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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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評価順12
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1.  プレデター 《ネタバレ》 これぞ本格派にして正統派SFアクション大作だと声を大にして言いたい! 子供の時から何回も何回も観てきた映画だけどやっぱり面白い映画だと再認識しました☆ もうダッチ(=アーノルド・シュワルツネッガー)は筋肉魅せまくりっすね!!他のメンバーもみんなしてマッチョばっかやし(笑) この映画のいいところはただのSFアクションではなく男同士の熱い友情人間ドラマもあるところです。最初は指揮官として作戦に参加したディロンが気に入らなかったマックだけども、親友のガトリングガンを持ったにいちゃんが死んでしまってその復讐の為にディロンと協力してプレデターを倒そうとするシーンは裏側にある人間ドラマがあると言う点からお気に入りのシーンです。 もうすぐ「プレデターVSエイリアン」が出るそうですがオレの予想としては断然プレデター有利でしょう。エイリアンはろくな知能も無いけどプレデターは待ち伏せしたり罠を避けたりと人以上の知能を感じられるから。10点(2004-08-03 20:29:01)《改行有》

2.  42~世界を変えた男~ 《ネタバレ》 いま当然となっているものでも昔はそうでなかった。あるいは何らかの歴史の上に成り立っている「いま」であった。そういうことを知ることができる映画でした。 自分が日本人だからか、それとも今の時代に生きているからなのか。黒人差別と言われてもピンとこないというのが正直なところです。まあ日本人にしてみれば白人も黒人もどちらも「外人」であってその感覚そのものに隔たりはありませんから。あえて「外人」と書きましたが日本人もある意味「外人」に対して偏見を持っていて、無意識もしくは無条件にそういう感覚を持っているという意味では黒人差別と通じるものがあるのかもしれません。 さて舞台は第2次世界大戦直後のアメリカ野球界。当時は野球選手と言えば全員白人というのが当たり前で、黒人選手など一人もいなかった。黒人は野球選手としてどころか社会から排斥されて不当な扱いばかり受けていた時代。黒人というだけで飛行機は無理やりキャンセルして白人に渡され、トイレやシャワー、その他公共施設も白人と同じものを使うことは許されなかった。そんな中で野球選手としてBranch Ricky(=Harrison Fordさん)に見いだされ、史上初めての黒人選手Jacky Robinsonが誕生するというお話。 万人に見せる映画なので一見きれいなドラマに仕上がっていますが、「実話に基づく」とはいえここで描かれた以上のこともたくさんあったんでしょうねえ。シンシナティとの試合で、純粋に野球が好きそうな白人の子供が、その父親がロビンソンを口汚く野次っているのを見て自分もそうすべきなのかなと逡巡した挙句、「この黒人やろう!出ていけ!」と野次を始めたのはショッキングでした。自分が日本人で、今の時代に生きているからその異常性がわかりますが、なんて悲しいことなんでしょうか。逆にいまのこの日本の社会の中で自分たちがそういうことをしていないか、子供たちにそんな差別意識の伝達をしていないのか、改めて思いをはせてみる良い機会となりました。 ただ上述のように万人向けの作りになっていたため、本当の黒人差別のひどさを知ることができたかというと少々物足りなかったか。例えばこれをその時代に生きた黒人の人に見てもらって、「これで当時の差別のひどさが十分伝わりますか」と聞けばおそらく不十分と言われるような気がする。少し鑑賞者のレートをあげてもよいからもっと踏み込んでほしかった。これを観た人全てが、黒人を卑下するあの言葉を使うことを心から忌避してしまう、そんな映画を。実際にこれを観た黒人の人の意見も聞いてみたいと思いました。[インターネット(字幕)] 9点(2021-09-07 15:10:19)《改行有》

