|
1. 舟を編む
《ネタバレ》 序盤かぐやさんとの出会いの辺り、このまま彼女との恋愛成就のお話の事かと、少々鼻白んで観ておりましたら、いい形で裏切られました。
鑑賞後、とても清々しい気持ちになりました。
淡々と進み過ぎるのではと単調に感じる時間もありましたが、進むうちにまさにそれが辞書作りという仕事の環境であると、その空気感にいつの間にか浸っておりました。
監修の先生の手紙に触れた時の松田さんの演技も、号泣か!?との予想もよい形で肩透かしを受けました。
契約社員を演じた方、アパートの風情、渡辺さん演じる大家さん、そこかしこにさりげない魅力が漂っています。。
しかし、八千草薫さんには、いつもやられてしまう。なぜか彼女が登場するだけで涙がにじんでしまう。ご主人の二度目の入院の時みせる表情は秀逸でした。
先生の加藤剛さんも、まさにはまり役。
こういう配役に触れると、作品への愛おしさが増しますね。
[DVD(邦画)] 7点(2014-10-24 23:53:21)《改行有》
2. ブロブ/宇宙からの不明物体
《ネタバレ》 初レビューは、どの作品と勢いこんでたはずなんですが、なぜかひょんな事からこの作品に(笑)80年台の映画人生を駆け抜けた者としては、なんだか心踊る作品。なんせトイレに行ったりちょっとツマミを、なとどと席はずしても大丈夫な自由な気楽さがある。オリジナルは、確かかなり小さい時にTVで観た記憶が…。同様に、夏の夜に、一杯飲みながら観るゆるさが許されるような気楽さがありました。しかし、そんな中、排水溝に人が引きずられるシーンはかなりエグいし、子供が犠牲になるシーンなどは、えっ…少々真顔になったりして。その反面、後半巨大化したグニュグニュが、人をペッタン!と叩くとこなど笑い出ちゃうようなシーンも。そんな寒暖がある構成がバランスよくて、観ていて飽きさせない。主人公達の、棒読みに近いような演技力も、逆に重さ感じさせず、程よく観やすい。
しかしまぁ、ヒーローの髪型は、懐かしさと共に、今じゃ ダセーっと言われんだろうな、とニヤニヤが止まりませんでした。(笑)
[地上波(字幕)] 7点(2013-08-03 00:44:56)《改行有》
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 0 | 0.00% |
|
6 | 3 | 27.27% |
|
7 | 4 | 36.36% |
|
8 | 3 | 27.27% |
|
9 | 0 | 0.00% |
|
10 | 1 | 9.09% |
|
|
|