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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. フォレスト・ガンプ/一期一会 《ネタバレ》 作り話なんて、作り手の思い次第で如何様にでもできるもんなんですから。過去の現実の映像と合成してそれらしく見せたり、ピンポン球の恐ろしい動き、計算されて作られた羽根の動き、どれもが「これは作られた嘘です」としか主張してない。作者は登場人物のチョコの箱に何だって詰められますよ。こんな何でもありに、どう感動しろというのか…?[映画館(字幕)] 1点(2014-08-08 02:41:25) 2. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 《ネタバレ》 エレベーターの扉が閉まって、パッとエンドタイトルに切り替わるのは渋くてカッコいいなと思いました。余計な注釈つけないのはエンディングに関しては「これもアリだな」と思えました。【2013/7/31書き換え】時間潰しに劇場版と見比べてみましたが、デッカードが人間なのかレプリなのか怪しいのは、撮影当初から監督の中に設定としてあったんでしょうね。劇場版見てもデッカードの様子はなにか変で、レプリが思い出にこだわることについて反芻する描写は戸惑いのようなものをうっすらと感じさせます。レイチェルが「例のテスト、あなたは受けたことある?」と尋ねるとデッカードは眠っちゃってるという場面は今の自分なら充分「?!」となるところですが、あのゆるーいテンポのなかでボケーと観てるとなかなか難しい気もする。適度に『ツッコミ精神』持ってるタイプじゃないと、映画の流れにただ素直にのっかてると「主人公はレプリ退治の人間でしょ」と当然のように思い込むだけ…と、僕は思っています。で、「もっと気づいてよ」ということでユニコーンの夢シーンが投入されたようですが、なんでレイチェルの質問をはぐらかして眠ったとこではなく、一人でピアノの鍵盤押してる時なのだろう? レプリの記憶について思いを巡らすシーンだからなんでしょうが、夢とは認識しづらいし、「俺の場合はこんな記憶…」という表現ではユニコーン現実じゃないから成立しない。そもそもユニコーンの夢を見ることがレプリ疑惑になるという理屈がよくわからないし、「デッカードはどうなのさ?」に思い及ばない人がユニコーンの夢シーンで気づくのだろうか? 僕は監督の冒頭解説があったから知っただけで、それなしなら意味不明でいたと思います。ただ、思ったことを口にしないで折り紙を折る男が最後に残したメッセージとかぶるから、チキンに意味があるようにユニコーンにどんな意味があるのか気にはなってきます。ユニコーンて人の力で殺すことはできても生け捕りにはできず、たとえ生きたまま捕えても激しい怒りで自殺するんだとか。ユニコーンを捕らえる方法として処女の娘で誘き寄せるというのがあるそうで、処女の懐に抱かれるとおとなしくなるんだそうな。にゃるほど! あのワイルドにレイチェルに迫るシーンもラストも、そういうわけだったのか~! レプリ退治用の獰猛なユニコーンを放ち、処女で誘き寄せておとなしくさせるタイレルの作戦だったわけだ。[DVD(字幕)] 6点(2013-07-31 11:53:34) 3. フォーリング・ダウン 《ネタバレ》 我慢に我慢を重ねて、見ているこっちも鬱積して…そういう段取りができてる場合、主人公の感情が爆発すると「よっしゃぁ! それでいい‼︎」と思えて快感もありますが、そういうものは感じられませんでした。映画でこういうテーマをやるってのは、日頃自制して過ごしている市民の代わりに劇場の2時間だけ現実にできない鬱憤処理を疑似体験してもらおうって企画になると思うんですが、ブチ切れるってことそのものを2時間も描こうとしたってついていけないし疲れる。見境なくブチ切れる行為は大人気なく反社会的だから、主人公をヒーローにすることはできないだろうが、なにもあんな破滅的な終わり方させなくても…。ああいう締め方しか用意できない時点で、この映画の企画は失敗で存在価値が低いと思います。まさかこんな内容薄な映画でまともに銃社会の警鐘を鳴らす志なんて感じられませんし。