3.  ファミリー・ツリー 《ネタバレ》 どっちかというとヒューマンドラマ系の映画は私は敬遠するタイプなのですが、なんとなく観ることに。ですが『LOST』シリーズをコンプリートした自分としては、ハワイがロケ地だった『LOST』の情景を思い出せてとても入り込みやすかった映画でした。 一般に「楽園」「パラダイス」と形容されるハワイを舞台として、そんなイメージとかけ離れたある一家の苦難が描かれます。冒頭から奥さん意識不明の危篤状態。娘たちは素行が良いとは言えず、肝心の一家の大黒柱の父親との関係も不良・・・。というやや鬱になる状態から話はスタート。 はっきり言って中盤くらいまでは「苦手な雰囲気」の映画でした。父親は頑張ってるけど娘はやる気無いし、彼氏なんか「何でこいつ映画に出したんだ!?」ってくらいのイライラキャラで、「みんなのシネマレビュー」の評価で行けば「3」くらい付けてやろうかなと思っていたくらいです。 しかしそこからの家族のつながり方がすごい。決して妥協しないお父さんの姿勢が娘たちにもわかってきたのか、急接近と言うわけではなく本当に徐々に子供たちがお父さんの苦悩をわかっていく過程が丁寧に描かれていました。 極めつけは父親(=ジョージ・クルーニーさん)に向かってその義父が彼のことを罵倒するシーン。ただただ自分の娘のことが可愛い義父は彼女の浮気のことなど知らず義理の息子のマットをなじり続けるのですが、それを見かねたアレクサンドラと彼氏が「お父さんは精一杯頑張ったわ!!」とマットを擁護します。義父は黙って俯き、マットとアレクサンドラそして彼氏は部屋を出ます。そして外から部屋をのぞくと、ただ黙って娘の顔をなで続ける義父の姿が。それを見てアレクサンドラと彼氏も何かを感じます。 このシーンはとても思うものがありました。一言も発することができない人間の周囲にどれだけの思い・気持ちが交錯し、争いを生み、理解を生むのかと。 一つだけ蛇足と感じたのはやはりタイトルにもなった『The descendants』=「子孫たち」という部分でしょうか。私としてはこの部分はいらなかったかな・・・と。そんなに物語の大筋に絡む部分でもありませんでしたし、私はこのストーリーとハワイの情景でお腹いっぱいでした。変にお金が絡んだりする話は、ただただ蛇足と感じた。[DVD(字幕)] 9点(2013-05-12 13:09:31)《改行有》

4.  PUSH 光と闇の能力者 《ネタバレ》 「面白かったー!!ここでは何点付いてんだろう」って興味津々でレビューの平均点見たら評価平均2.12点(私が見た時点で)でびっくりしました。なんでだろう、私にはかなり面白かったんだが。 まず能力がジャンル分けされてるってのが面白い。ある程度決まった形での能力が存在すると言うのがHUNTER×HUNTERみたいなマンガとかゲームの設定みたいでまず興味を引かれた。主要な能力者同士が敵味方に分かれて闘うのを見て、邦題の意味もなるほどと。邦題でなぜPUSHをそんなにPUSHするのかは分かりませんでしたが。 ダコタさん対中国女のウォッチャー対決などは面白かった!SFアクションに加えて、ウォッチャーを絡めた心理戦もドキドキしながら見ていました。まずダコタさんがかっこいい!!下でも書かれてますが、ショートパンツに奇抜な格好で大人のような振る舞いを見せる彼女は『レオン』のナタリー・ポートマンさんを思い出させます。一番綺麗だと思ったシーンは、夜の坂道で赤い袋をピッと捨ててお酒をあおるシーン。変な意味でなく、人間として惚れそうになりました。危ない危ない。 全体的にとても良いテンポで話が進み個人的には月イチくらいの映画に入ります☆ 細部で雑なところもあります。個人的に一番不可解なのはキラをはじめとするプッシャーが、どう考えても非効率的な能力の使い方をしているところです。人を洗脳して好き放題に操れるんだからもっとやりかたはあっただろうに。銃弾の雨の中を這いずり回って闘わなければならない意味が分からない。だいたいなんであの能力が"PUSH"なんだろう??あと作中で能力名は出ませんでしたが、大声を出す"BLEEDER"はうるさかった(笑)あの中の一人が芸人の庄司そっくりだったんですがどうでしょう??[DVD(字幕)] 9点(2011-03-09 10:06:24)(良:1票) 《改行有》

