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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  フミ子の告白 後に『ペンギン・ハイウェイ』を手掛ける監督が大学在学中に手掛けた自主制作で、 そのクオリティの高さから当時のアニメーション界を騒がせた。 片想いの男子にフラれたフミ子が帰り道に、ふとしたハプニングから坂を大きく下りまくるだけだが、 一途な想いを代弁させるような圧倒的な疾走感と、それに付随するカバレフスキーの「道化師のギャロップ」が加わり、 実写活劇を思わせるカメラワークとありえないアクシデントが作品の魅力を引き出していく。 作品のほとんどを占めるサービスシーンはお構いなしにとにかく"勢い"が大切で、 若き才能の情熱が炸裂しているかのよう。 わずか2分半の長さながら、青春だなぁと思わせる爽快感が詰まっていた。 監督の他作品でも言えるが、別にカットしても問題がないのに、あえてサービスシーンを貫くあたり、 宮崎駿や細田守に近い性癖を感じる。 ストーリーを組み立てるのが得意ではないことも共通しており、今後のキャリアは脚本次第だろう。[インターネット(邦画)] 7点(2023-10-15 22:01:11)《改行有》

2.  プラネット・テラー in グラインドハウス 退屈な分、その爆発力が凄い『デス・プルーフ』と比べて、 本作はテンポ良く一定のテンションで進んでいくため退屈はしない。 あえて言うなら、見せ場だらけで突出したものがないことが欠点。 内容が内容なので、不道徳、不謹慎、グロのオンパレード。 ただ、如何にグロいシーンでも最初は想像のみに留めて、 観客に耐性を付けさせる辺り、良心は感じる。 本当に下らないけど本当に楽しい映画。 『グラインドハウス』として見たかった。[映画館(字幕)] 7点(2023-05-01 00:16:33)(良:1票) 《改行有》

3.  ファイナル・デスティネーション 運命を乗り越えた7人に仕掛ける、死へのピタゴラスイッチのやりすぎ感に死神の焦りが感じられて良い。 普通に見るだけなら面白い映画だが、明日トラックに轢かれそうなリアルな恐さが初代にはあった気がする。[地上波(吹替)] 5点(2023-03-31 23:59:10)《改行有》

4.  BLOOD THE LAST VAMPIRE 《ネタバレ》 セーラー服と日本刀というマニアックな組み合わせながらも、スタイリッシュなアクションで痺れさせてくれる。 パイロット版に近い扱いのため、世界観を提示しただけの中途半端な作品だが、 後のTVシリーズの政治的要素、腐向け、冗長ぶりを見るに本作のストイックさには絶対に敵わない。[DVD(邦画)] 6点(2023-01-28 21:13:06)《改行有》

5.  復讐者に憐れみを 《ネタバレ》 聾唖の青年は"純真"だったが"無知"だった。 でなければ、こんな悲劇と報復の連鎖を招くことはなかったかもしれない。 病床の姉を想うが故の、たった一つのボタンの掛け違えが大量の死体を生む。 コーエン兄弟を思わせる底意地の悪いユーモアが、貧困を背景にした悲惨な物語を一層際立たせる。 (社長を刺し殺した男達は恐らく解雇された労働者だろう)。 次回作の『オールド・ボーイ』同様、パク・チャヌク監督の丁寧な撮影構図が光り、 幾重に折り重なった復讐劇を描いた本作の完成度は高い。 劇画タッチとは程遠いリアル志向の容赦ない暴力描写が復讐の虚しさに説得力を出しているよう。 それでもやってしまうのが人間の性だろうし、 キリストの如く全ての業を背負うように死んでいく社長は、果たした復讐に対して安らぎを得たかもしれない。[DVD(字幕)] 8点(2022-11-26 00:32:17)《改行有》

6.  ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 オリジナル版視聴済。 ストーリー、カット割り、カメラワークはほぼ同じなため、 逆にリメイク版から見た人にとっては結局不愉快なだけで手玉を取られることになる。 しかし、オリジナルを見た以上、どうしても比較せざるを得ないのも事実。 慣れなのか、オリジナルほどの不快感がなく、ナオミ・ワッツ、ティム・ロスといった有名俳優の起用、 生活感のない洗練された映像、ハリウッド特有のドライさがあってか、フィクション色がさらに強まり、 かえって陰惨な感じが薄まってしまった。 一線を超えた何かがこの映画には感じられなかった。 いっそのこと、ラストにもう一つ付け加えた方が良かったかもしれない。 暴力ゲーム(つまり本編)をクリアした子供とそれに無関心な親の会話を挿入するなりして。 アメリカへの嫌がらせのために焼き直しした割に全然効果なかったね、ハネケさん。[DVD(字幕)] 5点(2022-11-19 00:29:18)《改行有》

