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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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21.  フォレスト・ガンプ/一期一会 《ネタバレ》 この味わいが良い。面白いかどうかと言うと、微妙な感じではあるけれど、ストーリーといえるかどうか微妙なところをストーリー寄りで作った脚本が秀逸。ぼーっと昔のアメリカを眺めて良い時代とか悪い時代とか、良い風景とか悪い風景とか、微妙な味わいのエピソードをぼんやり楽しめる。 彼女の話はいつの時代もスルッと抜けて行ってしまう訳だけど、死因がエイズっていうのも時事ネタだったりして、徹頭徹尾時代を映している感じ。たぶんこの映画は今後どういう時代に観ても回顧ものとしての味わいが全然変わらないんじゃないかと思う。 ゲイリーシニーズが主要キャストででているが、数年前CSINYを観るようになるまではそうそうベトナムの鬼中尉だった。今ではこの人を観るとマックテイラー以外の何者でもない。そういうところが妙に気になってしまうあたり、ドラマって役者のイメージをゴリッと変えてしまうんだなぁとか改めて納得。 それからこの映画の表現に、アメリカの正当化とか政治的な押しつけとかそういうものは特に感じなかった、というか狂乱的アメリカ礼賛を聖書の中からでも見つけ出す的なとらえ方って、むしろ日本の一部に根付いてる文化だと思う。それは置いといて、単にそのまんま的素直な表現だったように思うけど、そういう政府陰謀説のたぐいの映画だったっけ・・・?。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-08-30 03:33:41)(良:2票) 《改行有》

22.  プラダを着た悪魔 《ネタバレ》 予想外に大変おもしろかった。 予想していた業界の華やかさを虚実入り混ぜて紹介しちゃうような映画ではなくオーソドックスな成長モノで、題材をうまく使った話だった。やはり型というか土台のしっかりした話なら題材がどういうものでもうまくまとまるというのがよくわかる。というか、原作者がこんな特殊な職業の表現を軍隊もののようにオーソドックスにまとめてわかりやすく表現するという、こういう風に作れるというその技術に関する知識量や、うまく作る老練さがあるというところは凄いと思う。 それから恋人や友人たちの、やっかみにも似た微妙な心情の表現が良い。現実世界ではこんなに休みも自分自身も無くなるような働き方をしていると、その作業だけは長けていくけど肉体能力や基本的な能力はどんどん落ちていく。結局自分自身の消耗で出口が無くなってしまうが、ステータス性の高い職業ならそれで良いと思う。そうでない場合やその立場に興味がなかったら、という設定的縛りが上手い。 1年働いて職歴を作って、自分の望む業界に転職したいというベースを、最後までぶれずに使っていることが急に話が飛ぶようなことがなかったことに働いている。期限を区切っているからこそこの漫画的な活躍にちょっと説得力があるし、努力しているのは仕事だけじゃないんだというのが伝わってくる。序盤、全く興味がないしまるでステータスを感じていない職場で、すればいいことをあっという間に見つけ出すシーンでは主人公の地力がどこにあるのかを説明している。 仮にそれに気づかなくても「さえない女性がおしゃれになって誉められる話」という風に観ることも可能で、受け手が一人も置いてけぼりにならないから実に上手い。映像的なところだけじゃなくて、話を作るこういう技術の固まりであることがハリウッドの強さだと思う。 それから、私には思想とか社会の有り様を強要する考えオチの映画より、明日すぐがんばれる気にさせてくれる映画の方が有り難い。頭がよくなった気にさせられることより、次の日気持ちよく過ごせることの方を大事にしたいからだ。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-07-30 01:54:35)《改行有》

