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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. フライトナイト 《ネタバレ》 まずまず面白かったね。ビンセントが好い味出してます。ああいうダメな役って好いね。ストーリーは古典的なドラキュラものって感じですね。鏡と十字架と太陽光線と杭がポイントだものね。小道具になんのひねりもありませんし、特撮もちゃちですが、まあ、20年近く前ということを考えれば仕方ないのかな。とっても気になったことがひとつ。主役のねーチャンが、隣人に噛まれて仲間になっちゃったとき、いきなり髪の毛が伸びていたのに、隣人がやられちゃったあと、また元のショートカットに戻っているのはどうして?(笑) あと、落ちこぼれの友人がオオカミに変身してビンセントを襲うシーンは、可哀想だったね。同類として哀悼の意を表します(笑)。7点(2004-08-10 22:34:41) 2. プロジェクトA子 何とも言えない面白さですね(笑)。なんで対決シーンがあるのか必然性もなく、宇宙船が落っこちたり、A子のキャラがノーテンキだったり。こういうの大好きです。お気に入りのシーンは、冒頭、ブラジャーを着けるシーン。前ではめてくるっと回すというリアルさに笑ってしまいました。あ、私はつけていませんよ(笑)7点(2004-01-17 16:29:27) 3. ブルーベルベット ”Blue Velvet”の歌があまりにもメロディアスでいい雰囲気なだけに、映画の内容とかけ離れているんだけれど、逆に妙に印象に残る作品です。内容は、麻薬犯罪・警察内部の腐敗・年上の女性との恋・のぞき見趣味といった具合で、リンチの得意とする分野に持って行ってしまいましたが、思ったよりは理解しやすい演出でしたね。冒頭の耳のドアップは皆さんお書きの通り印象的で、"つかみはオッケー!”といった感じでしょうか(笑)。イザベラ・ロッセリーニはこのころはまだ今よりも痩せていてきれいだったね(最近の彼女を観たらガッカリしました)。ところで、酸素吸入をするデニス・ホッパーの真似、したことあるでしょ?ないとは言わせません。私がしましたから(笑)。←って、犯罪者とか変態じゃないからね(汗)。7点(2003-12-12 08:53:30) 4. ファイヤーフォックス 1976年に、函館にミグ25が強行着陸したことを想い出し、それを併せてこれを観ると、旧ソ連の新型戦闘機という設定は感慨深いモノがあります(しみじみ)。でもあんな思考を読む操縦って、かえってしずらくないか?(笑)7点(2003-12-01 22:45:04) 5. プリンセス・ブライド・ストーリー プロレスラーの故アンドレ・ザ・ジャイアントが、心優しい巨人の役で好い味を出しているんです。中世ヨーロッパを舞台にした、一種のファンタジーでしょうか。物語の本をピーター・フォーク演じるおじいちゃんが孫息子(NHKのテレビシリーズ”素晴らしき日々”の主演でしたね)に聞かせるという話なんですが、その語り口調が実に楽しいんです。王子さまがお姫様を悪役から救って、チャンバラがあったり、伝説の怪獣が出てきたりと、盛りだくさんの話を満喫できます。隠れた名品だと思いますよ。 ロビン・ライトのお姫様役もキュートで好い感じです。8点(2003-12-01 08:55:33)(良:1票) 6. ブラック・レイン リドリー・スコットは、大阪の街を(セットとはいえ)ああいう風にイメージしているのかと感嘆します。とにかく松田優作が不気味な役を、圧倒的な迫力で演じています。無表情な彼がマイケル・ダグラスに語る雰囲気、この辺、「野獣死すべし」の"リップ・バン・ウィンクル"の話を室田日出男に話す件を連想してしまうのは私だけでしょうか?8点(2003-11-21 20:39:00) 7. プロジェクトA 時計台のシーン、自転車のシーンなど見所満載ですね。あのテーマ曲のメロディも耳に残ります。三人揃い踏みなわけだけれど、それぞれの個性を出したと思います。7点(2003-11-20 18:47:08) 8. プルガサリ/伝説の大怪獣 《ネタバレ》 いやあ、北朝鮮の映画ですが、なかなか面白いですよ。テレビでやっているのを2回観たんですが、「大魔神」を連想させるような怪獣”プルガサリ”が小さい頃があって可愛いんですよね(笑)。それが鉄を食べて巨大化して暴れ出し、美女の涙で・・・というお決まりのパターンですが、なかなか感動できます。劇中の人員は北朝鮮軍を大動員して撮影したそうですが、やっぱり独裁国家は違うね(苦笑)。ゴジラで皆さんご存じの薩摩剣八朗さんが中身を演じています。7点(2003-11-20 14:48:36) 9. ファンダンゴ まさしく青春映画! 