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1. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
《ネタバレ》 前半を見た限りでは冷凍人間のSFコメディなのかと思いましたが、後半いつのまにか
ほのぼのストーリーになっていました。荒唐無稽な設定の割にはストーリーに無理が
なく、一つ一つのシーンが心にしみわたる感じがしました。悪人が一人も出てこない
映画も最近では珍しくなりました。確かに難を言えば結末に向けての展開がなんとなく
予想出来てしまうところですし、最後にもうひねりほしかったところではありますけど、
欲を言ったら切りがありませんね。
7点(2004-11-07 19:00:07)《改行有》
2. フォーリング・ダウン
《ネタバレ》 アメリカで何度もテレビCMで見て、観たいと
思っていて今まで見逃していました。CMから想像したのは、最初から
最後まで世の中の腹立たしいことに切れまくり続けるオッサンをコミカル
に描いた話だと思っていました。前半はそんな感じでしたが、後半は一転
社会派映画っぽくなりました。何人かの人も書いているように前半のノリ
をもう少し続けてほしかったとも思いますが、後半の展開も悪くはありま
せんでした。妻の尻に敷かれ事件当日に退職する刑事の存在がとても大き
かったと思います。
日本などでも無関係の人たちを巻き込んだ自暴自棄の拡大自殺的な犯罪が
起きる今日、決してそれらを擁護するものではありませんが、一方で何度
観ても世の中の不条理に次々と怒りを爆発させていく主人公の男に痛快さ
を感じ喝采したくなってしまうのも確かです。
ちなみにアメリカで911と言えばemergencyの電話番号、すなわち日本での
110番ですから、同時多発テロを予言していたわけではないと思います。[地上波(吹替)] 7点(2004-09-10 23:22:46)《改行有》
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