みんなのシネマレビュー |
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1. 蹄の悪魔 《ネタバレ》 スリランカ映画初体験。 迷信を馬鹿にした男の末路を描いたサスペンスホラー。 まずまずの緊迫感だし、説得力もそこそこある(オープニングが怖さのピークだけど)。 森林の中では人間よりも動物の方が能力が上だという考え方は、自然に対して敬意を払うという意味で大切だと思う。 途中に入ってくるアニメーションも自然な感じでなかなか良い。[インターネット(字幕)] 6点(2025-02-21 07:18:34)★《新規》★《改行有》 2. 人斬り与太 狂犬三兄弟 《ネタバレ》 ギャアギャアウギャアドンパチと最初から最後までとにかくやかましい。 好みとは言えないものの、菅原文太のはちゃめちゃキチガイ犬ぶりと暴走、そして最後の蜂の巣にされるシーンまでの、息もつかせないハイテンションぶりは凄まじいものがあった。[インターネット(邦画)] 6点(2025-01-25 18:53:47)《改行有》 3. ひなぎく 《ネタバレ》 今の時代にこれをやったら、ただの悪趣味な食べ物を粗末にするだけの映画になってしまうけど、お堅い政府に向けた反体制的なメッセージだとすれば意味がある映画と言えるだろう。 ただなぁ、意味があるとは分かってはいても、さすがに食べ物を踏み潰すのは胸糞が悪い。 反体制を訴えるもっと別の方法はなかったんだろうか。 吉川ひなのに似た方が美脚だったのは良かったのだが…どうも後味はあまりよろしくない。[インターネット(字幕)] 6点(2025-01-19 16:42:16)《改行有》 4. 秘めたる情事 《ネタバレ》 それまでに堅物として生きてきた男の老いらくの恋を描いた内容。 娘の友人に恋をした初老の男。 やがて良い仲になるが、歳の差を考えそして相手の将来を思えばこそ、自らその恋から身を引いた。 最後まで堅物だった男の、人生最後の恋物語を甘く切なく描いた逸品。 確かに相手の事を思えば別れたのが正解だったかもしれないが、好きな相手と添い遂げることを選択しても良いのではないか? 最近では年の差婚とか当たり前の時代なので、年の差があるからという理由で恋に終止符を打つのはこの時代ならではの話かもしれない。 それにしてもゲイリー・クーパーの衰えぶりが激しい。 ロマンスに浸っている場合でないほど、なんだか体調が悪そうだった。[DVD(字幕)] 6点(2025-01-06 08:43:11)《改行有》 5. 100%の女の子 《ネタバレ》 室井滋が100%かどうかはさておき、村上春樹の世界はそこそこは体現できているかもしれないが、セリフを読み上げている時間帯がほとんどなので、小説をただ読み聞かされているだけだと言えなくもない。 小説の「100%の女の子」という言葉の響きが素晴らしいのであって、この映画は別に何でもないのかもしれない。[インターネット(邦画)] 6点(2025-01-06 08:41:51)《改行有》 6. 避暑地の出来事 《ネタバレ》 音楽があまりにも有名なわりに、ストーリーは今見れば陳腐ではある。 でもそれは今見ればというだけで、当時リアルタイムで見たらそれなりに楽しめたのかもね、禁断の恋って感じで。 それより個人的には女性の髪型が受け付けない。 この時代のアメリカや日本の女性の髪型はかなり苦手で、パーマを強く当て過ぎだし、髪の毛も妙に短い。 それに対し、同時代のフランスの女性の髪型はロングのストレートでとても美しい。[DVD(字幕)] 5点(2025-01-01 11:54:16)《改行有》 7. Bico 《ネタバレ》 こんな村には行きたくないなと感じてしまった。 出てきた婆ちゃんたちが、素朴すぎて人間味の薄そうな、中身の無さそうな人物に見えてしまった。 寒そうだし、なんか嫌なんだよな…[インターネット(字幕)] 3点(2024-10-08 21:57:25)《改行有》 8. 火の接吻 《ネタバレ》 優れた脚本、完璧なまでの悲劇。 アヌーク・エーメも完璧なまでの美しさ。 嫉妬に狂う中年男を熱演したピエール・ブラッスールにも拍手を送りたい。 没落貴族の個性際立つ面々とその薄気味悪さ、これもまた凄い。[インターネット(字幕)] 6点(2024-10-02 22:46:18)《改行有》 9. 一晩中 《ネタバレ》 セリフを極力排しているかと思いきや、夜が明けると会話シーンが登場。 夜はいわゆる「愛を語るより口づけを交わそう」という事なのか? それはさておき。 唯一無二の内容ながら、非常につまらない。 独自性は認める。 しかしつまらなさはどうにも料理できないレベルでヤバい。 疲れはしないが飽きる。 随所に流れる音楽は印象に残った。[インターネット(字幕)] 3点(2024-08-30 20:55:21)《改行有》 10. ひとりぼっちじゃない 《ネタバレ》 不快なものが多かった。 ただつまらないだけでなく不快。 一番の不快は主演の井口理。 冴えない男の設定とはいえ、あまりにパッとしなさ過ぎる。 最後も全てを捨てて長崎に行くとか中途半端。 あとは虫がわいてるシーンとか、井口の自慰シーンとか、ボコボコボコボコとうるさくてしつこい効果音とか。 不快な演出が多すぎるぞ。 良かったのは馬場ふみかの住んでいるマンションの外観。 マンションの入り口へのアプローチは見事、色彩も緑豊かで安らぐ。 馬場ふみかも透明感があって良い。