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1. ブルーベルベット
《ネタバレ》 緩やかで優しいブルーベルベットの曲と供に幕を開ける作品、がしかしそこから始まる物語では正に異質な世界を目撃することになる。リンチの映画はマルホランド・ドライブやイレイザーヘッド、ツインピークスといい、歌が印象的なものが多いですね。そしてその物語とは不似合いな曲が更に異様な世界を引き立てています。特にその中でもブルーベルベットの曲は印象強く残っています。にしてもブルーベルベット大好きっ子のデニスホッパーのマジにクレイジーな演技は一見の価値ありですね。イザベラロッセリーニのくせのある醜美紙一重なキャラも映画の象徴として存在感をムンムンと醸し出していてグッドでした。いわゆるリンチ映画は基本的な物語自体は単純なのだが、やたらとややこしくさせる演出や異質な世界観が物語から観客を遠ざける。正に賛否両論がきっぱり分かれる作品どころが多い。しかしながら個人的には、普段使わないような第六感的な部分に働きかけてくる、そのアート的な世界観にとても惹かれてしまいます。...好奇心は非日常へ..人はふだん存在意義の理解できるものや現象、出来事に囲まれ生活している。それが日常です。しかしそんな意義を超越したものや出来事が起こる非日常があるなら..覗いて見たくないですか?そんな人はリンチ映画を見てください笑8点(2004-06-17 01:23:37)
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