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1. ブータン 山の教室
《ネタバレ》 ブータンの首都ティンプーに住む少しチャラめのふつうの若者が主人公。
オーストラリアに行ってミュージシャンをやりたいという夢を持っているが、教職にある彼は教官の指示により一定期間教師を務めなければならない。命じられた勤務地は現地に行くのに8日もかかるブータンの奥地ルナナ。彼はそこでなにを見るのか……という話。
とにかく景色がすごい、現地の暮らしっぷりが魅力的(監督はこの文化を記録として残しておきたかったらしいです)、子供たち(現地の子供とのこと)の表情を見ているだけでジワっとくる。特にクラス委員のペムザムさんの生き生きとした表情には惹かれる。仏頂面の主人公の心の変化が控えめに描かれていてちょうどいい等々、まあ、いろいろと自分に合っていた。自分のようにこの映画が合うタイプの人には破壊力抜群で、なかなかこれ以上のモノに当たることは難しい。
本作の監督は元々は写真家とのこと。最後のオーストラリアでの演出が妙に拙いのはそのためか。まあ、これはご愛敬。
その監督の言葉を一部借りつつ、ラストシーンの自分なりの解釈を。
主人公はずっと、近代化されたオーストラリアに自分が求めているモノを探しに行きたかった。でも、それをはるかに上回るものを辺境の地ルナナで見つけてしまった。だから、あれほど行きたかったオーストラリアで夢の一歩をスタートさせたときは、すでに胸を熱くさせるものは失せてしまっていたのでは。彼がこのあとどうしたかは描かれていませんが、ラストの歌がその答え。自分にはそのように思えました。[インターネット(字幕)] 10点(2022-09-27 17:02:25)(良:1票) 《改行有》
2. フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
《ネタバレ》 映画を長く見ていると「衝撃を受けるシーン」に出合うことがあります。
この映画の終盤、ムーニーの涙からディズニー・ワールドに至る二人の映像も私にとって衝撃的シーンでした。
それもこれまでにない種類の衝撃。切なさによってガーンと来ました。
私のログインネームの元になったウィレム・デフォーの演技も良かった。[インターネット(字幕)] 8点(2021-07-11 15:11:36)《改行有》
3. ブルックリン
《ネタバレ》 シアーシャ・ローナン、いい女優になりましたね。
エド・シーランの『 Galway Girl』のPVでは今風の女性を元気よく演じてますが、この作品ではこの時代の若い女性の雰囲気をつかんでました。少し体重も増やして臨んだのかな。
故郷と新天地での環境と人間関係のはざまで揺れる女性の成長譚ですが、久々に王道の映画を観て満足した気分になれました。
終盤、かつての自分と重なる女性にアドバイスするシーンでは彼女の成長が見て取れます。
そして、道路越しに夫と再会して抱き合うシーン。ホント、なんてことないんですけど、最近こういう当たり前のことを当たり前に見せる映画に出会ってなかったからか、すがすがしさがハンパなかったです。[インターネット(字幕)] 10点(2021-02-19 15:26:37)《改行有》
4. ブラックブック
主演のカリス・ファン・ハウテンが文字通り身体を張った演技を見せた良作。
ドラマ的なシリーズもの風の映像ですが、なかなかの重厚さがあり、見終わったあとは大河ドラマを観たような感覚になりました。「バンド・オブ・ブラザーズ」が戦争を王道で描いた作品としたら、裏道のような作品ですが、戦争の悲惨さを確かに描いている。長い作品ですがいろんな話が盛り込まれていて間延びすることはありませんでした。1話50分全5話くらいのシリーズであっても楽しめたと思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-01 23:56:33)《改行有》
5. プラダを着た悪魔
この映画に関しての感想は、あえて一言だけ。メリル・ストリープが凄い。That's All.[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-22 16:50:21)
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