[インターネット(邦画)] 1点(2024-07-06 09:24:47)《改行有》 11. 彼岸のふたり 《ネタバレ》 不幸な家庭に生まれた少女の話だが、とにかく悲惨すぎて気分が落ちる。 見ていてなんも楽しくない。 アイドルとの絡みの必要性も感じない。 唯一の希望はラストのくじで当たった自転車だが、自転車程度では報われないよ。 幽霊として出てくるおそらく父親なのだろうが、これも邪魔だった。[インターネット(邦画)] 1点(2024-06-04 22:12:08)《改行有》 12. 白夫人の妖恋 《ネタバレ》 李香蘭より八千草薫の方が好きだな。 ウエストが細くて、顔も晩年のような卵型ではなくシュッとしていて可愛い。 ラストは少し間延びしていてクドく感じた。 白蛇と人間との愛を描いた内容で、最後はめでたく結ばれてハッピーエンド。 愛には蛇も人間もない。 ひたすら相手を思う気持ちが大事。 なんだけど、後半はひたすら円谷劇場でスペクタクル過ぎるんだよなぁ。 上田吉二郎のアクの強い変態ジジイ演技と、顔がシュッとした可愛い八千草薫に加点で、4点で。[インターネット(邦画)] 4点(2024-04-21 20:10:12)《改行有》 13. 曳き船 《ネタバレ》 なんだか暗い話だよなぁ、なんだかなぁ 浮気をしてたら妻が危篤で病床で妻から愛の告白を受けたけど、妻は死んでしまう 浮気の代償は大きく取り返しがつかない なんだかなぁ、面白くはないわな[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-08 22:57:12)《改行有》 14. 緋色の街/スカーレット・ストリート 《ネタバレ》 フリッツ・ラングとモノクロ映像と犯罪映画。 鉄板で面白い。 安定した面白さ。 下手に時間軸をずらしたりせず真っ向勝負で分かりやすいのも好み。 主人公のオッサンがこれまた絶妙に冴えないのがリアルすぎる。 「女で人生を棒に振る」を映像化した内容で、このオッサンが不幸になればなるほど何だかスッキリするのは、私の性格が捻くれているせいだろうか? 女に暴力を振るっていた彼氏が冤罪で死刑になったのに何故だか大して可哀想だと思えないのは、私の人格が歪んでいるせいだろうか? オッサンが女に求婚するが、キモいと拒否られるシーン。 それまでフレンドリーだったのに態度が急に冷たくなる。 女のこの変わり身よう…なんか経験あるよなぁ、酷いよなぁ。 オッサンがホテルで一人落ち込んでいる時、ホテルのネオンサインがひたすら点滅しているシーン。 虚しさが倍増する心憎い演出でとても気に入った。[インターネット(字幕)] 7点(2024-02-15 19:51:38)《改行有》 15. ひらいて 《ネタバレ》 もっとすごい方向へ突っ走るかと思っていたら意外とまともな形で終わった。 女子高生の狂気の愛はこんなもんでいいのか? 物足りないぞ![インターネット(邦画)] 7点(2024-01-16 22:57:04)《改行有》 16. ヒメアノ~ル 《ネタバレ》 後半のバイオレンスシーンだけ見たら、単なる不快な映画という評価で終わりそうだが、これはそんなに単純な作品ではない。 前半の濱田岳とムロツヨシの絡みがとにかく面白くて微笑ましい。 そんな朗らかな前半と対比しての後半なのだろう。 森田剛の青年期が実に痛々しく、無差別な殺人の動機になり得るものである。 森田剛はセリフ回しに相当な難があった。 滑舌は悪いし、ボソボソとしゃべる。 この作品の主人公は濱田岳だと感じたが、トップクレジットには森田剛。 製作には藤島ジュリーKの名前が… これが今が旬のジャニーズ忖度なのかな、作品自体は気に入っただけになんか残念。 それはともかく、中盤で突如として現れる作品タイトルと出演者の名前。 何かが始まる事を観る者に予感させる素晴らしい演出だ。[インターネット(邦画)] 8点(2023-07-17 23:08:59)《改行有》 17. ヒッチコックの ファミリー・プロット 《ネタバレ》 ファミリーものかと思いきや全然違った。 これがヒッチコックの遺作かと思うと、感慨もひとしお。 終盤のハラハラ感はさすがヒッチコック。 なぜ莫大な遺産の話をしたのに全くスルーなのか意味が分からず。 ガレージの外に垂れ流された白い液体もなんなのか分からず。 消化不良感が残る。[インターネット(字幕)] 6点(2023-06-05 21:59:03)《改行有》 18. 拾った女 ラストに拳銃を奪うシーンでも、鮮やかなスリを見せてくれる。 途中までは悪人として扱われていたスリが、実は人情堅い女性思いの人間だったという展開も面白い。[インターネット(字幕)] 6点(2023-01-03 17:57:42)《改行有》 19. 日の名残り 《ネタバレ》 疲れのこない穏やかで大人の映画。 仕事熱心とやらを完全否定している私的には感情移入は難しかったが、恋心がほのかに香るストーリーは実に味わい深い。[インターネット(字幕)] 6点(2022-12-11 00:10:02)《改行有》 20. 緋牡丹博徒 《ネタバレ》 短い尺の中で物語がギッシリと詰まっている。 藤純子が実に美しい。 着物がとにかく似合う。 今作の後にシリーズが続いたのが納得の出来栄え。[インターネット(邦画)] 7点(2022-11-13 23:43:31)《改行有》
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