反社会行動なのにちょっと共感しちゃう自分もあり 、だけど最後は冷静に目が覚める映画だと僕は『狼たちの午後』を思い出す。[ビデオ(字幕)] 3点(2013-07-18 03:56:14) 4. ブラッド・イン ブラッド・アウト 《ネタバレ》 ひとつの絵をこれだけ印象的に感動的に見せた映画はこれしか知りません。[レーザーディスク(字幕)] 8点(2013-06-15 19:15:55) 5. ブルースチール(1990) 《ネタバレ》 サイコなストーカーだと知りもせず恋人同士になるくだりはキモくて不気味だったが、同僚に手錠かけたり、両親に何も警告しなかったり、最後まで単独行動とったり、とにかくアホらしくて付き合えない映画でした。[DVD(字幕)] 3点(2011-06-25 23:30:15) 6. ファイト・クラブ 《ネタバレ》 求める美意識のために削ぎ落とされた贅肉が、いろんな汚れを洗い落とす石鹸に。それをキャッチに使った意図は理解できそうで出来ない。石鹸の組成をちょっといじればダイナマイトにもなることは映画でも述べられるが、結局のところ、人間が無駄に蓄積してきたものが最後にビルを壊すということなのだろうか。そして石鹸で洗い流すかのごとく奇麗になったと??? 殴り合いで何かを解放したいならボクシング・ジムや総合格闘技のジムなどに通えば良いのでは? そうではなく秘密裏に地下で集わなければ達成できない何があるのか伝わってこない。そしてそうした集団からなぜテロ的活動へ方向転換していくのかその経緯も全く理解に苦しむ。二重人格で周囲をかなり気まぐれに振り回しているはずであろう人物に、セキュリティ関係のお固い人間までもが(単に志が低かったり裏の顔は悪人というならリアリティはあるが)ボスと崇め感化されているというのは、そこを全く描けていないために説得力ゼロ。まともな神経を持った人間なら、あんな主人公に付き合って人生を棒に振りそうな破壊計画に加担しないだろう。ラストのサブリミナルも失笑。完全なバカ映画だ。[映画館(字幕)] 2点(2010-01-14 07:37:55)(良:1票) 7. プライベート・ライアン ライアンのモデルになった4兄弟は実在するそうだが、救出劇があった事実はないらしい。もし事実あったとしても、それがどうした。らいぜんさんの「一人っ子は?」にいたく共感。ドラマはシラケるばかりの浅さ。人が人を殺さないためには、実際の殺人事件のその現場を克明に映像再現して見せれば良いのでしょうか? 戦争の狂気を見せて「反戦」のポーズなど、個人的な「殺人」に置き換えてみれば、どれほど品のないことか一目瞭然。戦争を抑止したいのなら、健全な心を育てたり、間違っていると思いつつも従わざるを得ない恐怖政治を作らない術を考えさせる方が大切だと思います。この映画は史実でない以上、記録映画的な価値もないし、どぎつい戦争映像がなければどうしても語れないほどの、それに見合う素晴らしいドラマもメッセージもない。ただの悪趣味、映像暴力。[映画館(字幕)] 0点(2010-01-10 09:35:51)(笑:1票) (良:1票) 8. [Focus]/フォーカス(1996) 浅野忠信って生理的に好きじゃなかったけれど、たまたまテレビでやってたコレを見て、彼はスゴい役者だと感心した。彼の演技で本当のドキュメンタリーのようなリアル感が出たと思う。[地上波(邦画)] 8点(2010-01-10 01:27:49) 9. フロム・ダスク・ティル・ドーン 《ネタバレ》 会社の金を横領した女の逃避行と思いきや、マザコン男の殺人劇だった「サイコ」、欲求不満主婦のいけない情事の行方を追う話しと思いきや、性障害男性の殺人劇に巻き込まれる娼婦の物語だった「殺しのドレス」・・・多分こういうのに触発されたタランティーノが同じ手法を使ってとんでもない意外性を作り出そうとしたのだと思う。でも、たとえばドラマ「ツイン・ピークス」で突然UFOか宇宙人まがいの話しが持ち上がるような「え?!」でもないし、「LOST」の展開のような「やられました!」な驚きもない。コレ観るなら「ドリームキャッチャー」の方がまだマシ。3点献上も自分としては甘めで、一度観たら二度観る気は絶対にない時間の無駄映画。[ビデオ(字幕)] 3点(2009-12-18 16:19:47)
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