23.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト 《ネタバレ》 なかなか面白かったと思う。 公開当時、ぜーんぜん興味が無かったので音として「ぶれあういっち」とか言うかんじのタイトルの映画があったな。という程度に覚えていた。翌年レンタル店で借りたのも、昔みた物をなん本も借りなおしたとき、未見作品も一本借りっかと思ったら予備知識が一つもない映画がこれしか目に入らなかったからだ。 そういうわけで、いったい何の話かまっったく解らない状態でダラダラみたおかげでなかなか楽しかった。基本的に森って怖いじゃないですか、シャンプーしてるとき後ろに誰かいるかもね的な怖さを上手に造ったなぁって思う。中盤くらいまでは結構ノリノリでみることが出来たけど最後の方がなぁ。最後の最後に隙があったかな。何人かのうち1人だませれば相当な人数になるのではないかという計算高さが漂っていていやだなぁこう言うのは、って思ってしまった。 とはいえ森が怖い、迷うと怖い。ちゃんとこれが映像になってるから予備知識があってもそれなりに楽しいんじゃないかと思う。 学生のとき、暇だなぁって百キロも二百キロも離れた地方都市に金もないのにほぼ寝間着で、お金も持たずに夜中よくドライブに行った。オモシロ半分で市街地から外れてみて元の道に戻れなくなって当然迷う。延々と森や畑と古い家ばかり続く道で、高速道はおろか、市街地への方向を示す表示板すら全然出てこないとき、もの凄い後悔と恐怖が襲ってくる。 正常な判断が出来なくなってる丑三つ時、まばらな古民家にすいません迷いましたと訪ねられる神経の人ってそういないと思う。そういう恐怖がこの映画にもあった。タイムリーだったんだ。でも違うのは、明け方に家にこっそり何事もなく帰ったら授業をサボって昼まで眠りこける安心な現実と、無理矢理恐怖と絶望を感ようと努力し過ぎちゃったしらけた結末。あの異世界に迷い込んだかのような恐怖感と、帰ってきたときの安心感、道を覚えたからまた行ってみようかなっていう風景。作り物なんだけども。 それでも造った人たちが意図しない方向に現実的なおもしろさがあったところがこの映画が意外とウケた原因じゃないのかなって思う。設定に恐怖感を作り出せない人は、先駆的な視点に気づかなければ何にも響かないんじゃないだろうか。[ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-26 02:04:53)《改行有》

24.  フライトナイト 《ネタバレ》 昔テレビで見たこういうバカバカしいノリの気軽な映画がガンガン作られていて、名作が多かった80年代というのがどういうものかは本当にうっすらとしか覚えていないのですが、良い時代だったんだなぁ。 だって、ドラキュラが引っ越してきて、それをB級アクターに退治をたのんじゃって、クスクス笑わせながらドキドキさせてシリアスタッチって、欲張りすぎでしょう。 ちゃんと成り立ってますし。 この時代にタイムスリップして劇場でいっぱい映画を見てみたいですね。[地上波(吹替)] 7点(2009-01-01 17:28:11)《改行有》

25.  ブレードランナー 《ネタバレ》 これ撮り直してます?っていうくらい映像綺麗。 この年代の映画は金がかかりまくっているので逆に実写の限界が見えてしまう感じです。 飛ぶ車とかもワイヤーでつるされた物の物理法則がわかるから何となくリアルに見えるんですが、実際は錯覚ですからね。ホントに浮いてる物を物理演算すると見たことのない物が逆にリアルに見えないという錯覚がCG臭いとなってしまう。 物理演算されたCGIとワイヤーの実写の違いが明確になるのがちょっとおもしろいです。 こういう部分ではトータルリコールもブルーレイでリマスターされると印象変わるんでしょうかね。 それにしても10年くらい前初めて見たときは、アクションシーンのおとなしさが全然気にならなかったんですが、今見ると迫力皆無ですね・・・ 主人公が弱すぎて攻防になってないんですよ。敵に「ボコボコにしちゃったけどとどめ刺さないから後10秒後に反撃してね」と言われてる的なやりとりに見えてしまって残念。 攻防やアクションのことは時代を考えれば仕方ないですね。 やっぱりこの映画で重要なのはあの雰囲気。 雨が降っていて夜。建築や機械のデザインの様式などはかなりグッときます。 さすがに内装はそれはどうかなって言う感じですが、全体に作り出された雰囲気は秀逸。 ラストは公開版って思わせぶりなだけじゃないですかねっておもうんですがどうでしょうか。 素人が想像したってたいしたオチなんか考えつかないから、きちんと作り込んでからラストシーンを編集してくださいってかんじがします。80年代の悪い癖です。[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2008-10-05 08:15:52)《改行有》

