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1. HERO(2002)
《ネタバレ》 武侠映画とは強大な悪役がいて、正義の主人公がそれを倒すといったものが定番であるが
この映画には悪役は存在しない。
3人の刺客の犠牲を受けて、遂に始皇帝まで10歩の位置にまで近づくことが出来た無名。
「十歩必殺」の剣を持つ彼には殺すことが可能な距離であるが、
始皇帝を殺すことは民衆を救うことにはならないと判断し命を奪わなかったのである。
また明瞭な始皇帝も無名を処刑することを躊躇するが
「法」という個人の感情を超えた存在があるが故に、彼を助命することは出来なかったのである。[CS・衛星(字幕)] 10点(2009-11-02 12:57:04)(良:1票) 《改行有》
2. HERO(2007)
《ネタバレ》 法廷物としては佳作、しかしコメディーとして観ると十分視聴に耐えますのでこの点数です。敏腕弁護士の見せ所に欠けていた点(冒頭のダンス大会を削って、ここを丁寧に描いて欲しかった。久利生最大の敵なのだから)、アリバイは崩したものの決定的な証拠は提出できなかったにもかかわらず有罪判決が下された点など、法廷物としては致命的な欠点がありました。しかし随所に笑いどころ満載で見ていて飽きることはなかったです。[映画館(字幕)] 8点(2007-09-09 10:33:24)
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