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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  氷壁の女 少女のやや異常な成長物語。身内の人間に男を見てしまった少女が、そこから巣立っていくまでのいささか精神病理学的な物語なんだけど、そういうのにありがちな異常の押し付けがましさや大袈裟なシーンを伏せ、淡々と進めていくところが巨匠の上品なとこ。氷の中に封じ込められてしまった死体が、幼時の叔父への憧れが凍りついてしまった女性と重なっていく。それが次第に融けていくストーリーで、外の世界=ガイドの男も絡んで、視線のドラマが堪能できた。人物には脇や背後から光が当てられ“ワケアリ”の翳りを出している。ヒロインの笑顔が微妙に曇っていいんだな。これ最初はモノクロで撮りたかったそうだが、氷河の内側のトロッとした緑を出せただけでもカラーにした甲斐があったんじゃないか。少女時代の憧れが心の底にまだ光りヌメッてる感じ。ケイトの側のドラマは丁寧に描かれてるんだけど、叔父さんの側がちょっと弱いか。[映画館(字幕)] 7点(2012-12-09 09:33:05)

2.  100人の子供たちが列車を待っている 教会の民主化運動の一環だとしても、こういう映画教育があるのはうらやましい。「映画で」ではなく「映画の」教育。映画を見ることは民主主義に向かうはずだ、という確信が根にあるのだろう。嘘の演技と本当の記録との違いもしっかりとおさえる。日本の子どもなら退屈するであろうような衛生映画のアニメを目を輝かせて見て、その場面場面を絵にとどめておくチリの子どもたち。絵が動くって、これだけ凄いことだったんだなあ。映画史から、カメラの位置とカットの関係といったことまで、具体的に教えていく。移動撮影をリヤカーでやる。とにかくここには、映画への尊敬がある。資本には屈伏し、政治家の横やりにはさらされ放題の日本では、映画に未来への希望を託すなんて考えが生まれてくる気配すらない。[映画館(字幕)] 7点(2008-03-28 12:19:40)(良:1票)

3.  火まつり 何といっても山の中で神と感応するシーン。『さらば愛しき大地』でも風が渡るところが怖かったけど、こちらの風も凄かった。ま言ってみればこれ『大魔神』みたいな話ですな。海中公園への怒りが一人の男に憑きものとなって現われるアニミズムの世界。むしゃくしゃしてるという主人公の不機嫌があんまり表に出てない分、このノリウツリに凄みが加わる。むしゃくしゃを表に出して演じたら“敗北”ゆえのヤケクソって感じになってしまっただろう。自然保護対開発という図式ではなく、もっと積極的に自然そのものが大魔神のような人格を持って人間を襲う話なんだ。いつもながら武満徹の音楽の入り方の的確さ。ロープを張るとこなんか、あれ音楽がなければ「山の人々の暮らし」といった教育映画ふうになったところを、ボワーンという音が入ることで、さっと画面の色合いが変わる。人間の行為に対して山が応答した声のような。[映画館(邦画)] 7点(2008-03-26 12:19:36)

4.  必殺! THE HISSATSU リアリズムを無視してるところがけっこう楽しめた。黒ミコシにはついていけなかったけど、三田村君が水中から飛び上がる馬鹿馬鹿しさは許せる。シーンのつながりでの面白さはないが、ワンカットワンカットのビジュアル的な面白さでもってる。急に大きな面が出てきたり、山田五十鈴が三味線弾いてせり上がってきたり、嬉しい。暗い中に照明を絞って効果出す、ってワンパターンなんだけどね。ただ設定がけっきょく連中の内輪な話なわけで、ラスト積極的に主人公たちに共感できないんだよね。別に共感したくもないし、そもそも彼らが仕事に対して抱く疚しさなんてどうでもいいし、こういうのは単純な悪玉のほうがいいね。[映画館(邦画)] 6点(2013-04-15 09:55:08)

5.  評決 正義を行なうチャンスとしての陪審制。たとえ汚れても正義に至る道は確実に用意されているはずだ、といういい意味での楽天主義。アメリカはどんなに自己否定しても、最後に「民主主義の国だぞ」という誇りだけは残る。気分によっては鼻持ちならないが、おおむね、拍手してやりたいぐらいいいと思う。あくまで植物人間にされてしまった人間の代理として闘い始めるわけ。組織に対して、こちらは手作りの味で勝負していく。でもラストはちょいと無茶だったか。コピーを無視するようにという裁判長の指示のくどさが裏目に出たってことでもあるんだろうが、ちょっと間違うと心証による判断ともなりかねず、詰めの甘さを感じた。この人、女性が絡むと弱くなるんだ。シャーロット・ランプリングは、いらなかったんじゃないか。『ネットワーク』のとき、フェイ・ダナウェイがいなけりゃなあ、と思ったのと同じで。[映画館(字幕)] 6点(2012-10-25 09:48:40)

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