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プロフィール |
コメント数 |
220 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://plaza.rakuten.co.jp/maika888/ |
自己紹介 |
正直、生まれは平成じゃないです。かなり、昭和なムード。昔みた映画を思い出しながらレビューしますので、記憶がずいぶんあやふやかも。なにか変なところがあったら、http://plaza.rakuten.co.jp/maika888/のほうにツッコんでおいてください。
好きな女優 「或る夜の殿様」の山田五十鈴、「近松物語」の香川京子 好きな男優 「お茶漬けの味」の佐分利信 好きなキャラクター グレムリンちゃんとマシュマロマン
☆評価基準 10点:超絶。ほとんど奇跡。 9点:傑作。かつ大好きなんだもーんッ! 8点:傑作だし、好きデス。 7点:素晴らしいです。好みの映画です。 6点:まあ、悪くないと思います。 5点:なにか気になるものはあります(~~; |
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1. 緋色の街/スカーレット・ストリート
《ネタバレ》 GYAOの無料動画で視聴。あまりの素晴らしさに打ちのめされました。これほどの傑作が2012年まで日本未公開だったとは!
設定そのものがとても魅力的ではあるものの、中盤まではサスペンスなのかコメディなのかハートフルストーリーなのかまったく予測できません。
ぎりぎりのところまでコメディタッチの洒落たサスペンスと見せかけて、最終盤で一気にノワールへと変貌する!これは結局のところ、しがなくも実直で勤勉だった中年男が、その善良さにもかかわらず転落するという報われない物語。今でいうところの「イヤミス」ですね。ラストシーンで「神の子は今宵しも」や「ジングルベル」などのクリスマスソングが流れるところも不気味で秀逸。べつにイヤミスが好きなわけではありませんが、この作品にはすっかり魅了されました。脚本がきわめて巧みで、とくに終盤部分で関係者の証言がみごとに一致するところなどは唸ります。
なお、原案はルノワールの「牝犬」だそうですが、タイトルを「Scarlet Street」に変えたのは、もしかしてゴシック小説の「緋文字(The Scarlet Letter)」やコナン・ドイルの「緋色の研究(A Study in Scarlet)」に関係してるんでしょうか?
追記:きっとNYのグリニッジ・ヴィレッジが赤煉瓦の町だから「スカーレット・ストリート」にしたんでしょうね。逆にいうと、そのために物語の舞台を、原作のモンマルトルからグリニッジ・ヴィレッジに変えたのだと思う。[インターネット(字幕)] 9点(2022-09-18 02:48:37)(良:1票) 《改行有》
2. 悲情城市
映画史に叩きつけたとんでもない傑作。と同時に、侯孝賢の作品の中では特異なほど密度の濃い映画でもある。彼の他の作品に比べて、ここには画面の外側に広がりを感じさせるような余裕がないし、時間の流れの中にも、ゆったりとしたものを与える余裕はない。それどころか、逆にこの映画の画面と時間の枠の中には、実際に描かれるエピソードをはるかに超えた大きな歴史の背景や出来事、あるいは壮絶な人間の関係や感情が、すべてギッシリと詰まっていて、映画の重圧感が物凄いです。まさに「歴史」というものの映画的表現があるとすればこれだと思わせるような力技。個人的には『童年往事』のようなゆったりとした作品のファンだったけど、さすがにこれは、好みの問題がどうあれ傑作だと考える以外にありませんでした。呆然とさせられるくらいに映画が凄かっただけ、エンディングがS.E.N.S.の音楽だったのは安易な感じがしたけれど。[映画館(字幕)] 10点(2007-09-07 03:38:47)
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