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プロフィール
コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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41.  普通の人々 《ネタバレ》 思えば「グッドウィルハンティング」はかなりここからパクっていたんですね。 兄貴が生きている間は家族間の力関係が安定していたために誰も疑問を持たなかった「コンラッドに対する無関心」が、バックが居なくなったことにより表面化してしまった。それでこれからどうしよう?という話ですね。 その「無視」の出所は母親のベスであるわけで。まあどう考えても彼女のコンラッドに対する態度は異常ですよね。なんで今まで気がつかなかったんだ?というくらいに。 カウンセリングを受けなければいけないのは誰よりもベスなんだけど。 みんなが腹を立てているベス、その思考回路について私が想像してみましょう。 彼女のキーワードは「完璧」「安定」「計画どおり」です。こういう人が最も恐れるのは予定を乱されること、突然のアクシデントです。彼らは自分が他人より弱く傷つきやすいと感じており、予期せぬ事態に耐えられないと思っているからです。 そのため予定を立て、家族を管理し、自分の許容範囲を超えたハプニングが起こらないように努めるのです。「不寛容」は、もちろん自分が「寛容」を与えられなかったから出てくるので、「私がこんなにがんばっていることに比べればあんたのがんばりなんて何よ」という気持ちで四六時中過ごしているのがベスのような人です。自分が一番大変な思いをしているという気持ちですね。こういう人は自分のことでせいいっぱい。自分が崖から転がり落ちないようにするだけで力を使い果たしている。「母親のリミットを知れ」と言ったバーガー医師はまことに正しい。 私はどちらかというとベス的な人間なので、分かるところがあるのです。 彼女はたぶん、「いい子にしていればすべてが与えられる」という育ち方をしたのでしょう。だから、大人になった今も主婦として妻として、落ち度の無いようにがんばっているのです。そうしないと「最も恐れていた事態」が起こるかもしれないから。それは「夫に捨てられて生活に困ったらどうしよう」ですね。ところが皮肉なことに、それは彼女が想定していた落ち度以外のところから訪れたのです。 誰もが理解に苦しむベスとは、(たぶん)こんな人です。「魔女」ではありません。 この話の女の子版が萩尾望都の「イグアナの娘」ですね。(マンガだけど)[DVD(字幕)] 8点(2006-08-06 19:36:08)(良:3票) 《改行有》

42.  ふたりの5つの分かれ路 《ネタバレ》 「プール」と「8人の女」ですっかりオゾンに嫌気がさしたため、近寄らないようにしていたが、これは「メメント」みたいな構成だというので好奇心に負けて見てしまった。 いやいや、これには降参、大拍手を送ります。 フランスの底力を見せつけられた。 この女優さん、明らかにジムに通ってシェイプアップなどしておらず、金髪碧眼白人女が「フツーに」年をとった感じがよく出てる。んで、「ラ・ペルラ」の下着というのは、こういう女の人のためにあるのだな、ということがよくわかる。 「正真正銘のフランス人」というのはこういう女性なのね、そんでまた、アンジェリーナ・ジョリーが「半分フランス人だからモテて当然よ」とか言って自慢するのも、「あんたみたいにシェイプアップして体に金かけてる女なんかどっからどう見てもアメリカ人じゃん」と言いたい。 それでまあ、この夫のジルというのは、「絶対ありえない女性」を求めているんである。それは「文句を言わない女」である。日本の民話にある「二口女」を娶った男と同じ。それで「文句の多い彼女」から、「文句を言わなそうなマリオン」に乗り換えたのだが。マリオンが文句を言わない理由は実はヒステリーな母にうんざりして育ったからなのであった。「二口女」と同じで、「文句を言わない」というのは「文句が無い」ということではなく「文句はあるけど我慢しているだけ」なわけです。冒頭のホテルで侮辱したジルに突然鋭く叫ぶマリオン、ここの場面で明らかなように当然ジルに対する文句はいろいろと心の中にあった。だけど言わないようにしてただけ。けれどジルの求めていたのは「不満を抱かない女性」「自分を批判しない女性」なので、それはどこを探しても存在しないのでした(自分のお母さん以外には)。神経質で、現実より理想を重んじる夫のジル、「入院中の妻の着替え」のことより、「子供を持っても2人の関係は変わらないよね」ということの確認のほうが重要なジル、ああ、あんたってお子様…そんなお子様な男性の姿を、同じ男性でありながらごまかすことなく描いてくれたオゾン、あんたは勇気がある。 追:父役は「ジャッカルの日」のヨレッとした警部さんですね。[DVD(字幕)] 9点(2006-08-05 00:12:34)(良:1票) 《改行有》