5.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 ただ綺麗で、高価で、女性にプレゼントすれば喜んでもらえるものというくらいの認識しかなかったダイアモンドに対する見方がずいぶん変わった気がします。休日にショッピングモールのウィンドウに何気なく見つけるダイアモンドにもあんな歴史があるかもしれないのですね。まさに"BLOOD DIAMOND"(血にまみれたダイアモンド)だと思いました。 血にまみれたといえば、RUFの活動は全くもって理解しがたい。最初は政府への反発とかもっと真っ当な理念があったはずなのに、少年兵を拉致・麻薬漬けにし軍事的に洗脳。大量虐殺。この映画を見る限り、反政府組織なんて名ばかりのただのヤンキー&ジャンキーの集まりで・・・、そんな中で歪んだ教育を受けさせられる子供たちの存在はただただ悲しいですね。本当にまっすぐに育っていた子供が「テメェなんか消えちまえ、クソヤロー!!」とか言うようになってたら本当に悲しいですよね。麻薬ってほんと怖いわ。。。 序盤、UNHCRの活動の一端なども映画に出てきましたが、現場は実際ああいったものなんですかね。。。難民がたくさん押し寄せるから、一人一人の話もじっくり聞けないのかな。そういった意味では映画という演出を基本とする形ではなく、ドキュメンタリーで見せてもらっても面白い話だったかも、と思います。もちろん映画も良かったですけどね。 レオナルド・ディカプリオは久しぶりにかっこいい役。ちょっと惚れる。冒頭、ダイアモンドの密売人と言うけっこうケチな立ち位置だったのが、利害の一致からソロモンやマディーと行動を共にするようになってからはまさにガーディアン!!なんだかんだダイアモンドのことばかり気にしながらも、しっかり二人をフォローする姿は何とも勇壮でした。 自分の身近にあるものが、どんな経緯で今ここにあるのか。どんな人の気持ちを渡ってきて今ここにあるのか。それはこの映画のように欲望であったり、はたまた誰かの努力の賜物であったり、誰かの親切であったり。そういった「モノ」の原点というものに目を向ける、素晴らしい映画だと思います。今回その「モノ」はダイアモンドだったわけですが、他の「モノ」についてもちょっと見方が変わるかもしれません。[DVD(字幕)] 9点(2009-09-08 23:39:36)(良:1票) 《改行有》

6.  BLACK & WHITE/ブラック&ホワイト(2012) 《ネタバレ》 予告編ですでにクスクス笑っていました。映画館では観れませんでしたが、満を持してのレンタル鑑賞。「ひょっとしてその女・・・カブッた!?」のシーンは忘れられない(笑) 近年に多い予告編でだます類の映画ではなく、予告編で視聴者が期待したとおりの内容にとても満足できました。CIAのエージェントが女をゲットするために職権乱用しまくりってのが良いですね◎それも決して陰険な感じのストーカー然としたものではなく、しかし男の本能は全開で彼女をストーカーすると言う(笑) そしてお互いCIAエージェントで同じ女を好きになって同じ方法でストーカーするこの二人が、『Black & White』のタイトルに題されるようにきちんとキャラの色分けがされていることがすごい!!どっちが黒って言うと・・・FDRなんでしょうね、やっぱり。女性はやはりタックのような紳士よりFDRのようなチャラっぽい男性のほうがいいのでしょうか。考えさせられます。 リース・ウィザースプーンさんも久しぶりに見ました。どっちかというと苦手な顔なのにそれでも可愛い雰囲気を出しているあたりはさすがだと思う。平然とストーカー行為をする男性陣に対し、こちらも平然と恋愛のダブルヘッダー。終盤で実はタックとFDRが顔見知りということを知り切れる彼女ですが、「あんたに切れる権利は無いよ、笑」とそこだけ妙に冷めた目で見てしまった。他にも彼女は役柄の上で作り込めていないところがあるように感じ、そのあたりで少し評価が下がってしまっているかもしれません。 しかしとても流れの良い映画で、観やすいし楽しい映画だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-12-28 22:10:50)(良:1票) 《改行有》

