みんなのシネマレビュー |
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1. ピンクの豹 《ネタバレ》 映画の前半部分はお話の内容と人物関係がよく理解できずかなり退屈で、こけるとぶつかるだけのピーター・セラーズはちっとも笑えません。中盤からはクルーゾーの部屋での卿とジョージのかくれんぼ・金庫を開ける二人のゴリラ・夜の広場でのカーチェイスを達観する爺さんの3つの場面は面白い。これはドリフのコントの元ネタになってるなと感じるシーンも多かった。王女役のCCが加賀真理子に見える。[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-08-15 09:59:05) 2. ピンクパンサー カーテンに無闇な空手チョップなどピーター・セラーズを真似ようとすればするほど違和感を感じてせっかくの羽間道夫氏の吹き替えがもったいないし、笑いのセンスは洗練度が不足気味でピンクパンサーシリーズよりもMr.ビーンのジョニーイングリッシュのリメイクと言った方が近い。オリジナルを良く知る人には不向きでS・マーティンのファンなら楽しめるかもしれない。 ジャン・レノの顔がビタミンウォーターを飲む前の速水もこみちのように間延びして見える。[CS・衛星(吹替)] 6点(2007-08-15 14:26:09) 3. ひまわり(1970) 生死も分からぬまま探して探しぬいた挙句にやっと見つけたアントニオ。汽車から降りてきたその姿を見た途端何も言わずにその汽車に飛び乗って泣き崩れるジョバンナ。立ちすくむアントニオ、足元に落ちている自分の写真を拾い上げてすべてを悟り、ジョバンナの想いを知る。台詞は全く無い。状況描写だけの絵と誇張の無い自然な演技。僅かこれだけで二人の胸の内に湧き上がる感情を身震いするほどに感じて取れる。素晴らしい。完璧だ。再会の場面では敢えて抱き合うこともせず、こうなってしまったことの怒りをぶつけ罵り合う事も無い。戦争に巻き込まれ、狂わされてしまった不幸な運命を受け入れてお互いを認め合った上で永遠の別離を誓う。素晴らしい脚本の出来と二人の名優の演技力と落ち着いた映像と美しいテーマ曲。それぞれの相乗効果により心に響く感動の名作が生まれた。10点(2004-12-23 22:48:33)(良:2票) 4. ビッグ・ビジネス 設定がとても面白い。よくある一人二役の映画の中でもこれはなかなかよく出来ている。次第にどっちがどっちなのか分からなくなってくるけれど周りの人間たちの混乱ぶりが笑える。ただ主役の二人のおばさんがあまり魅力的に感じられないのが残念です。7点(2004-10-30 09:36:24) 5. ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! 「A Hard Day's Night」を聞くと、伝説の番組「突然ガバチョ」を思い出すのは私だけでしょうか。すべて巧妙に仕組まれた台本通りの演技なのか、それともぶっつけ本番のアドリブなのかどんな風に撮影していったのだろう。細かなユーモアのセンスが上々で今観ても充分面白い。これをまねて日本でもザ・スパイダースが同じような映画を撮っていたけどこちらはマチャアキ中心の完全なお笑い映画になっていた。6点(2004-09-11 17:14:27) 6. ピンク・パンサー2(1975) 久しぶりに観たが、爆笑することはないものの最近のコメディ映画より十分笑える。回転ドアの場面や水着の女性につられてプールに落ちる場面等、世界中のコメディアンに影響を与えたであろうセンスの良さは今も充分輝いている。7点(2004-04-24 17:57:04)
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