26.  プロメテウス 《ネタバレ》  志村後ろ過ぎるのであった。小学生の夏休みに、爺さんが川を見に行くと言ってよせよせと怒鳴りつける家族を振り切って出て行った。その日、台風が関東に直撃して凄まじい暴風雨が襲いかかっていた。  前日から出ていた注意報や、風と強まってきた雨脚に何故か僕はドキドキしていた。薄暗い朝、唸るような風音が聞こえるようになって布団から這い出すと、テレビを眺めながら丹念に紙飛行機を折る父、息子の朝食を作りながらどうしようも無く情報価値の薄い近所の出来事をおもしろおかしくしゃべり続ける母と祖父に朝の挨拶をして、脂の載ったハムエッグが焼き上がるのを待った。  隣に座っている祖父がそわそわしていた。 「なあ、相模川見に行かない?荒れ狂ってるぞ相模川。ねえ」孫よ、と。子供じゃ無いんだからとたしなめる僕のセリフが聞こえたらしく、母が絶対駄目と祖父を叱るのと同時に卵は焼けた。  何故か、「じゃあ俺一人で行くわ」じゃあ良いもん、と言う勢いで出て行った祖父の背中を思い出す。小学生には妙に神々しかった事とドアの閉まる嫌な音が頭に置きっ放しになっている。  で、プロメテウス号に隠された秘密の任務と、謎のピラミッド。リドリー・スコットである。それを読めたか読めないかで勝敗は分かれたはずだ。明かされない謎、活躍しないキャラクター、雰囲気、ガジェット。見終わって強く思う、こいつは正真正銘のリドリー・スコットだと。  明らかに、よせば良いじゃないかと言う行動を三分おきに取り続けるキャラ達には本当に疲れさせられる。そんなわけ無いだろ!、と言っても手遅れな彼らは正体不明の大気中で奇声を上げながらヘルメットを投げ捨て、子猫ちゃん怒るなよとささやきながら謎の生命体を触りたがる。必ず死ぬのに。  でも、そうではなかったのだった。あの日五分で帰って来た爺さんはビショビショで興奮しながら、 「あれは死ぬ。うん、あれは死ぬよ。お前ら絶対近づくなよ」  と、豪語して見せた。アタリメーダロ!と冷静に怒鳴りつけた大人二人は気付いていない。実際に見てみなければ分からない恐ろしさの裏にある、「すんげー面白かった」に。  でも、残念ながら「おじいちゃん、川見に行くって言って死人でてるよ」とその日のニュースで祖父を僕はたしなめた。  プロメテウスのクルーにも「大人なんだからやめなさい」と言ってあげたかった。  謎商法には興味が無い。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-24 20:23:32)(笑:1票) (良:2票) 《改行有》

27.  ブラックサイト 《ネタバレ》  こう言う映画は結構好きなんだけど、突っ込みどころが多すぎて何とも言えない。SAWを味付けして、メジャーらしい感覚で仕上げているんだけど。  なんて言うか、停電させろとか、ドメインを強制的に停止したらとか、志村後ろ誘拐されるぞとか。そう言う腋の甘さはいかんともしがたい。[DVD(吹替)] 6点(2012-11-08 03:35:07)《改行有》

