みんなのシネマレビュー |
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1. フル・モンティ 面白い!!英国アカデミー賞取ったのもうなずける。ギャグ(というかジョークと言った方が正しいね)がモンティ・パイソンから脈々と受け継がれるバカな話なのに変に格調高い点は実にイギリスらしいです。曲もいいよね。ラストの「帽子だけは取らないで」が絶妙!!10点(2001-11-15 18:33:18) 2. ブルース・ブラザース いや、久々にDVDで見たのだけど、これ正統派のミュージカルだね。第一に役者がちゃんと歌手になっていると言う点は凄い。また、映画で使われる歌が今聞いてもそれほど古臭くなってない(さすがにローハイドとか古いのもあるけど)この映画はジェイクが中心の様にとられがちだけど、実はエルウッドがいないと成立しない様にシナリオが書かれてるし、そういったアイデアを持ち込んだエイクロイドの才能は凄いと思う。だから「ブルースブラザース2000」がジェイク無しでも当ったんだと思う。まぁ、ベルーシファンにはつまらなかっただろうけど。10点(2001-07-08 03:51:38) 3. プロジェクトA ジャッキー・チェンのカンフー物以外のアクション物では一番好きです。相変わらず香港らしい展開の早い映画なんですが、その中でも香港映画なのに久々の決してシナリオに破綻が無かった映画って気がします。9点(2002-01-07 18:34:23) 4. ふたり(1991) 大林自ら「新・尾道三部作」と称した第1作目の映画ですが、今までの「尾道三部作」にあった思春期の恋しい気持ちとはまったく異なる映像にはっとさせられました。映画のための原作は二度と作らないといった赤川次郎を映画に呼び出しただけの効果はあったかな。赤川次郎の書く残酷さを大林のタッチで実に巧く捉えてます。役者の中では主役の石田ひかりと中島朋子以上に中江由里、島崎和歌子などの脇役が実にいい演技をしてるんだ、特に岸辺一徳の淡々とした演技と嗚咽する瞬間のギャップの激しさが演出としては見事でした。でも大林のブルーバックの使い方のおかしな所は相変わらずですなぁ。9点(2001-11-15 20:29:15) 5. ブレイブハート これみると日本とイギリスが良く似てるなーってのが正直な感想ですね。この時代の物語は決してハッピーエンドで終わるものは少ないし、見方で善悪も大きく変わる。その中でこんな英雄がいたという伝記をさらりと流された感じがしてあたしは好きです。よくよく考えると映像の美しさが当時の戦いや政治の残酷さを薄れさせている感じが否めないのだけど、それは仕方ないのかな。9点(2001-09-03 19:34:30) 6. プラトーン ベトナム戦争をここまで醜悪に撮ったオリバ・ストーンはやはり評価しないといけないんじゃないだろうか。また、軍事コーディネーターのデイル・A・ダイが相当派手にしごいた賜物なのか、トム・ベレンジャーとウイレム・デフォーの「目」の演技にはちょっとびっくりしたなぁ。今までかなり戦争映画見たけど、始めて見た時の衝撃はこれ以外には少ないなぁ。9点(2001-07-16 18:52:21) 7. フィールド・オブ・ドリームス 素直に感動できた映画ですね。「さよならゲーム」もそうだったけど、コスナーって、スポーツ系の映画にでると、妙に映える人ですね。しかし、アール・ジョーンズはどんな映画に出ても存在感でかいよなぁ。あの”トウモロコシ畑スタジアム”での名演説があるから、ラストのキャッチボールが感動的だったと思います。9点(2001-06-27 18:26:48) 8. 50/50 フィフティ・フィフティ(2011) 《ネタバレ》 これ、あたしの好きな部類の映画ですね。物凄く重くなってもおかしく無い死に関わる病気を患者とそれを取り巻く人達の姿を半ば笑い捨てる様に描いているという点で、話の重さを軽く見せているのが逆にこうした問題への取り組みを考えさせられるのかな、と感じました。少し行き過ぎという部分も見られるのですが、家族への想い、友人の献身、恋人の裏切りなどを通して、患者本人が成長する様は非常に面白いです。[映画館(字幕)] 8点(2012-01-22 10:39:16) 9. ブラック・スワン 《ネタバレ》 あたしはバレエについては全く分からないので、そちらの技術については他の方のレビューを見て頂くとして、凄いなと思ったのは、ナタリー・ポートマン演ずるバレリーナの精神の崩壊していく過程で、自らが「白鳥の湖」のソロの演技を身につけていく様じゃないかな、と思う。