効果とはよく言ったもので、この二人の演技力なくしては、これ程見応えのある作品には成り得なかったかもしれません。ガラス越しでの緊張感溢れる対話シーンは言うまでもなく、レクター博士の鉄檻からの脱出劇は見事の一言。ラスト、クラリスがバッファロー・ビルの家屋へ単身突入する場面も見応え十分。まさにサイコ・サスペンスの傑作です。9点(2003-04-26 23:35:49)

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