7.  ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 製作者の意図がはっきりとわかる作品。観てる人を楽しませるとかスッキリさせるつもりなんかさらっさらないですね。ここまで徹底的にやられると潔いとさえ思う。その首尾一貫した姿勢に脱帽。 かなりネタバレますが、最後の最後まで救いようのない話でしたね。人よりは多く映画を観てきた自負はありますが、こんな展開でやられたのは初めて。どこかでハッピーエンディングへと話がシフトしていくんだろうという自分の予想を完全に裏切ってくれました。救いようのない話というだけなら他にもいくらか思い浮かびますが、ここまで淡々淡々と、特に大きなBGMも無く、シーンによっては10分近くノーカットでゆっくりと見せ続けるという手法はある意味で新鮮でした。 おそらく大方の人が上述の私のように、どこかでどんでん返しがあると思っていたと思います。それが全くない。最後まで犯人たちの思い通りに進みきったというサスペンス。 この作り方からもわかるように、この映画は観てる人を真正面から挑発しています。いきなりカメラ目線でこっちに喋りかけてきたり、仲間が殺されても話そのものを巻き戻して無かったことにしてしまう始末。映画を通して「どうだ、気分悪いだろう??」って言われてる気分でした。 でも世の中で起きる犯罪なんて本当にこんなものなのかもしれないと思わされました。カメラ目線や巻き戻しは別にしても、こんな風に犯罪者に踏みにじられるだけ踏みにじられて終わってしまう犠牲者だって現実はいるんだろうなと、そんなことを思わせられてしまった。 ある意味私には革命的映画でした。受け入れられない人もたくさんおられるかと思いますが、映画好きな人ほど観てみてほしいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-09-14 14:20:53)(良:1票) 《改行有》

8.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 作中で豚を食べるのか、生かすのかという形上の決着は出ましたが、どっちがいいかという本質的なところでは結局結論は出ずでしたね。しかしそれでいいんだと思います。最終的な結論や立場は違えど、一匹の豚の生命に対して真正面から向き合って考えるという最高の教育はできたのではないでしょうか。どっちの立場の子供も、今後スーパーで豚肉を見ても今までのようにただの売り物の食糧とは見なくなってるのではないでしょうか。 ペットとして愛情を注ぐか、自分たちが生きるための糧として見るかは大人でも意見が分かれる問題かもしれません。しかしそんな葛藤を通じてあの子たちは豚に限らず、自分たちが頂く命に対して真剣に向き合えるのだと思います。映画として多少大げさな誇張やゲタ履かせはあったかもしれませんが、それを飲み込んで充分満足な作品だと思います。現実にあそこまでうまくいくかどうかは別として、子供たちの討論の様子に心打たれました。良作★[DVD(邦画)] 8点(2011-06-24 23:56:22)《改行有》

9.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 「プレデター1が一番良かった!」という持論がある私としましては、やはりこの『プレデターズ』も物足りなさを感じる内容でした。とりあえず主要キャストのムキムキ度が全然違う。そりゃあエイドリアン・ブロディさんも他の方たちもそこらの一般男性よりはよっぽど屈強に見えますけど、「1」で汗でテラテラ光るその勇壮な肉体美を惜しげもなく披露したシュワちゃんやカール・ウェザースさんにはかなり見劣りします。 あとのキャストの方々も、アクション俳優と言うよりかどちらかと言うとサスペンス俳優。体を動かすよりも口が動くといった印象。口ではなく空気で動いていた「1」のシュワちゃん部隊とはえらい違いだと感じてしまいました。今作のは寄せ集め集団なので仕方ないのでしょうけど。 やはり私は「1」信者なのでしょう。ここまで書いてどうしても「1」と比べてみてしまう自分に気づきました。ちょっと面白いと思うシーンがあるのも、あくまで「1」のイメージをベースに観てるからであって、自分が『プレデターズ』そのものをちゃんと鑑賞してないことに自分でも少し残念でした。 しかし今作を作った監督も「1」信者と言う点では似たものを感じました。音楽は同じものを使っているし、滝から落ちるシーンやプレデターVS人間の白兵戦シーン、泥パックシーンなどは完全に「1」をイメージして、それを超えようと模索したものだと推測します。 「やっぱりプレデターシリーズを作るならこの描写は外せない、この音楽も外せない」とか監督も相当頭を悩ませたのではないでしょうか。物足りないところはあったにしても、「プレデター愛」はとても伝わる作品でした。その評価コミで8点で付けたいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-30 13:38:54)《改行有》