43.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 主役のローリの友達が2人とも頭悪そうで、それがつまらない。ローリも、最後のほうで急に勇敢になってしまって違和感がある。。男の子も、だいたいみな頭悪そうに描かれている。ティーンエイジャーの実態に強くない監督さんなんじゃないだろうか。 フレディとジェイソンを大活躍させるにしても、フツーの少年少女がきちっと描けていないと単なるB級に終わってしまうな。 エルム街の売り物である、「覚醒状態からいつの間にか夢の中」は多少楽しめたが、まだ物足りない。 全体的に、画面が明るすぎる。フレディのヤケドメイクの細部までまでくっきり見せてしまっては、「あ、特殊メイクですね」としか思いようがないではないか。 ラストで、ジェイソンを応援しているようでいながら利用して二人とも倒すつもりでいるという込みいった作戦となるが、それにしては、少年少女たちがそんなに頭良さそうに見えないので不自然だなあ。マーク役の子だけは個性があってなかなかよかったが、すぐ死んでしまったし。ウィル役の男の子は、ローリのモニカ・キーナに比べてハンサム度が足りず容貌が釣り合わない。 映画館が満員でチケットも取れないくらいと自画自賛しているが、ひとことでいうと、監督さんにセンスが足らん。[DVD(字幕)] 5点(2006-07-02 20:38:27)《改行有》

44.  プライマー 《ネタバレ》 ああーごめんなさい。 はっきりいって理屈がまったくわかりませんでしたー。 なんか雰囲気はなかなかよいのだが。 途中からワケがわからなくなり。 そしてあまりにも説明が無く。 こうなると「娯楽」とは程遠い気がするなあ。 一言だけ感想をいうなら「男の子どうしでコソコソなんかやってる場合はロクなことにはならん」まちがいない。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-19 22:30:53)《改行有》

45.  フリーズ・フレーム ううむ。 サスペンスなのにこの興奮度の低さはなにゆえ。 観客が主人公のショーンに肩入れして同一化できる要素が少なすぎるからじゃない。 こういう暗い話に暗い画面で当然退屈方面へ行きがちなんだから、凡人は「私(僕)がショーン」と思えなければ、最後まで飽きずに見ることはできぬ。 ショーンの日常生活の所帯じみた部分とか、動・植物を取り入れるとかすればよかったのさ。 と思いますけど。超がつくほどのダメさではないけど、惹きこまれるものがないです。 ストーリーも、最後の方のやたら説明調のところがダサいよね。次作で挽回されたし。 [DVD(字幕)] 4点(2006-05-19 22:21:17)《改行有》

46.  プリティ・ブライド 前々から疑問に思っていることがある。なぜハリウッド映画には、「好きな男につっぱっていた女が心を入れ替えて自分をさらけ出してダラダラとコンプレックスを告白してなおかつ求愛して男がそれを受け入れハッピーエンド」なるパターンの話が多いのか?どこらへんにどんな需要があるのか?ドラマとしてはちっとも興味を持てないのだが。タカビーな美人をへこませてやりたいという製作男性陣の復讐心なのか?それとも女から求愛しないといかんというお約束でもあるのか?いいかげんにしてくれないか?ラスト近くでこのテの告白場面が始まると、またかよー、と心の底からうんざりして早送りに励むのであった。[ビデオ(字幕)] 4点(2006-02-22 22:56:17)

