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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  引っ越し大名! 《ネタバレ》 国替えをテーマにした時代劇というのは珍しいと思うし、「超高速!参勤交代」と原作・脚本が同じ人というのもうなずける。もちろん話自体も面白い。しかしどうもメリハリが悪く、けっこうシリアスな題材をコメディタッチで描いている作品だと思うのだが、コメディ要素が少し強すぎて全体的に軽すぎる印象で、見やすい娯楽時代劇としてはそれでいいのだが、もうちょっと重さがあっても良かったのではと思う。それでも主人公が国替えの準備のために奮闘している前半は興味深く見たし、主人公が本当に大切なものならすべて書き記すことが出来るだろうというシーンは言われてみればその通りかもとも思って印象にも残るし、人を減らすためにリストラを慣行するシーンも少しやるせなさがある。しかし、後半は急ぎ過ぎた感があり、主人公が国替えに同行することが出来ないヒロインと結婚するのはかなり唐突に感じるし、西村雅彦演じる悪役も途中にチャンバラを入れるために出した登場人物という感じで、少し無理やり感がある。それに終盤も急ぎ過ぎな感じがして慌ただしい印象で、もうちょっとじっくりと描いても良かったのではと思ってしまう。(いきなり時代が飛んでしまったのはビックリ。)全体的に見て二時間以内にまとめるのは無理があったような感じがして、せめて二部作くらいならと思わないでもないが、そうもいかないのだろう。今年初めに見た「ジョゼと虎と魚たち」がすごく良かった犬童一心監督だが、やはり作家性の強い監督ではなく、職人監督として仕事を卒なくこなす監督なのだと思う。(犬童監督の映画をいちばん最初に見たのは「タッチ」だったのだが、もし「ジョゼと虎と魚たち」を最初に見ていたら一発屋監督の印象が強くなっていたかも。)ちなみに、ユニコーンの主題歌は本作の雰囲気にとてもよく合っていた。[DVD(邦画)] 6点(2021-09-04 23:45:17)

2.  必死剣 鳥刺し 《ネタバレ》 藤沢周平の「隠し剣」シリーズの一篇を映画化した平山秀幸監督の時代劇。山田洋次監督以外の藤沢周平原作映画を見るのは初めてだったが、かなり本格的な時代劇でなかなか面白かった。打ち首覚悟で藩主(村上淳)の側室(関めぐみ)を斬殺したトヨエツ演じる主人公・兼見の処分がなぜ軽かったのかという点は最後まで興味を引くし、この主人公の生き様とでも言おうか、それを描いたドラマとしてもよく出来ていると思う。この兼見と吉川晃司演じる別家との対決、およびその後の大人数を相手にした決闘シーンがすごい迫力で、最近はCG処理されることの多い流血シーンを血糊で撮影したりしていてかなり気合が入っていてこれぞ本物の時代劇という感じがした。そして最後に兼見が繰り出す必死剣 鳥刺し。先ほども書いたように最初、側室を殺めた時点から死を覚悟しているような兼見だが、この技はまさにそんな兼見の執念がにじみ出ていて本当にすごかったし、兼見を利用するだけしておいて側室同様に道理に反することをし、結局は鳥刺しによって命を落とした家老・津田(岸部一徳)や最初に兼見に殺された側室の最期は兼見とは対照的でなんとも皮肉めいている見事な結末だった。最後のシーンが来るはずのない兼見を待ち続ける里尾(池脇千鶴)というのも余韻を残すうまいラストシーンだった。ただ中盤あたりに兼見と里尾の濡れ場があったのは余計だったかな。それに岸部一徳を時代劇で見るとたいがい悪役なので意外性に乏しく、側室役の関めぐみもわかりやすすぎる悪女でちょっと残念。とはいえ、トヨエツを時代劇の主役で見るのは初めてかもしれないが、静かな抑えた演技で味のある演技をしていてとても良かった。それにかなり久しぶりに見た平山監督の映画だったが、また平山監督の映画に興味がわくにじゅうぶんな出来だったと思う。[DVD(邦画)] 7点(2020-12-14 17:48:02)(良:3票)

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