10.  50/50 フィフティ・フィフティ(2011) 《ネタバレ》 家族にいくつかの問題は持ちながらも、現代人としてはいたって真面目であり人並みな暮らしを送っていたアダム(=ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。そんな中唐突に自分にガンがあることが判明。周囲の人間や自分の中の葛藤などと紆余曲折しながらそれに向き合っていくというお話。 タイトルは生存率。まさに生きるか死ぬか真っ二つという状況で当たり前ですがアダムは苦悩し、足掻きます。アダムの家族・友人・彼女・カウンセラーもそれぞれにアダムについて苦悩し、足掻きます。決して平坦とは言えない道程ながらもそれでも彼は自分なりに一歩ずつ前進し、ある種の信念を得てラスト手術に臨みます。 借りる時にろくにDVDのジャケットも見ず最初私はこれがコメディだと思っていました。やたらテンションの高い友人は出てくるしガンが見つかったとか父親がアルツハイマーだとかは、こう言ってはなんですが洋画(というか米画)特有のブラックジョーク的なフラグ程度にしか思っていませんでしたが、思った以上にシリアスに作りこんであるストーリーで良い意味で裏切られました。 しかしカウンセラーに限ってはやはり「映画」的展開でした。あんなに気を許してくれるカウンセラーなら良いなあとか、少し羨ましく思ってしまったり。美人だし、こういうと批判されるかもしれないがあんな人とカウンセリングで毎回会えるって思ったらそれだけで元気になれそう。でもやっぱり自分がガンとかだとそうも思えないのかな。う~ん、こればっかりは当事者になってみないとわからん。 と、まあ独り言のようなつぶやきですみません。良い映画ですよ!上記のつぶやきのように、色々考えさせられると思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-11-16 22:41:40)(良:1票) 《改行有》

11.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 《ネタバレ》 人間がサルより下で家畜扱いされているという惑星での設定。それならいっそ主役のレオ(=マーク・ウォールバーグさん)以外の人間はしゃべれないという設定でいって欲しかった。家畜が喋れて意思疎通が図れればそりゃあ情も湧くでしょう。むしろ意思疎通が図れる生き物に家畜扱いができることが不自然。言葉を持つ知能を持つ生き物を飼いならそうなんて設定がそもそも無茶。まあ相手がサルだから間を取りにくかったのでしょうが・・・(類人猿とか??)ただ愛玩と奴隷役のためにあれだけの人間が必要かというと疑問符が残る。サルのためにある惑星という設定で、人間の役割とかその数とか、知能とか、そういう細かいところに不満・疑問が残る作品だったことは言いたいですね。 しかし「もし自分たち(人間)が家畜になったら」という想定で観る分にはインパクトは十分にあり、考えさせられる作品だったと思います。家畜の気持ちが少しはわかるかな、と。グロくはなりますがそれこそ食肉用の家畜だったらもっとひどいことになるだろうとか、豚や牛もこんな気持ちになったりするんだろうかとか考えました。犬や猫も互いに言葉が喋れるくらいの知能がありコミュニケーションを取れたら、人間に反乱を起こしてるかもしれませんね。そんなことを考える作品。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-28 10:36:53)(良:2票) 《改行有》

12.  ファースト・ミッション 《ネタバレ》 別の映画の予告編に魅せられ鑑賞☆同予告編で日本語吹き替えが秀逸とのことだったので、普段は字幕主義なのをあえて吹き替えで鑑賞☆☆ストーリーはシンプルだしアクションはスカッとしてとても面白かったです☆☆☆ また、シンプルなのにご都合主義にまとまってなかったのは良かった。アクション主体の映画としてはわりと人死にがある映画だったので、誰も罪に問われないのかな~とか思ってたらジャッキー自ら投降。そして刑務所暮らしってのが妙にリアルだった。あんなに兄に尽くした挙げ句捕まってしまったのに、それでもやはり兄弟なんだっていうシーンはアクション映画らしからぬ感動が。。。ムショ暮らし中もちゃんとジャッキーの周囲の人が兄の面倒を看てくれて、なんか人情味溢れてる感じがうまく昭和のヒューマンドラマテイスト。 兄のサモハンが全くの無罪って言うのも気にはなりますが、下手に裁判とかされても興ざめだしね。 ほとんど手を入れられていない当時のアクションってシンプルですけどその分なんか手に汗握りますね。観ていて楽しくてワクワクします。ただのフィルムの早回しみたいなシーンでも面白い。やっぱり自分昭和の人間ですわ(笑) 個人的におおってなったのは、『カンフー・ハッスル』の仕立て屋のおっちゃんがこの映画に出ていたのを発見したこと。ほんの一瞬のシーンでしたけど、こんな古い映画で知ってる顔が出てきたのでちょっとテンション上がりました↑↑[DVD(吹替)] 7点(2011-02-07 11:07:49)《改行有》