47.  プライド 栄光への絆 《ネタバレ》 ピーター・バーグって俳優出身なんだ。コラテラルに出てたっていってもどんな役か全然思い出せない。それはともかく。「僕はラジオ」を見たばかりだったが、同じ実話ものでもテーマが違うのでこちらは競技シーンに重きがおかれており、迫力もかなりのもの。これは「アメリカのマチズモの伝承」をアメフトを通して描いた作品である。「アメリカのマチズモ」は、放っといても勝手に育つものではなくて、「父から息子」へ「伝承」されてきたというわけだ。「父」とはもちろん現実の父親でもあるが、名誉な指輪(州大会優勝の)をはめた町の住民たちや、アメフトのコーチもその「父役」を担っているのであった。「僕はラジオ」でも思ったが、アメフトのコーチと選手の関係は父子そのものである。その父子なるコーチと選手が試合の前に祈りを捧げるのは「神(父性の最高権威)」である。この光景を見ると、げにアメリカは父権社会であるなあ、の感きわまるのであった。アル中のやさぐれ親父のティムマッグロウが出色である。アメリカの父親は男性性を育てるため息子を抑圧する。息子たちがパーティなどで危ないくらいにハメをはずすのは、この親父のプレッシャーへの反動のような気もする。このテの「アメリカのマチズモ礼賛」作品に対し、そこそこ感動しながらも心のどこかで「ケッ」と思ってしまう自分がいることは否めない。その理由は、「どこをどう探しても自分の中にチアリーダー性が見出せない」ためなのでした。石原慎太郎などが喜びそうな映画。 《追記》私的な研究テーマである「失われた黒人社会の父性」をブービーの伯父L.V.に発見した。孤児院にいた彼を引き取って我が子のように育て、アメフトを教えたそうな。ティムマッグロウがカントリー歌手で、これが映画初出演と知り超驚く。てっきり本職の役者さんと思っていた。そんなこと知らずに彼の演技に心打たれ、「雰囲気出してるー」と思っていた。ボンジョビに比べると雲泥の差。なんでこんなにうまいのか。おそるべしアメリカのカントリー歌手。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-11 01:42:20)

48.  ブルー・レクイエム 《ネタバレ》 原題は「護送人」「護送車」くらいの意味でしょうか。どうですか、これを鑑賞した皆様。ついていけますか、この「超個人主義」。私は普段8割方ハリウッド映画ばかり見ているので、いわゆるカルチャーショック。それで「超個人主義」ですけど、なんと「管理されにくい」フランスの人々であることよ。例えとしては間違っているかもしれんが、占領したヒトラーは大変な苦労をしたに違いない。「個人主義」と言ったら聞こえはいいが、日本人から見たら「自分勝手」「礼儀知らず」にしか見えないでしょ?このフランス人の「個人主義」、その担保はいったいなんなのよ、と日本人である私は考える。「神との契約」以外のことは自分勝手にしてかまわない、に基づくものなのか、はたまた「美醜感覚」なのか、とか。私はそれは「エリート意識」に基づくという結論を今は出しておく。「腐ってもフランス人」である。(「中華思想」にもちょっと似てるけど。)「貧乏でもフランス人」である。警備員風情でこれだもの、クレッソンなんて我々のことを「計算の得意な猿」程度に思うはずだよな。ここでは、アメリカの企業に買収されるということに誰も驚かないような「落ち目のフランス」としてその「エリート意識」が皮肉っぽく描かれている(と私は解釈する)。登場人物には誰ひとりとして、アメリカ人のような天然のお人よしはいない。設定は「幸福に暮らしていた何の落ち度もない男が突然ひどい目にあって家族を失う」であるから、この主人公は「サイン(シャマラン)」の牧師とほぼ同じ立場にある。「神様、ひどいよ」状態である。「サイン」の牧師は「神を恨んで一旦は信仰を捨てる」が、相手に復讐したりしない。ところがフランス人と「神様」の関係はもっと複雑であるようなのだ。フランス人の彼は、執念深く復讐を心に決める。ここでは「神様」との関係がどうなっているのかよくわからない。単にカソリックとプロテスタントの違いなのかどうかも私にはわからない。もちろんこのフランス映画では「サイン」のように神様が奇蹟を起こして人間を助けてくれることなんかなく、すべては「主人公というひとりの人間の執念の力」だけで話は終結する。もしかして、もしかしてこれは「サイン」に対する「アンチ」映画なのかしら?またしてもハリウッドがリメイク権を取得したらしいがどうせ「バニラスカイ」程度のものにしかならぬ。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-11 00:31:01)

49.  フランティック 《ネタバレ》 もはや最初の方しか覚えていないが、ホテルの部屋に着くなり、「さあ○○○だ」とヤル気満々のハリソンフォードに妙に白けたうえ引いてしまったのを思い出す。そのトシになってそんな夫婦アリかよ。まあ、奥さんが消えちゃって○○○はできなかったのが幸いだった。ハリソンフォードのベッドシーンなんて見たくないので。(What lies beniethで無理やり見せられてげんなり)[ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-29 21:18:20)

