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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  フラガール 「スウィングガールズ」や「がんばっていきまっしょい」といった「シコふんじゃった」型の話だが、単なる部活とは違い事態ははるかに切迫している。選択の余地が少ない。ここを抜け出して夕張へ行くか、ここを変えるか。「馬鹿みたいに笑って踊る」のは“やればできる”の青春の1ページの話ではなく、“やらねばおしまい”の地域存亡の話なのだ。フラダンスってのどかなだけでなくけっこうハードで、事態の切迫と堂々と切り結ぶだけの力があった。ただ反対派が、頑固な守旧派といった類型なのが物足りない。新しいものに反対するのは、閉鎖的村社会の臆病さだけではなく、日本近代史でいつも新しいものに騙され続けてきた庶民の警戒感てのもあると思う。村おこしをしようとして失敗する事例はこの時代以後ゴマンと出てくるわけで、反対派をただの背景にとどめず対等に扱えたらば、映画はもっと広がっただろう。[DVD(邦画)] 6点(2007-12-02 12:27:19)

22.  胡同のひまわり もう我慢できぬと家から出てこうとするせがれに、父親が「今日からずっと私はおまえから離れない」と宣言するのがすさまじい。明治の自然主義文学も鬱陶しいお父さんを描いたけど、でもあれは家の重さがその背後にあって、せがれの抵抗にも悲壮味があった。こっちのお父さんはフートンの長屋住まい、重厚な背景がなくて、せがれの父親見る目には哀愁が混ざっちゃう。文革で奪われた夢をせがれに託すその一途さ・まっすぐな頑固さが、少なくとも当事者でない観客には悪くないのだ。地震のときに消えた子猫が、二十数年後、開発で壊されていくフートンの瓦礫の上を歩いてた成猫につながっているのか。フートンを守っていた精霊のようでもあり…。[DVD(字幕)] 6点(2007-08-09 11:16:33)(良:1票)

23.  ブラック・ウォーター 《ネタバレ》 製作者が「そりゃうちんとこは低予算映画ですから」と開き直っているような感じがあって、いっそ潔い。広いマングローブの森なのに、ほとんどその一角、舞台は一場に限られる。相手はワニ一匹だけで、複雑な人間関係はなし。これでもっと展開に工夫があれば、その狭さ単純さが煮詰まってくれるんだけど、ワニも人間もアッと驚くようなことはしてくれなかった(ワニがジャンプするぐらいか)。89分というのもいい長さのはずだが、切り詰めた89分じゃなくて、伸ばし伸ばしやっと89分って感じ。胎児は男の形見として助かるんだろう、といった予定調和は裏切られるが、リアリティを出す上での作戦というより、ただいい加減ってみたいで。最初の犠牲者の腕が使われるあたりは、ちょっといいんだけど、それもけっきょくそれほど役立ったわけでなく、場当たり的印象。でも映画における水面の不気味さってのが至って好きなので、その点では楽しめた。すぐ近くが水面の反射によって遮られて未知の世界になっている。そこらへんをもっと突っ込んでほしかったけど、樹上の人間ドラマと水面描写があんまり絡んでこないので、たとえば下に水があるのに喉がカラカラなんて皮肉が、それほどイキてない。[DVD(吹替)] 5点(2010-05-02 11:59:20)

24.  不都合な真実 啓蒙映画なら啓蒙映画でいいから、それなりに監督は全力を尽くしてほしい。大切なこと言ってるんだからいいだろ、と内容に寄りかからないでほしい。講演会の実況中継に絵解きを添えただけの手抜き演出、省エネを実践してみせたのか。ただ一点、ついに政治家も自然科学について語らねばならぬ時代になったか、という感慨はある。かつて「日本沈没」では、総理大臣が国民にテレビを通じて地学を語ったが、現代の政治家には、科学知識が必須の条件として求められだした。大統領候補になった人が、聴衆に「非線形的ふるまい」について解説している映像そのものが、とめどなく温暖化が加速していくこの世界にかろうじて希望をつないでくれる。[DVD(吹替)] 5点(2007-11-01 12:15:39)

25.  仏陀再誕 《ネタバレ》 祭りの賑わいのなか、金魚すくいの金魚が何かにおびえたようにクルクル回り始めるなんてあたりは結構いいんだけど、それで出てくるのが空飛ぶ円盤の軍団という突拍子もないもので、怪光線で街を破壊していくのでポカーンとしてしまう。作品の構造としてはイイモンの組織とワルモンの組織との争いで、仏教というよりキリスト教的な正邪の対比、ワルモンの方がこの円盤やら大津波やらの集団幻覚で人心を惑わし恐れを振りまいているのだそうだ(この前の選挙で北朝鮮のミサイルの脅威をやたら煽ってたK実現党を思い出した)。プロパガンダ映画・PR映画なのなら、観ている方に「そうだな」と納得させるものがイイモンの組織に必要だと思うんだけど、ワルモンの方が「ひれ伏すのだ」イイモンの方が「許すのだ」と、分かり易すぎる対比しかないので、「ならイイモンの方の活躍だって集団幻覚かもしれないじゃん」と思ってしまう。この二つの組織が宗教というものの分かちがたい両面なのだ、っていう認識に立てれば、もうちょっと意味のあるフィルムになれたかも知れないが、当然のようにイイモンの方にだけ自己を投影している。で結局イイモンが力でワルモンに勝って、ワルモンの方は改心し澄んだ顔になって、牢屋で手を合わせて拝んで終わるの。宗教ってものをこんなに軽く扱って罰はあたらないのか、とやがて地獄に堕ちる唯物論者の私でも心配になってしまう。黒いモヤモヤが漂うあたりなど悪くなく、再誕仏陀がやたら説法したがるのを除けば、予想よりは退屈しないで観られた。でも別に薦めない。[映画館(邦画)] 4点(2009-11-07 12:03:17)

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