13.  フォーン・ブース 《ネタバレ》 電話ボックスという限られた空間であそこまでの演技を披露するステュ(=コリン・ファレル)に脱帽。あとパム(=ケイティ・ホームズ)の可愛さにも。 物語中盤、電話の主の命令でステュに汚い言葉でなじられても冷静に対応するレイミー刑事(=フォレスト・ウィテカー)に強い頼り甲斐を感じました。 終わり方が中途半端と言う意見もありますが、オレはあの終わり方から次回作なんか期待したりするんですが、ダメでしょうか?? さすがにまた公衆電話を利用するという内容は無理だろうとけど、またこのキャストを使った今回ぐらいの長さの気楽に観れる作品が出来てくれることを願ってます☆ 7点(2004-09-24 21:44:01)《改行有》

14.  BLEACH ブリーチ 《ネタバレ》 意外だ。つい先日『るろうに剣心』の実写版を三本ほど観たのですが、同じ漫画原作の実写版としては『るろうに』よりこちらのほうが全然良かった!で、レビューの方はどうかなーと思って見たら、『るろうに』よりも評価が悪かったのが、意外だ。 一護や雨竜、チャド、織姫などのキャラクターのハマり具合はまあまあ…という感じでしたが、なんと言っても杉咲花さんの朽木ルキアはバッチリハマっていました!外見はまた全然違うのですが、演技というか振る舞いやその人の持つ雰囲気がドンピシャリでした。それだけでも見応えのある作品。級友の圭吾が高校生なのに老けすぎ問題はありましたが、ことあるごとに入る小芝居「(一護が)死んだ。かわいそうに…」というネタは三周目に入る頃には面白くなっていました。 どうしても最近見た同じ実写版の『るろうに』と比較してみてしまいますが、比べるとこちらのほうが無理してない感じで作られてると感じました。登場人物も最小限に、少し原作と変えているところはあっても見ていて破綻を感じない程度に落ち着いてみることができる。戦闘もCGほホロウや、対人間でも殺陣ばかりの目まぐるしい展開ではなく、ちょこちょこ大技や強い敵に圧倒されるといういい意味で大味な展開なのである意味アニメっぽく見ることができた。強いて言うなら一護の斬魄刀が安っぽいことや恋次と白哉のキャストミスでしょうか。そこははっきりハマってないと感じました。 原作を知ってる人でもそこまで抵抗なく楽しめる作品ではないでしょうか。私は漫画やアニメの実写がほとんど受け付けないタイプですが、これはそういう意味では一見の価値あると思います。[インターネット(邦画)] 6点(2022-02-23 15:45:10)《改行有》

15.  フォルトゥナの瞳 《ネタバレ》 鑑賞中にあまり好きでない作家の作品が原作と分かって少し鑑賞意欲が削がれましたが、映画は映画で楽しもうと切り替えて鑑賞しました。 『君の膵臓を食べたい』でも思ったことですが、女性との出会い方とそこからの展開が現実離れしすぎてて、そんな女性いないだろうというツッコミをしながら、最後の最後でようやく女性が最初から親密に接していた理由が明かされました。『フォルトゥナの瞳』けっこうみんな持ってるんですね(笑) どうしても腑に落ちないのが、『フォルトゥナの瞳』で知ってしまった運命を変えると変えた者の命が奪われるという設定。じゃあなぜあの医者は瞳を持っているのだろうか。例えば瞳で見えるのがあと3日以内に死ぬ人だとして、あと3日の余命の人を手術して半年生きながらえさせたらそれもアウトなんだろうか。薬を出して余命を伸ばすことも、運命をねじ曲げることにはならないのだろうか。そういうリスクを知っていたとして、医者という職は一番選ばないものだと思うが。医者は別というのなら、その説明が不足している。 作中では「人は1日に9000回もの選択をしているんだから」と運命に対して否定的なことを言いながらも、一方ではあらかじめ決められた運命があってそれを変えると死ぬことになるという運命を肯定する設定があって、結局どっちだったんでしょうね。個人的には、主役の彼の心臓発作はただの心臓発作で、運命云々は関係なかったということを最後の場面で証明するようなラストにして欲しかったです。[インターネット(邦画)] 6点(2021-09-30 09:22:54)《改行有》

