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1. 不意打ち
知らない人間が自宅に入り込んできて好き放題される構図はなるほど怖い。密室劇として「ミザリー」のような傑作になったかもしれないのですが、駆け引きの描写は弱い。アル中、娼婦のコンビが第三者として、中盤までは展開が単調になるのを防いでいたのですが、終盤は逆に足を引っ張ってしまった。不良たち隙だらけでしょ、なぜ逃げないの?とイライラしました。[DVD(字幕)] 5点(2021-05-15 21:17:59)
2. 武士道残酷物語
ベルリン映画祭 金熊賞受賞ですって?東洋に珍奇な風習があるぞって面白がられた結果に決まってる!と断言したくなる理不尽(しかし、日本人なので、いくらかは理解できる)の乱れ打ちにやられました。飯倉修蔵がひどい目に遭って、ああやっと終わったと思ったら、明治編が始まったので、観るのを止めたいと本気で思いましたね(そこで登場する元主君・加藤嘉の気持ち悪さ、鈴の音の禍々しさは必見)。最後の最後でわずかに光明があるとはいえ、作り手の狙い通り胸糞悪い作品であることに変わりありません。複数人数で「ありえない!」とツッコミを入れながら鑑賞するのが良いでしょう。[DVD(邦画)] 7点(2019-09-25 15:05:43)
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