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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. WHO AM I? 久しぶりのジャッキー監督作(1988年のポリス・ストーリー2以来?)。2時間強の尺は長過ぎで、本作の内容でしたら、1時間20分前後にまとめてくれてもよかったように思います。脚本、演出は、手抜き。白人の役者たちは、ギャラを惜しんでグレードを落としたのではないかと思うほど、お粗末な演技を見せます。アフリカロケをやっちゃったり、いろいろとお金かかってますから・・・本作は、「開始から1時間30分は、寝ていて良い」と、自信をもって言えます。終盤のビルの屋上ではじまる殺陣から、本作はおもしろくなります。が、このときのジャッキーに黒の革ジャケットを着させた人間を、私は恨みます。せっかくのアクションだというのに、手足の動きを殺しています(たぶん、本人が好みで着ているとは思うのですが)。ビルを滑り降りるシーンはすさまじいのですが、ワイヤーがちかちか光るのが、気になりました。もうちょっと編集に気を使ってくれてもよかったように思います。本作にちりばめられているギャグは、役者の力量と音楽が徹底的に邪魔しています。ジャッキー作品にはよくあることなのですが、「この映画に、このアクションは、もったいないな」と思う一作でした。5点(2004-07-06 16:24:50) 2. フェイス/オフ ジョン・ウー作品は、観客を選ぶのだろうと思います。で、私は選ばれませんでした。劇画タッチの強引なプロット、大味なアクション、しつこい演出、どれもこれも、私にはあいません。ジョン・トラボルタの一本調子な芝居も、とても目障りでした(彼は不器用なんですが、うまく使えばとても華のある役者です)。しかし、「駄作」だと言うつもりはありません。これはもう、私の惨敗です。4点(2004-06-29 19:17:28) 3. フィッシャー・キング 《ネタバレ》 失ってはいけないものを失ってしまい、立ち往生してしまう。先に進むためには、失ったものを取り戻すか、代わりのものを見つけるしかありません。いずれにしろ、時間は容赦なく過ぎてゆきます。本作の主人公である2人の中年男性は、失意から立ち直るきっかけを欲しがっています。本作は、彼らがそれを手に入れるまでの過程を、苦悶ではなく、慈悲の目で見ています。監督は、テリー・ギリアム。本作の6年前に製作した「未来世紀ブラジル」のテイストを残し、大人の寓話を描いています。傑作です。8点(2004-06-24 14:22:32) 4. ブルース・ブラザース2000 本作は、ベルーシーのいた頃のエイクロイド自身、ブルースとR&Bに生きる人々への愛情に満ちあふれています。本作の映画としての計算は、言い訳程度。制作は、かつての仲間たちを再度集めるための理由に過ぎなかったのかもしれません。エンドロールの長さが、微笑ましく感じました。7点(2004-06-05 11:43:02)(良:1票)
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