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プロフィール
コメント数 487
性別 男性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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変更日付順1

1.  ファントム・オブ・パラダイス 《ネタバレ》 サイケデリックな狂気に満ちた、非常にあくの強い作風。残念ながら自分はいまいちはまれなかった。それなりに面白かったけれども、音楽も好みじゃなかったし。 ただ、主人公が悲劇の結末を迎えても周囲がほとんど気づかずにお祭り騒ぎを続ける哀切なラストシーンは素晴らしかった(パフォーマンスと勘違いしてふざけてついてくるやつがいるんだよね)。作中作のロックオペラ版『ファウスト』もかなりの出来で、あれが単発作品としてあったなら9、10点ぐらいつけたかもしれない(?)。 実に変てこな作品ではあるけれども、不思議と嫌いにはなれなかった。[DVD(字幕)] 7点(2007-10-21 17:56:03)《改行有》

2.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 アゴタ・クリストフの『悪童日記』を思い出した。残酷でユーモラスで、重厚で軽妙、邪悪なエネルギーにあふれた摩訶不思議な寓話。西欧史には詳しくないが、主人公オスカルの運命ががそのままポーランドの歴史の暗喩となっていることはなんとなく察しがつく。簡単に身体を許す祖母と母親、ポーランド人として闘う弱い男とナチズムに迎合する強い男という二人の父親はいかにも象徴的だ。後者の父親を死に追いやった後、主人公は墓穴に落ちたのを契機に再び成長を始める。かりそめの「死」を迎えることでようやくまともに成長を始めるオスカル。それは物理的にも心理的にも侵略されたポーランドが、徹底的な壊滅によってリセットされ、再びまっとうな国家として歩みだす姿でもあるのだろう。もっとも、そんな難しい解釈をしなくても普通に面白い作品ではある。主人公の少年役はほんっっっとうに可愛くなくて、よくこんな適役を見つけてきたものだとある意味感心した(子供なのか小人なのかわからないと思っていたら、小人症の子供だったらしい)。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-03-18 22:26:01)

3.  ブラック・サンデー 《ネタバレ》 殺人という任務に疲れきったイスラエル諜報部の主人公と、彼らの国による暴虐のために生まれた美しい女テロリスト、そしてベトナムで精神を病んで母国に裏切られたかつての英雄。この影のある正義の味方と人間味のある悪役たちの造形が、わかりやすい娯楽作と一線を画す深みを与えている。犯罪者側に肩入れしてしまうという点では『ジャッカルの日』以上で、作戦に失敗の兆しが見えると思わず歯噛みをしてしまったくらいだ。  トマス・ハリスは荒唐無稽にならないぎりぎりのリアルに踏みとどまるのが上手な作家だが、その長所は本作でも最大限に発揮されている。とくにあのダーツを利用した究極兵器は奇妙だが、なさそうでありそうな不思議な現実味を持って観るものの記憶に刻みつけられる。  ベキム・フェーミュ演じるテロリストたちのボスとの銃撃戦は本筋とは直接関係していないのだが、この場面が本作を傑作たらしめているのだと思う。カットしても本筋には影響のないエピソードが入ることで世界観に奥行きが出ているし、圧倒的に不利な状況に置かれても不屈の意志と天才的な技術で捜査側に壊滅的なダメージを与えるテロリストの存在感は強烈だ。捜査側の不手際と敵側の有能さが対照的に描かれ、ここでもまた単純なヒーロー対テロリストの図式を微妙に崩している。この点、現在のハリウッド映画の幼稚なアメリカンヒーローとは別物だ。  唯一惜しいのはクライマックスで、急激に動的になる映像に興奮できればよかったのだが、現在ではありがちなアクションに感じてしまった(たぶん公開当時であれば楽しめただろう)。おまけに爽快なラストシーンがそれまでの展開とはちょっと不釣合いで、なぜこんなふうに料理したのかと疑問が残った。結末にもう少し苦味があれば(たとえばテロリストたちの生き様を偲ばせる場面を入れるとか…)『ジャッカルの日』にも負けない大傑作になっていたと思う。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-03 13:31:00)(良:1票) 《改行有》

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