16.  ファーストラヴ(2021) 《ネタバレ》 予告編やあらすじが人を引きつける映画だな、というのがまず率直な印象。予告編で使われていた「動機はそちらで探してください」とかは作中では「そんな言い方してません」で終わり。特異な事件に特異な過去を持つ加害者とカウンセラーが関わることで鑑賞前の盛り上げ方はよく出来ていたと思います。 という書き方で分かるように、見始めてしまえばよくあるサスペンスドラマという印象です。もちろん、現実にあればとてもセンセーショナルな内容の事件だと思うし、その後の裁判がどう展開するかにもとても興味がある。色んな作り物のドラマや映画を観てきてしまった、いわば弊害のために、このくらいの出来事を描いた物語で驚きを感じられなくなった自分がいます。なので、これを平凡に感じてしまったと言うことなら作品のせいと言うよりもむしろそれを観てる私自身のせいなのだろう。でも今のような社会だとそういう人多いんじゃないかとも思います。人が死んだり殺されたり、ひどい虐待の描写やドラッグなどの犯罪を描いた映像作品がいくらでもあふれていて、感覚が麻痺する人が出てきてもおかしくないんでは無かろうか。 とまあ作品自体とは少し遠いことを書いてしまいましたが、終始そういう印象を感じながらの鑑賞となりました。しかし、殺人の被告とされる少女が、よくあるサイコパスのような描かれ方で終わらなかったことは少し新しいと思いました。序盤はやはり独特の雰囲気で周囲からまともに理解されない態度でしたが、彼女には彼女なりの幼少期からのトラウマや葛藤があり、そんな彼女の心の膿が出されると一転して素直に感情を吐露し始めたのが印象的です。それこそ他の映画だとそういうキャラは最後までそういうキャラで終わりますので。しっかりと彼女の心の闇と向き合って話が終焉を迎えられたことは、第三者の鑑賞者としてもスッキリして良かったです。[インターネット(邦画)] 6点(2021-09-27 19:45:47)《改行有》

17.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 バレエやミュージカルには全く無関心&無知なのであれですが、ここに出てくるニナ(=ナタリー・ポートマンさん)は白鳥役ですら全く出来ていないように思える。終始表情が硬すぎる。精神的に弱い子なのかどうかは知りませんが、こんな表情で踊る子を、例えば私なら、起用はしない。弱弱しすぎるし不安定。振付師の趣味とは言えどこれはないだろうと。ニナがもっと変化していくかもしくは白鳥役でもにこやかに朗らかな演技でもって魅せてくれれば評価は違ったのですが。終始暗い表情で、特に作中で成長も見られない彼女に魅力を感じることはありませんでした。 黒鳥役も妖艶になって良くなったというより、ただ吹っ切れてやけになっただけにしか見えない。そういうパフォーマンスの形もあるだろうが、あんな歯を食いしばって目を剥いて踊る黒鳥を振付師は求めてたのか??ぶっ飛んだ感じはあるが、魅力は感じない。まあ、バレエのことは知らない素人の感想として聞き流してください。 後は痛々しい映画って感想しか残ってない。この映画観て子供にバレエ習わそうとは思わないな・・・。足の指折るんじゃないかとか、振付師に抱かれないと成功しないのかとかそんな先入観を植え付けられた。他の女性の世界もそうですが、息苦しいし醜いですね。ああ怖い。[DVD(字幕)] 6点(2012-01-31 12:19:24)《改行有》

18.  ブレードランナー 《ネタバレ》 何かの雑誌の【歴代SF映画トップ10】という記事でこの映画が1位になってたので、興味を持って観賞しました。観終わっての感想は、良くも悪くも自分の「SF」という固定観念から大きく異なっていた作品だったということです。全体的にとても叙情的だったのがまず印象的でした。とても情緒のある音楽が流れる中、主人公デッカード(=ハリソン・フォードさん)の心の声をそのままナレーションしていく手法は、地味ながら芸術的な詩のようなゆったりした雰囲気で、「これはSFなのか!?」と自問自答しながら観ていました。 観賞前に作品タイトルから受けていた印象は、もっとアクションシーン満載の痛快バトルSFみたいなものを想像していました。映像としては確かに30年近く前に作られたと思えない世界観でこちらを圧倒してくれました。建物や背景などもとてもディティールに凝っていて、実は自分の生まれ年の映画なのですが、そんな時期の映画とはとても思えなかったです。しかしその実内容のほうはSFと言うより江國かおりの小説を読んでいるよう。そのギャップに驚かされました。が・・・ あくまで個人レベルでこれを楽しめたかと言うと、それほどでもなかったかな、と。やっぱり自分が期待していたSFではなかったことが大きかった気がします。上述のようにバリバリのアクションを期待していたものとしては肩透かしだったかな。『ブレードランナー』なんてタイトル、そりゃアクションだと思うだろう・・・(苦笑) しかし、この時代でここまで日本をフィーチャーされた映画も珍しいなっていう視点ではとても楽しんで観ることができました。良作だと思います。 追記:すみません。これだけは言いたいのですが、かつての上司に現場復帰を請われるほどの人物にしては、デッカードが弱すぎる。いつやられててもおかしくなかった。「元エリートブレードランナー」の片鱗も見れなかったのは、デッカードというキャラの設定上、物足りない印象がぬぐえない、マイナス点だったと思います。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-14 15:34:03)《改行有》