28.  プロジェクトBB 《ネタバレ》  昔、香港がイギリス領だった頃の香港映画スターの活躍は今も忘れられない。彼らの悪ふざけは少年少女を狂喜乱舞させ、週末の映画番組で放映が決定するとその週には誰もが広川太一郎だったりデブゴンに変身したりした物だ。  時代が変わるとこうしたスター達の多くはアメリカに活動拠点を移して、あまりふざけた作風や反社会的なジョークという物には手を出さなくなっていった。野蛮さからの脱皮とすればこれは正しいし、彼らが西欧文明の中で生きて行くには至って当たり前の事だとも言える。  とはいえ、そんな彼らもこうやって21世紀にこう言う形で帰ってくるのは心躍る。ミスターBooは広川太一郎だし、ジャッキーやユンピョウまでいる。もう独りは誰?って気がしないでもないが、日本人だけが客じゃない。その辺は空気。  そう言うわけで、温い脚本とそんなわけが無い都合の良さ、それから少し不道徳な彼らを眺めていると知らずの内にiPhoneで当時の仲間に電話をしている。それでそのまま集まってセリフが聞き取れない位の突っ込みとケチをつけながら、それ以上の大声で笑ってる僕らがいて、遠慮の無いアクションもノンストップだ。  とんでもなく時間が過ぎ去ってしまっても、こうやってまた集まってくる。あの頃の仲間全員が集まったわけじゃないし、集まれない事実もあるのかもしれない。サモ・ハンやリチャード・ンがいないのも色んなタイミングや事情があるからなんだと口に出さなくても分かっている。  でも、全員が集まらなくても時々は二、三人であつまってあのときの話をする。こんな面白いイベントも懐かしい昔話に変わっていく。あのとき憧れていた女の子もオバチャンになって、僕らもオッサンになって。僕らの仲間が少しずつ増えていったあの時とは違う今では、もう同じ空気感を共有する仲間が増えることも無い。  でも、こうやって同じ面白さに同じ突っ込みを入れる人間がいて、時々は笑っていられる。こう言う日常が続いていくことを僕たちはずっと願っていた。[DVD(吹替)] 6点(2012-11-01 18:05:35)《改行有》

29.  プレデター2 《ネタバレ》  通路の天井が流れる。蛍光灯が時々通り過ぎると、天井の継ぎ目が何本かまた流れる。仰向けの僕の下を流れるリノリウムと、もしかしたらそう感じた印象だけの問題かもしれない薄暗い通路の天井は同じ速度で、常に平行に僕の背中と目の前を流れていく。  やっとたどり着いた扉が開くと、どう言う手順でそうなったのか分からないが、白衣の男性が僕に点滴やら注射やらを行う。痛くないか、眠くなってきた?等と聞かれた覚えがあるけど、そうでもないですよと答えた瞬間から後の記憶は全く無い。  誰も見舞いに来なかった病室で目を覚ますと、綺麗な看護婦さんが僕を優しく見つめた。痛みを気遣う彼女は我慢しないで薬を使った方が良いよ、と言ってくれた。こんな風に優しくされたのはいつが最後だろう。 「それじゃお願いします」と返すと急に苦しくなった。とてつもない痛みが僕の中からやってきた。僕の中にあったかつて僕だったものが永遠になくなって、そこには何も残っていないはずなのにとんでもない量の痛みが代わりに詰め込んである。それを薬でなかったことにして、やり過ごす。これからしばらくずっとそんな日が続くのかと思うと、目が覚めなくても良かったんじゃないかと思った。  それでも数日して痛みが引いてくる頃、窓から見える桜が緑に揺れるのを眺めながら、それまで消えて欲しいと思っていたものが無くなってくると、僕の中身がとうとう無くなってしまった様な感覚に溺れる。痛みすら入っていないんだ。そう思うと涙が止まらなくなってしまった。  優しくない日常の中にあの病室の日々がよみがえることがある。  そして何度もよぎるのは忘れられない手術の日の事。薬をお願いして、痛み止めを持ってやってきたのは別の看護婦さんだったのだけど、いや、よく考えると同じ人物を違うフィルターで眺めていたのかもしれない。あのときの看護婦さんの顔を見てプレデター2を思い出してしまったのだ。  もちろんプレデター2をテレビ放送で見かけると、獰猛な笑顔で座薬を手に持つあの看護婦さんが激しくまぶたの裏に現れる。  完全に表裏一体になってしまった彼女たちを思い出すと、僕の中から無くなった僕の部品を思い出すんだ。[地上波(吹替)] 6点(2012-06-23 02:23:26)《改行有》

30.  フランティック 《ネタバレ》 そこそこ面白い。テレビでやってたらおすすめ。 巻き込まれるタイプのサスペンスで、とにかくヒッチコック味。80年代後半の映画なのでやや緻密さを嫌っているのが悔やまれるが、良く出来ていた。 ヒッチコックの類似作品と比べるとやはり華やかでわかりやすいのだが、それが味を損ねている。 晩年のヒッチコックがハリウッドでこけたとか言われたらたぶん信じちゃうと思う。[地上波(字幕)] 6点(2012-04-21 02:17:54)《改行有》