現実と虚構が入り乱れて、何がなんだか分からない状況で話が進んでいくが、その中で、表情が変化していく様というのは圧巻でした。ラストの白鳥の湖を演じる姿というのはそうした変化の集大成であり、自身が役を奪われるのではないかという脅えがバレエの前段、役を全て演じるという欲望の為に変化した姿が中盤の黒鳥、欲望を満たす事にやってしまった結果が幻想であった事に安堵して演じるのがラストという、ある意味、白鳥の湖の全てを演じきる事ができた事に酔いしれる彼女の最後の台詞こそが、そっくり演者であるナタリー・ポートマンに返ってくるという感じがあったのが良かったと思います。作りとしてかなり古典的なギミックやサブリミナル効果やCGを使うというのも気持ち悪くて面白かったですね。[映画館(字幕)] 8点(2011-06-15 17:46:30) 10. ブラックマジック M-66〈OVA〉 士郎正宗が監督・脚本・作画とやっているだけあって、かなり士郎正宗独特の世界観が出ていると思います。[ビデオ(邦画)] 8点(2010-11-30 00:05:32) 11. ファンシイダンス 「シコふんじゃった」を見て、その前の周防作品を見たいと思いつつ、すっかり忘れてて(笑)ようやく見ました。当時、モックンが丸坊主になるっていうんでマスコミが物凄く喰い付いたの思い出しましたよ。公開当時は海のものとも山のものとも思えず見なかったのだけど、本当に面白い。視点が違うというか、着眼点が良いというか、周防監督の映画はどれを見ても不思議と魅了されるものがあります。坊主の修行の話はあたしも知り合いの住職(あたしの恩師)に聞いた事ありましたけど、ピンとこなかったんです。で、この映画を見て納得するものがありました。ははん、アイツが言ってたのはこういう事かと。だから、あたしの場合、ギャグで笑い、ギャグ以外の所でボンさんの行動で笑い、1本の映画で2度笑える映画になってました。 竹中直人、田口浩正というのは本当に面白い伽羅、もとい、キャラです。田口は初の映画という事もあり、演技にぎこちなさがあるけど、お笑いやってるせいか、個性なのか、そのぎこちなさが妙なほど良い味になってましたね。あと、個人的に好きだったのが大槻ケンヂ、当時の筋少でやたらと仏教色の濃い歌詞の歌を歌ってたのに、ここでは宣教師役であたしは思いっきり腹を捩って笑ってしまいました。もう、そこに居るだけで面白いもんね。 本木雅弘の演技は当時のテレビドラマで見たときあまり上手くないと思ってたのだけど、周防監督に会って変わったのかなぁ、凄く良くなってたと思う。残念なのは鈴木保奈美、デビュー作から見てるけど、まだ上手くなってない。その辺が減点の対象になってしまいました。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-02 20:49:17)《改行有》 12. フェノミナン 【きゅう】さんは素人の目で映画を評価した方がと言うのだけど、あんまり関係無いんじゃ無いですかね。逆に素人の方が専門的な知識に手を出すような事は鷹揚にしてある話だし・・・あたしはこの映画は結構好きですよ。SFと思ってみていた人もいるようですけど、どちらかと言うとファンタジーですよね。「日常生活でのファンタジー」というのはなかなか難しいと思うのだけど、この映画は実にさらっとやってのけているような気がします。しかしこんなにトラボルタっていい役者でしたっけ?凄くナチュラルな田舎モンを演じてるように見えます。確かにテーマ性は明確でないかな。でもあまりテーマ性にこだわるとこの映画の場合は見えるものが見えなくなるような気がします。あと個人的にはフォレスト・ウィテカーの役回りとして、こんな幸福な役だったのは嬉しかったですね。(笑)8点(2003-04-27 20:39:16) 13. フライングハイ ホントにくだらない。でもそれが面白い。コメディの典型なんですけどね。だから素直に評価してます。8点(2002-10-17 00:45:52) 14. BU・SU 心の醜い少女が日舞をとおして綺麗になっていく姿を追っているのだが、監督の市川準は始めての映画なんだけど何とも言えぬ幻想的な撮り方をして驚いた。