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1. フューリー(2014)
《ネタバレ》 リアリティを売りにしている割にはどうも中途半端な印象でした。
戦車戦もそんなに多くなく、それを期待していくとちょっとがっかりです。
作戦自体もいい加減だし、動けなくなったシャーマン1台でSS大隊を相手にするのはちょっと無理がありすぎる。
また、一日の出来事なので配属されたばかりの新兵の成長物語という面で見てもアパムさんのようにはしっくり来ませんでした。
途中の食事のゴタゴタとか無駄に長く感じましたし、ご都合主義も多く後半しらけてしまいました。
でも実写を使ったタイガーⅠを見れただけで感動だったので6点です。[映画館(字幕)] 6点(2014-11-30 19:32:13)《改行有》
2. ブラック・スワン
《ネタバレ》 ナタリー・ポートマンの演技はさすがでした。
ヴァンサン・カッセルもイヤラシイオヤジの感じが良く出てて良かった。
映画の内容は、バレエの芸術性であるとか、舞台裏に焦点を当てたものではなく、
バレエという舞台を借りて一人の女性が心を病む道程を、フロイトの精神分析学的に
再現したという印象。
最初から神経質で初心で精神的に脆そうなニーナ。
そして彼女は同じくバレリーナを挫折した母親からバレエでの成功を期待され、生活に過干渉を受け、自分の欲望を無意識に抑圧している。主役に抜擢された「白鳥の湖」では演出家のルロワから黒鳥を演じるために必要な妖艶さが足りないと言われてしまう。そして未成熟だった性の解放を試みたとき、それを罰する自我の白鳥とエスと超自我である黒鳥に人格が解離してしまう。
すべての事象に気がついたとき、やっと人格は一つに統合されて人として完璧になるが、時すでに遅し。白鳥が湖に身を投げて迎えるバレエの結末と相まって、破滅の美はとても良いが、唯々心を病んでいく主人公の話というのは疲れます。
ラジー賞だったとしても最後に希望の残るバーホーベンのショーガールの方が私は映画としては好みです。
[映画館(字幕)] 7点(2011-05-16 02:13:16)《改行有》
3. ブラインドネス
《ネタバレ》 CMにだまされた感のある映画です。
全世界失明とか煽る割には舞台は隔離施設の
中だけで進行し、非常に小さな世界の話だったので
大作を期待していた自分にとっては肩すかしでした。
食料を仕切るグループとの内紛も主人公の目明きという
全員が物が見えないという状況の中での最強の武器を発揮せず、なすがまま・・・。
最終的には一矢を報いる訳だが、そこまでされるまで
行動を起こさないの腑に落ちない。
施設から解放されてからラストまでの流れは良い感じで、
何となくこの映画の言わんとするところは解らなくも無いですが、
如何せん前半部~隔離施設の下りがイライラさせられたので
評価しづらいです。
少なくとも娯楽作品では無い内容なので、そちらを期待されている方には
おすすめしません。[映画館(字幕)] 4点(2008-12-01 18:28:19)(良:2票) 《改行有》
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