馬鹿ばかりやっている珍道中と、その先に待っているほろ苦い寂しさ。ベトナム戦争という時代を背景にした佳作ですね。「閉塞感に満ちあふれる将来を、馬鹿やって笑い飛ばすしかないじゃねえか!」という雰囲気と、たった一本のシャンペンを探すために延々と旅をするという、一見意味のない行動といい、まさしく青春時代にしかできないことですね。日常生活にしばられ、馬鹿をしにくくなってきた今、あらためて夢を見る映画だと思います。好きなシーンはふたつ。ひとつは仲間にダイビングをさせるシーン。それからもうひとつは、やはり断崖の上で乾杯するシーンでしょうか。サングラスのケビン・コスナーが格好いいですね。私も真似しました(笑)。8点(2003-11-18 00:02:08) 10. プレデター 地上に降りたエイリアン(in ジャン・クロード・ヴァンダム(笑))が、その意図・目的をまったく明らかにしないまま、どんどん人間を殺していく不気味さ、どこにいるのかわからず、いつ襲われるかわからない恐怖、屈強の男達でさえ簡単にやられてしまう凶暴さ。敵が見えないと言うアイデアとジャングルでの戦いというのは非常に面白いですよね。最初は近代兵器を持って戦っていたシュワちゃんが、最後は弓矢と身体ひとつで相手を殴り倒すという原始的な決着。けっきょく力と力の戦いになるというのはお約束かな(微笑)。最後までプレデターの目的がハッキリしないまま終わったのも不気味さを助長しますね。あの高笑いが耳に残ります。8点(2003-11-17 23:56:43) 11. ブレードランナー カルトムービーとしていろいろと取りざたされるのだが、いまひとつその良さがわからない作品のひとつなんですよね(汗)。レプリカントという存在と人間を比較し、ルトガー・ハウアーに代表される、前者の方がより人間らしいという結論なのだろうか? ショーン・ヤングの美しさは光っていたけれど、ストーリーから受ける衝撃というか迫力が私には今ひとつ伝わらない作品でした。もちろん小物や特撮の見所はあったけれどね。7点(2003-11-17 08:51:48) 12. プラトーン 坊ちゃん坊ちゃんしたチャーリー・シーンが戦場を通じて成長していく人間ドラマとも受けとめられるし、ベトナムの村を襲って村人を殺戮したり麻薬でラリっている狂気を描いているとも言えるし、いろいろな意味で考えさせられる映画だと思います。善と悪の対立として、ウィレム・デフォーとトム・ベレンジャーが描かれているわけですが、どちらもそれぞれ好い演技だったと思います。ありきたりですが、前者がベトコンに追いかけられて逃げていくのを空撮するシーンはジーンときてしまいますね。ラストの爆撃シーンで、どうみても飛行機がちゃちな合成に見えてしまったのが残念です。8点(2003-11-16 16:47:00) 13. フルメタル・ジャケット 前半の訓練シーンで狂気に満ちたスナイパーが上官を射殺するシーン(「シャイニング」のジャック・ニコルソンを彷彿とさせる)、後半のミッキーマウスの歌を唄いながら行進するシーン(私はなぜか「2001年宇宙の旅」を連想しました)。この二つに集約されるような狂気がテーマでしょうか。ジャングルでの戦いを出さずにベトナムを描くというのがキューブリックの狙いだったと聞いていますが、すでにイメージとしてジャングルの印象ができあがっているので、違和感を感じました。そういうあらゆる意味で観客をはぐらかすのが監督の狙いだったのかもしれません。狂気はじわじわと感じました。7点(2003-11-16 16:41:04) 14. フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 久しぶりに「ナチュラル」を観たので、そのReviewを書くついでにチェックしてみたら書いてなかったのでビックリです(笑)。この手の映画は本当に好いですね。大好きです。人生における、無謀といわれるチャレンジ。父親との確執および和解。その辺に自分の境遇を重ね合わせて、実感と共感が湧いてきて、何度観ても感動せずにはいられません。鳥肌モノのシーンが目白押しですが、ラストのキャッチボールもそうですが、バート・ランカスターが少女を助けた後にトウモロコシ畑に消えていくシーンは、本当に感動モノでした。それから、妻の兄が、急に"見える"ようになるシーンもゾクゾクしました(笑)。本当にこういう映画っていいですよね。「お父ちゃん、ありがとう。」 <2003年12月31日追記>あえて言おう。”女どもよ、悔しかったら、アニーのように男を安心させて見ろ!”9点(2002-11-01 23:26:51)
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