19.  不法侵入 《ネタバレ》 いや、不法侵入すぎるだろうこの映画は。。。セコム(違)取り付けた後にあんなに簡単に侵入できたらダメだろう。アラームの後の警官はともかく友達とかも入り放題やし。この家のセキュリティは一体・・・。ストーリーはけっこうありがちで単純。ちょっといいなと思ってたゆきずりの警官が実はけっこうなワルだったと。で、ずっと「あいつは怪しい」と言っていた旦那さんのほうはと言うとその警官のワナにかかって冤罪で捕まったり。最後のほうでワル警官ピート(=Ray Liotta)が「ウォー!!」って言いながら庭の窓を押し破って来たのにはちょっと笑った(笑)あれで突っ込んだところにマイケル(=Kurt Russell)とカレン(=Madeleine Stowe)がいなかったらただのバカだなと(笑)。まあ目新しいものは特に無く、でもだからこそ気楽に観れた映画でした。逆にこの手の単純な映画も最近では貴重かも知れません。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 00:28:53)(笑:1票)

20.  フロム・ヘル 《ネタバレ》 ジャック・ザ・リッパーの元ネタってあるんですよね?なんかこないだ違うジャック・ザ・リッパーものを観たんですが、犯人が微妙に違う・・・。ミステリー系の「犯人は誰だ?」みたいな展開はけっこう好きでした。「こいつだ」って思ったやつみんな違ってました。オレが刑事になったら後々誰かに冤罪で捕まったって告発されそう。 とまあ冗談はさておいて映画の話ですが、1888年のロンドンってはっきり言って腐ってますね。奇形になった患者を医学の為とか言って人がいっぱいいる中でその病状をさらしものにしたり、この頃からすでに警察に圧力をかけてもみ消すとかされてたり。マジでこんなことやってたんですかねえ。もし本当ならひどい時代なんてもんじゃないですね。ロンドンの街にはびこる娼婦達にしても、そうやっていかないと生計を立てられないならともかく、ラストで自分の故郷に帰って子どもと幸せそうに暮らしてたメアリ(=ヘザー・グラハム)は一体なんだ。故郷に帰れば生活も出来、さらに子どもも養えるのか。なんだじゃあ最初っから娼婦なんかせずにそうしろよ、って思いました。そんな風に思って欲しくないんなら生活が苦しかったはずのメアリをあんな簡単に幸せになりましたって感じで描かないで欲しかった。あれでは他の娼婦達の立場がない。もし実際にその時代のその場にいた当人達がこの映画を観たら、「そんな簡単なもんじゃなかったわよ!」って苦情が来ると思う。そうしたら頑張って苦情処理してくださいヒューズ兄弟。 目にコインを乗せ死者を弔うっていうのはなんか違う映画でも見たことありますが、現世とその世の狭間で死者が迷わないようにって渡し守達のおまじない的意味があったんですねえ。知らなかった。でも見た目はなんか・・・ですよねぇ?かのジョニー・デップでさえ目にコインを乗せられるとちょっと笑える顔に(笑)。一瞬『シックス・デイ』を感じたのはオレだけでしょうか? ラストでアバーライン(=ジョニー・デップ)が死んだとき、とっさに「わかった!自分は死んだ事にして姿を消してこっそりメアリに会いに行くんだ!」という大どんでん返しを期待したんですが、そのまま画面はエンドクレジットへ・・・。「あっ、あっさり死んじゃうんだ。」なんかあっけないラストに少々がっかりでした 6点(2005-03-01 14:40:45)《改行有》

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