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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 瘋癲老人日記 老人の性に対する執着を描いた、谷崎らしい内容の作品。 いかにも下世話なお話に成り下がりそうなテーマですが、情緒のある風景や街並みなどのシーンが用意されていて、さりげなく生と死、老いへの苦悩や葛藤を描いていた点はよかったです。 息子の嫁を演じる若尾文子の小悪魔的女王様役は、もうはまり役。もはや汚れ役と言ってもいい、老人役の山村聡もがんばっています。 主人公の滑稽さ、悲哀さがよく表現されていました。[DVD(邦画)] 5点(2015-07-22 07:27:48)《改行有》 2. ブーベの恋人 40年代のイタリアを舞台にした青春ロマンス映画。と言っても終戦直後という 時代背景もあるせいか、それほど甘い雰囲気は感じさせない。セリフや感情表現を極力省き、 モノクロの映像と淡々とした流れの中で、ヒロインの心の微妙な変化を描写してます。 ドラマチックな演出もないが、目力のあるヒロインの凛とした表情とテーマ曲が印象的。 色男の男性側は感情移入しづらい役回りだけど、主役はあくまでヒロインなので・・・。 作りはやや大人向けの恋愛映画。[DVD(字幕)] 6点(2012-08-22 02:01:37)《改行有》 3. ブルース・リー/電光石火 正義の怪人グリーンホーネットの、TVシリーズのエピソードを繋ぎ合わせたもの。 日本でテレビ放映されていたらしいが、まったく記憶にない。後に香港でもテレビ放映され、 こちらでは人気を博し、「ドラゴン危機一発」出演へのきっかけになったらしい。 ブルース・リーは主人公の助手でカトーという日本人役。ファイトシーンはもちろんあるが、 あくまで準主役なのでそれほど派手な立ち回りはない。またグリーンホーネットに変身すると、 黒マスクを被るので、顔がはっきりとわからず、リーさんは相当不満だったようだ。 あくまでリーの人気を当て込んで制作された映画なので、内容のほうは期待せずに・・・。 彼のルーツを探りたいというコアなファン向け。[映画館(字幕)] 2点(2011-11-29 16:10:04)《改行有》 4. フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) フランケンシュタインの設定を、懸命にこじつけてる序盤の設定は何とか。 あとはポカーンとするばかりのストーリー展開を、ひたすら眺めているばかりの作品だった。 特撮といっても、特撮らしいシーンはほとんどなし。そのしょぼさが妙に楽しかったりして。 いかにもマニア好みの怪獣映画だった。[DVD(邦画)] 3点(2011-09-04 20:17:12)《改行有》 5. フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ サンダ・ガイラというネーミングもいいが、とにかくキャラのインパクトが強烈。 序盤の設定などちょっとわかりづらい部分もあるのだが、「フランケンシュタイン対地底怪獣」 の続編らしいので、そちらから先に観た方がいいかも。もちろん怪獣映画なので、 気にする程のこともないけど。サンダとガイラは人間型の怪獣で、動きは非常にスムーズ。 役割の違いこそあるが、どちらも顔がそっくりで怖いという、異色の怪獣映画に仕上がっている。 コアなファンが多いことも頷ける作品である。[DVD(邦画)] 5点(2011-08-12 16:28:37)《改行有》
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