50.  プリティ・イン・ニューヨーク 演出編集音声すべてダメ。ミラが出ていなければ誰も見ない。このクラムホルツって人は、「舞台よりすてきな生活」にも出ていたけど、誰なの。何なの。この顔と身長で、ラブコメの主人公をやっても許されるの。あなたはウッディアレンじゃないのよ。この私が許しません。あなたは脇役しかできません。日本人の女から見て、1%もセクシーではありません。気持ち悪いだけ。できることなら、画面に写らないでもらいたい俳優№1。[DVD(字幕)] 5点(2006-01-29 18:26:17)

51.  ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 《ネタバレ》 ヨドバシで聞いたらなんと廃盤だと言われたけどほんとですか。仕方なくツタヤで汚いビデオ。 ううむ。確かにむかーし見た劇場版とラストが違うように思うな。原作読んでませんけど、ちょと興味ぶかいと思ったのは、「4年」ていう期間の区切りの意味。「感情が芽生えるころに死ぬように」ですよね。「4年」て意味深だよねー。だって「4年」て「異性間の愛情が持続する期間」て説があるでしょ。「4年」で相手を取り替えていくのが「自然」の理に適っているという。それがほんとかどうかは知らないが、どうも「4年」ていうのは人間の感情生活において「ひとつのターム」なのではないでしょうか。そんでレプリに感情が芽生えるまで4年。意味深だ。あと、ロイがデッカードを助けた理由は、「他人と会話することでまだ生きて(stay)いることを確かめていたい」と、「せめて誰かに看取られて死にたい」だと思います。しかしまあ、久ーしぶりに見たけど説明が無さすぎて本当に疲れた。《追記》日本とキリスト教圏イスラム教圏の観客では人造人間に対する受け入れ方は全く違うものであると思われる。「人間と変わらぬ外見をもち、感情もある」なら仲間として受け入れるかといったら、それは「創造主」を信じる人にとっては「絶対に」受け入れることはできないはずだ。なぜなら彼ら「人造人間」は「神のつくりたもうた生命」ではないから「祝福」されていないのだから、自分たち人間とは「絶対に」同じではないし、まして「仲間」ではない。だから「物扱い」できる。創造主のいる世界では、神に祝福された者(母親から産まれた者)だけが「人間」であって、どんなに相似形であっても根本的に違う。ロイがAA級のネクサスであってもそれは同じ。仏教圏や儒教圏の作品ではないのでそういった前提で観る必要がある。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-29 14:30:53)《改行有》

52.  フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 「お告げ」を聞いたケビンコスナー演じるレイが、ブロークンな行動に出るのだが、なぜか妻子にまで幻覚が見えている。=彼は統合失調症ではない。=ファンタジー映画である。 レイリオッタのシューレスジャクソンの存在感がすごい。コスナーは出ずっぱりなのに食われている。俳優さんはやはり「たたずまい」「ありよう」である。演技うんぬんは当然かもしれないが、普通の観客にとっては「演技の巧妙」など2番目以下。60年代回顧やら「アメリカの善き人(グラハム医師)」やら、「野球への思い入れ」やら、とりとめもないような、絞りきれていないような、「お告げ」の末にたどり着いたのは、「父と子のキャッチボール」。これで全アメリカ人男性を号泣させてしまったわけだ。すごいような。「ふーん」としか言いようがないような。フランスではそっぽを向かれたというのが皮肉だ(フランス人は野球が嫌い)。当然日本では大ウケ。野球場にどんどんゴーストプレイヤーが増えていくところがミソです。ちょっと「育てゲー」感あり。アメリカ人男性の野球に対する思い入れを知るには良い教材です。「すごい」レイリオッタは一見の価値あり[DVD(字幕)] 7点(2006-01-22 17:13:56)《改行有》