31.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 そこそこおもしろかった。 加害主体が誰なのか、何なのか解らないところが良さなんだろう。 スプラッターな感じの話はあまり好きじゃないのだけど、結構楽しめた。 それにしても家の中の角とか尖ったものが恐ろしくなる。机の角とかガクブル。[DVD(吹替)] 6点(2012-04-14 20:43:58)(笑:1票) 《改行有》

32.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 そこそこ面白いのではないか。 ストーリーはほとんど無い。でも演出だけで何となく面白くボーッと見ていけるのは良いじゃんかコレと思う。基本的に 拉致されて謎の戦場に放り込まれる いろんな職業の人が居る。 いろんな軍隊の人が居る。 ふんだんな武器。 強力な武器。 マルチロールな主人公。 特化型の脇役。 忍者、侍、やくざのいずれか。 主役チームにサスペンスなキャラ紛れ込ます。 異星人と戦う。 有名キャラと戦う。 強制的に戦う。 理由を明かさない。 オレ達の戦いはこれからなオチ。 っていう感じで、創作性もゼロ。どっかで見たことのあるお約束のみ。「のみ」! この潔さ。結構好きだ。 でも、プレデターじゃなかったらたぶん見てないし、見たとしても面白くは感じなかった。[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2011-06-05 02:02:23)《改行有》

33.  ブラッド・ワーク 《ネタバレ》 そこそこ。 最後のB級エンターテイメント作品であると思われる。 71年の監督業開始以降、海外向けの文芸作品、国内向けの大作、B級エンターテイメント作品をやや期間をずらしながら途切れずに作り続けたイーストウッドだが、マディソン郡以降はやや変則的になりB級作品の比率が高くなった。 この頃のイーストウッド作品は割り切りが潔く、見る側もB級を強く意識しながら見ないとホントに面白くないこともあった。しかしよく見ると目撃、トゥルークライム、ブラッド/ワークの近い年代の3作品には荒唐無稽さの中に何かよくわからない優しさのような物があり、80年代B級作品に見る何かよくわからん日常的な懐かしさを感じることができる。 とかもっともらしいことを書いても実は映画としてはできが悪く、同じような年にスペースカウボーイやミスティック・リバーを撮った同一人物とは思えない駄目さだったりする。でもなぜか文句もなく、楽しさすら感じながら見られてしまうのはイーストウッドの映画が好きだからなんだと思う。[DVD(吹替)] 6点(2011-05-31 21:53:34)《改行有》

34.  フライトプラン 《ネタバレ》 そこそこ面白いと思う。ありがちなニコイチ作品ではあるけど、後半のサスペンス要素の捨てっぷりが潔い。要は子供向けの映画でしょうね。それだけに、子供にわかりやすくすっきり楽しいっていうタイプになっていて、そういう意味で良くできてる。 プロットの整合性とか伏線の回収手順等、細かく作れそうな部分を豪快に無視してしまっている部分は多い。けど、手法としてはありだろうと思う。ターゲットがはっきりしている以上、無理にサスペンスにこだわる必要性は感じられない。後半の暴れかたはむしろ中盤雑でめんどくさくなっちゃってたのでちょうど良い爽快感だったりもした。 みた子供が楽しめるよういろいろな手間がかかっているようなので、こういう映画は良い映画だと思う。もちろんすべての子供がこれを好むかというとそうではないかもしれないし、寝てしまう子供もいると思う。でも大人がナナメな見方を子供に強制するようなのはどうも違和感を感じたりする。ナナメに物事を観る大人自体が優れた大人とはいえないと思うからだ。[DVD(字幕)] 6点(2009-10-04 14:36:13)《改行有》

35.  フォーリング・ダウン 《ネタバレ》 それまでの鬱憤が、あるのかどうか分からない引き金で爆発して、人間の闇を写す顛末。 だとよかったんですけど。 も一ひねりあるのかと思った。 どうも理性的な理由付けがいけなかった。 けど、そういう風に感じるのはこの映画よりも日本の衝動的な犯罪の方が遙かに醜いからだと思う。 これを見て恐ろしさを感じているのだとすると、アメリカの方が健全なのか。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-01-18 22:33:11)(良:1票) 《改行有》

