みんなのシネマレビュー |
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1. ふしぎの国のアリス(1951) ルイス・キャロル6:ディズニー4、といったところでしょうか。あの夢のような『不思議の国のアリス』を鑑賞にたえる作品として仕上げた手腕は見事といわざるをえません。ディズニーランドに行ったとき(当時、私は高校生でした)にも思ったのですが、こういうものは子供のころに体験し、夢見ることの素晴らしさ、そして夢見せることの素晴らしさを知っておくべきなのでしょう。個人的にはディズニーが大嫌いなのですが、本作は素直に楽しく、刺激的です。ここで横道にそれますが、本作の直前に『フリクリ』という和製アニメを見ました。アリスはトーンが柔らかく、動きが滑らかで、表情が大変豊か。フリクリは実験的な部分も多く、動きはシャープ、カメラワーク(というより視点の設定ですが)も凝っている。時空の違いはあれ、同じアニメーションというジャンルで、こうも違いが出るものか、と興味深いものがありました。興味のある方は比較してみると面白いかもしれません。7点(2004-12-12 03:23:23) 2. フル・フロンタル 見せ所が分かりません。メタ映画になっている点も意味が不明ですし、主人公が脚本家を兼業しているのも理由がないように思われます。中年カップルの危機やらを描き出したいのなら、もっと適当な設定もあるでしょうし…。商業映画であり、金を取る以上は何でも「実験的」の一言で済むものではない。2点(2004-12-06 02:37:30) 3. ブラボー火星人2000 所々に面白い個所もありますが、どこかで見た気がする話。元がTVシリーズとのことですので、その類似品が多いだけなのかもしれませんが…。ラストあたりの切れがいまいちでしたので、1点減点。5点(2004-12-05 01:45:25) 4. ブラック・ダイヤモンド WOWOWで少林寺→少林寺2→ブラックダイヤモンドと放送されていたのを順番に見たわけですが…、小さくまとまってるなあ。前面に出すべきリー・リンチェイのアクションシーンも、黒人俳優の動向と交互に映し出されることが多いためにぶつ切りになって、ダイナミズムとかスピード感とかが減殺されてしまっている。量的にも先の2作を見た後だと食べたりない気がするし。ブルース・リーのような有無を言わせぬアクションがあるわけでもなし、ジャッキー・チェンのようにコメディ要素を押すわけでもないのに、リー・リンチェイ演じるスーのキャラクターが立っていないのは致命的。リー・リンチェイは好きなんだけど、少林寺三部作のころがよかったかなあ。あと、ラストが「モンスター滅びるの巻」みたいなのはいかがなものでしょう。4点(2004-10-15 20:25:31) 5. プレタポルテ 私自身があまりファッションに興味がない、というより理解できないのでファッション業界へのアンチテーゼにしか取れなかった。それにしては無駄な挿話は多く、筋が錯綜してる。ジュリア・ロバーツなんて酒飲んで男と抱き合ってただけだし…、よくわかりません。3点(2004-09-02 00:54:14) 6. ブラッド・シンプル 登場人物が持つ性格・行動傾向、そしてそれぞれが置かれた状況とそれぞれが持っている情報とを上手に組み合わせたシナリオは見事ですが、面白いかと聞かれれば、面白くないと答えざるをえない。変なたとえですが、買ってきたプラモデルをただ組んでみました、という感じ。4点(2004-07-17 01:54:34) 7. フィールド・オブ・ドリームス どう表現すべきか迷う、とらえどころのない…、なんというか柔らかい映画です。7点(2004-06-22 11:37:53) 8. ブルース・ブラザース2000 前作を支えていた荒唐無稽さと趣味の良い悪乗りが無くなり、豪華なBGMだけが残っていました。国破山河在城春草木深4点(2004-05-01 00:58:00) 9. ブルース・ブラザース 派手なカーチェイスとか、豪華な音楽シーンとか見ていてすごく楽しいところと、ちょっと冗漫なシーンの落差が激しいのが残念でした。でも、すごい物量でのラストシーンは圧巻。自然と頬が緩みます。7点(2004-04-30 15:14:53) 10. ブレイド2 ウェズリー・スナイプスが最後まで長渕剛に見えて仕方なかったです。私だけか?あと爺さん無茶苦茶タフですねぇ。4点(2004-04-27 00:06:17) 11. 復活の日 原作未読ですが、邦画にしては結構スケールの大きな話にもかかわらず、テンポ良く、飽きずに見ることが出来ました。ただ、ウィルスの特性とその影響を説明する前半がやや冗長に感じられた点と、結局何を伝えたいのかがわからないのが残念です。たんに軍拡を戒めたものなのか、あるいはメッセージ性を抜きにして純粋にお話を楽しめばいいのか…。そのへんの焦点が絞りきれていないように思います。あとオリビア・ハッセーは綺麗でした。7点(2004-04-07 00:29:43) 12. ふたりの男とひとりの女 ジム・キャリー、すごいですね。一人芝居のところとかお見事です。レニー・ゼルヴィガーも見ているうち、だんだんと可愛らしく見えてくるから不思議です。ただ、コメディとしては数ヵ所クスリとさせられるところがあるくらいでしたので、この点数です。2点(2004-03-27 19:30:21) 13. ブリキの太鼓 意識的にモラトリアムしてしまった子供が眺める大人の世界、といったところでしょうか。子供のフラットな視線を通じてみると世界はこんなにもグロテスクで、生々しくて、なのにリアルで悲しいくらい滑稽に映る。それでも人は大人になることを余儀なくされている……。叫ぶたびに目をむくオスカルがちょっと不気味でした。5点(2004-03-09 22:12:40) 14. ブルース・リー/死亡遊戯 ブルース・リーはワン&オンリーだったということを再確認させられる1本。代役の人も悪くはないけれど、塔の部分で爆発するブルース・リー。そのスピード感、動きのキレ、弾けるようなダイナミズムにはやはり遠く及ばないでしょう。5点(2004-03-09 21:54:35)
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