53.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 レンタルで毎日みたあげく、購入。原作本まで購入。麻薬のようにはまりました。刻々と状況が変化していくことがスリリング。そして、映像が美しい。とくに、祈りの場面。そして最初のヘリから降りて展開する場面。作戦のブリーフィング場面。無駄がなく、美しい。特筆すべきは音楽。インフォーマーの車のラジオの曲でさえ、ドンピシャはまっていて美しい。そしてそして、超リアル。「フルメタルジャケット」並といえましょう。あまりに見すぎて、他の映画に同じ俳優さんが出ていると、発音と訛りですぐわかるほどに。 やることなすこと悪循環で、どつぼにはまっていく様子も、感情を排したクールな描写に好感がもてる。1機目墜落時のジェレミーピヴェンのセリフまわし。「We’re going down」って歌うように言って唇をキュッと結ぶのさ。落っこちてるのに。なんてセクシーなの。(趣味が特化しているのでお許しを)ところで本物のトムサイズモア役の人は、あんなにかっこよくなかったのよね。ぐるぐるまわったあげく帰っただけなんだって。だまされた気分。ラストにクレジットで死亡した兵士の実名が出るでしょ、「あの人やこの人は…」て見てしまった。やっぱり死んでた。実在の兵士のご家族にとって、この映画にクレジットされたことが、そして、息子や夫の姿が映像として残されたことが(フィクション化されていても)、苦痛となったはずはないと思う。アーリントン墓地に埋葬されるだけではなく、このような形のレクイエムも、ありだと思う。「反戦か反戦でないか」を語った映画ではない。「アメリカを守る人」として遠い国へ行かされて、死んだり重いケガをした兵士たちに、僕らはスポットライトを当てずにいられなかったんだ、そんな気がする。そして、「マイケル、決して君を置き去りにはしないぞ」と一晩中ヘリに乗って叫び続けた仲間の姿にも。(実際は全然離れたとこに連れていかれて聞いてなかったらしいけど)ここではアメリカの「世界の番人」的あり方の善悪を論じるのは的外れであるように思う。[DVD(字幕)] 9点(2005-12-29 18:16:46)(良:4票) 《改行有》

54.  フォーン・ブース 《ネタバレ》 おもしろかったかといえばそうでもありません。サル顔の男優さんはダメなんです。サル顔の女優さんはOKです(例 財前直見、ヘレナボナムカーター)。ところで、映画において、不可解な犯人像を作成する際に、「完全無欠で全能」な人間離れした奴にするのはもうやめたほうがよくないですか。なんかもうお約束でつまんない。そんなら「悪魔」とか「もののけ」と一緒じゃん。本当の犯人は、想定外のハプニングに襲われてドジこいたりしているはず。それがまた捜査を迷わせたりして。実際の事件でもそうですよね。[DVD(字幕)] 6点(2005-12-25 13:12:41)

55.  ブロークダウン・パレス 《ネタバレ》 「ミッドナイトエクスプレス」の女版。女版だけに「ミッドナイト」よりはソフトになっている。しかし「出られない」。なんか「女を罰している」のか?[ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-16 20:34:49)

56.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト 《ネタバレ》 けっこうおもしろかった。個人的には、映画は最後まで飽きずに興味をもって見られればまずよし。残り時間が惜しくなるほどのものはなおよし。見終わった後、繰り返し見ずにはいられないもののうち、購入せずにいられなくなるものが殿堂入り。皆さんはいかがでしょう。 ブレアウイッチは、「1」はおもしろく見られたよ。なかなかうまく作ってる。ヘザーは白人の女優としてはブスだけど、こういうときは、「目がデカい」ことがものをいう。新人フイルムメイカーさんの努力作には、とりあえず敬意をはらおうじゃないかー。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-10 00:40:32)《改行有》

57.  ファストフード・ファストウーマン 《ネタバレ》 なんの共感ももてないヒロインだったような気がするなあ。胸がすごい。八方破れな人生。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-24 22:32:46)

58.  フォーガットン 《ネタバレ》 「ビューティフルマインド」の逆バージョン。予告編でオチ割れしてしまうのがつらい。ライナスローチのキャラ造型に失敗。宇宙人が感情を表現してはいけない。アルフレよいなあ。映画で母性を強調するのももうここが限界であろう。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-23 19:03:37)

59.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 個人的には、全体を流れるテーマは「地獄の黙示録」と同じ「正気を保てるのか」であったように思う。ただ、めざすものが、「更なる狂気をもつに至った人物」ではなく、「ナンセンスな使命」であったのだよなあ。生還したウィラードと違ってミラーは死ぬ。出番の少ないマットがよし。話題の冒頭シーンについては、「狙いすぎ?」。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-23 13:37:25)

60.  ファーゴ 《ネタバレ》 うーん、見る人が見ればきっと違うのであろう。なぜアカデミー賞。 ある評論家が「妊娠小説」という言葉を発明したが、これは「妊娠映画」。 見ている間とにかくずーっと腹が重いのよ。だから息切れしながら見てるような、おかしな感覚なんだって。「はやく産んじまってくれよ、気になるから」だ。狙いといえばあまりな狙い方じゃ。疲れるので再視聴はなし。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-21 23:31:05)(良:1票) 《改行有》

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