36.  ブラザーズ・グリム 《ネタバレ》 微妙。つまらないってほどでもないんだけど、面白くもない。 なんて言うか、権利の切れた有名小説を少年誌が翻案してみたよ、っていうのと方向性の違いはそんなにない。それ自体は全然悪くないはずで、これは素直に面白いはずなんだが、なんでちゃんとやらないのだろう。娯楽映画に価値を感じず、カルトチックで気持ちの悪い映画を撮ってマニアに神とか言われて担がれたいのだろうか?とかそんな無意味で当てずっぽうな邪推をしてしまうほど、がっかりした。 制作者の楽しんでもらおうって言う意図と、監督の性格がかみ合っていない感じがする。つまらなくならなかったのは、監督以外がよく踏ん張ったと思う。[DVD(吹替)] 5点(2010-04-20 23:07:27)(笑:1票) 《改行有》

37.  ブレイブストーリー 《ネタバレ》 絵に金がかかっていて、声優も頑張ってる。 予告編は何かを予感させる作りで、テーマ性も強そうで、なんかおもしろそうな映画だ。 と思ってみたら大間違い。映画フォーマットでアニメ化しただけ。 これだったら同名の漫画化版の方がおもしろかったです。 邦画で原作モノって、どうしてこうただ全シーンを動画にしただけみたいなことしちゃうんだろうか。 せっかく監督も脚本家も演出家もいるのに、たんなる挿絵動画になっちゃう。 本作に至っては作画も高レベルなのにどうしてこうなっちゃったんでしょうか。 これって本質的に、日本の客層も遠因では。 おもしろさとか完成度そっちのけで原作とここが違うとか、原作から削られているとかに夢中になる原作モノフリーク。 こういう人たちの意見聞いてたらとてもじゃないですけど製品にならないでしょう。 複数冊が2時間に収まるわけがないってこととか、多くの人は文字をそのまま絵に置き換えても全然おもしろくならないシーンがあることを想像できないってことが理解できてない。 そういう所からの意見をプロが聞いちゃダメでしょう。 良いハードを使ってそれに見合わないソフトが作られる典型的な日本映画になっちゃいましたね。 原作モノだからすでにテーマがあるのに、脚本に落とし込めていないから小説版の販促動画みたいになっちゃいました。[DVD(邦画)] 5点(2008-10-05 07:52:37)《改行有》

38.  ブラック・レイン うーん。あまりおもしろくなかった。 あまりこういうのが国内で評価されるからか、アメリカでの評判が芳しくないにもかかわらずソフトがリマスターされ続ける。 やっつけ仕事のカモにされている様な気がしてならない。[DVD(字幕)] 5点(2008-09-23 18:55:44)《改行有》

39.  フィフス・エレメント つまらなくないけど別に・・・という感じでしょうか。 フランスってこういう映画あんまり上映されてないんでしょうか? 公開当時もの凄い謳い文句で宣伝していたし、見てみたらスターゲートのテレビシリーズみたいで衝撃的でした。 もうちょっと練ってくれれば良かったのに。 映像と未来都市は良かったです。[DVD(吹替)] 4点(2008-09-28 16:01:12)《改行有》

40.  ファニーゲーム 《ネタバレ》 将棋盤をひっくり返してやべー負けるところだったな、ハッハーとほくそ笑む人間を見る様に不愉快になったわけだが、何だろうこれ。 嗜虐的なやり口にソフトさがあって第四の壁まで超えてきちゃうあたりに一層のいやらしさがある。でも娯楽側の映画としてのやり方としては間違って無いんだろうなとも感じる。無い事も無い。 話としては尼崎の事件の方がずっと怖いのだが、実在の事件と競うつもりは毛頭有りません、というような態度もなんか腹立たしくて。 リモコンで巻き戻した瞬間、他の人はどう思っただろうか。斬新とか感じた人もいるのだろうか、居るだろうな、ホッとした人もいるだろうきっと。私もそんな風に観ては居たけど、いや、やっぱなんだろ時間の無駄だろこんな話は。と、思った次第です。[DVD(字幕)] 3点(2013-06-16 16:26:40)《改行有》

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