決して完成度の高い映画では無いけど、内舘牧子が表現する柔らかさを十分に引き出してたんじゃないかと思う。高島政弘はこれが映画初主演なんだけど、演技は巧いです。ちょっと高校生と言うには老けすぎでした。8点(2001-11-09 18:53:17) 15. プリティ・リーグ あたしは最初、タイトルのイメージとマドンナが出ているって事で敬遠してたんですよ(笑)。でもこの映画を見て反省させられました。アメリカにおける野球映画の面白さというのは根底にある国技に対する国民の意識が強い事なんですよね。ラストの年寄りになった元選手達が野球殿堂の女子リーグのコーナーで昔控え室で歌った歌を歌うくだりなんか単純にアメリカらしくって好きです。8点(2001-10-29 16:20:16) 16. ブルース・ブラザース2000 前作を踏襲している点で前作を見てないと、当時の彼らが18年でどうなったとかいう部分のネタがわからないんだけど、そう言う事を差し引いて見ても面白い。ネタとしてはかなりSFファンタジー的な要素が入って困った部分もあるけど、ブルースブラザースだからOK(笑)。基本的には18年経っているけど、同じ事を繰り返しているっていうのがミソなんだろうね。ジョン・グッドマンやジョー・モートンも見事にベルーシの代役を果たしたね。ブルース・モービルも念願の「潜水」やったし、エイクロイドも満足したんじゃなかろうか。 8点(2001-07-16 19:06:20)(良:1票) 17. フック アタシは個人的には評価しますよ。本来スピルバーグってこういうバカさ加減の良い映画をもっと作っても不思議の無い人なんだけど、1941の影響かこういうのを自分では作らなくなってたからね。子供の夢を壊すとか言う人もいるけど、じゃあ現実にピーターパンを読んだ人って今となってはどれくらいいるのだろうね。凄い単純なシナリオだけど、あたしには前述した事のアンチテーゼが見えて考えさせられましたね。またこういう子供の夢物語みたいな話にロビン・ウィリアムスが良く合うんだ(笑)、ダスティン・ホフマンのキャプテン・フックも彼があれだけ真剣に取り組んだから、余計にファンタジーとしての良さが出てたように思いますね。8点(2001-07-16 18:38:29) 18. 武士の家計簿 ありゃ、思った以上に評価が低いなぁ。 まぁ、元になった話自体が家計簿を基にした話であって、その中をどのような話にしていくかが全てだとは思います。ある意味、ドキュメントだと捉えてみると、非常に面白い映画ではないかと思いますね。森田芳光らしい映画の取り方が存分に出ていたとあたしは思えたし、算盤侍の算盤侍としての誇りとか、上手く表現していたと思うのですけどね。 但し、皆さんが言うとおり、説明不足な感はあります。というか、説明しなくても分かるでしょ、という感覚が無いと分かりにくい撮り方をしている気がします。あたしなんかだとそれが嫌でも分かるからこれで十分とか思ってしまいますけど、分かりやすい映画が増えている昨今、こうした映画は今の人にはなかなか伝わりにくいものがあるのも事実で、この辺が非常に難しい所だと思います。 エンタテインメントで考えると、評価は下がりますけど、エンタテインメントでは無いところでこうした映画もアリかな、と思うので、この点を付けたいと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2010-12-28 12:16:09)《改行有》 19. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白 メル・ギブソンというとどうも、アクション俳優という感じしか無かったのですけど、この映画みたらなんかいきなり性格俳優に代わってましたね。物語は展開が読めてしまうのが残念なんだけど、それ以外はあまりケチの付け様がありませんでした。あまり捻り過ぎてもこの映画が良くなったとは思えないですけどね。7点(2002-11-03 19:28:00) 20. プライベート・レッスン(1993) この間、久々に見たのですけど、こんなにコメディタッチだったかなぁと感心する事しきりでした。主人公がなんか凄く青春してるんだよね。やはりあの頃は若かった証拠か。(笑)7点(2002-10-18 22:26:28)
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