7.  ブラザー・ベア 《ネタバレ》 全体的にまとめると「報復の連鎖を如何に断ち切るか」に尽きる。 兄を死なせた熊の正体は子熊の母親で、登場人物は基本的に全員善人。 伝説を元にしているとは言え、そう簡単に大団円はないだろうし、ただの子供騙しで終わっている気も… 熊に戻った仇と一緒に幸せに暮らしましたは綺麗事にすぎず、善意の強制にも見えてしまう。 愛憎の葛藤にもう少し踏み込むべきで、話し合いのできない絶対正義のエゴイストもいて、 互いに深い傷跡を残した脇役のエピソードも入れていたら違っていたかもしれない。 映像は綺麗だし、人間視点と熊視点とで画面の比率が変化する演出は新鮮だっただけに、 カートゥーン末期の寂しさとディズニー単体の質の低下を感じてしまった。[DVD(吹替)] 4点(2022-10-20 21:49:38)《改行有》

8.  ブラックブック 《ネタバレ》 バーホーヴェンの映画をあまり見てないので何とも言えないが、悪趣味度は控えめな印象。 ただ、この地味さが第二次世界大戦中の欧州と上手くマッチしていて、 レジスタンス=善、ナチス=悪、としてステレオタイプに描いていないのが良い。 回想形式のため、主人公が助かるのは最初から分かるが、 二転三転する脚本の妙で飽きなかった(チョコレートの使い方には唸る)。 ホロコーストを題材にしている割に意外と娯楽作であっさり。 ある種の気持ち悪さがないのはバーホーヴェンなりの誠実さからだろうか。 強かに生き抜いてきた彼女の苦難と戦いは映画が終わった後も続く。 ユダヤ人を被害者として終わらせず、かと言って主張しすぎない絶妙な切り上げ方だ。[映画館(字幕)] 7点(2022-08-27 00:48:30)《改行有》

9.  ブラインドネス 《ネタバレ》 原作既読。 地の文と会話文を区別しない、改行のない独特の文体が、 目の見えない混沌の世界を的確に表現するにはうってつけだろう。 名前のない登場人物がどんな姿形をしているのか、如何に凄惨な描写なのか、 文字だけの小説ではただ想像するしかない。 問題は目の見えない世界を如何に映像にするか。 ノーベル賞作家の偉大さを恐れたのか、メイレレス監督がドSなのかは知らないが、 万人向けに大幅に脚色できず、 かと言って原作を中途半端にトレースすることしかできなかったのがその答え。 例えば、唯一ヒロインだけが見えているのだから、 極限状態とはいえ屈服するくらいなら王を殺すべきだったし、 全員が(一時的に)失明したのが資本主義に驕った人類への天罰だったら何でもありになってしまう。 寓話と言えばそれまでだが、ディテールの甘い観念ドラマにただただフラストレーションが溜まるだけだろう。 R18指定になるにしてもやるなら徹底的にやれ。 カフカや村上春樹といった非現実な小説と同じで、 文字でしか表現できないものがあることを逆説的に知らされる形になった。 つまらなくはないが、陰惨すぎて二度と見る気がしない。[映画館(字幕)] 5点(2022-08-27 00:46:41)《改行有》

10.  ファイナルファンタジー 話題性に釣られて映画館で観ていたが、期待も面白さも徐々に萎むばかり。ファイナルファンタジーぽくないし、わざわざフルCGで描く理由も感じられない。言及されていたように、普通にチョコボやモーグリが主役のファミリー向けにした方がまだ製作費を回収できただろうに。偉大な失敗作にもなりえなかったインパクトの無さにかけてあげる言葉もありません。[映画館(字幕)] 2点(2022-03-14 22:44:36)

11.  仏陀再誕 《ネタバレ》 映画館以外で見る機会はほぼないと言っても良いが、レンタルショップで偶然発見してしまったので冷やかし目当てに観賞。やっぱり酷い映画だった。キャラデザは現代的でアニメオタクを信者にさせる魂胆であるものの、平凡すぎるため見事なまでに空回り。また、この世とあの世の話の最中に絵がヘタだとか唐突なギャグを捻じ込む地点で脚本のセンスが微塵もない。ライターならともかく、コネで息子が書いている地点で仕方ないね。挙句の果てには、幸福の科学は良い宗教、創価学会は悪い宗教と謳うようなネガキャン展開で、双方ともイメージ最悪で逆効果。予算がなくなったのか終盤の特殊効果が初代プレステ並みになったり、宗教嫌いのヒロインの父親と悪玉宗教のボス(池田大作)をたらし込んで洗脳させていく過程は失笑もの。自分自身を美化し、ブッダの生まれ変わりとほざく偽善者・大川隆法のナルシストぶりにもうついていけません。こういうのは自分達の施設だけで上映、自画自賛してください。人に欲望があるからこそ文明が発達して便利な物質社会があるわけだが、楽してベンツを所有している詐欺師に愛とか心の豊かさとかを言われる筋合いなんてない。[DVD(字幕)] 1点(2022-01-09 01:21:07)

12.  ブラディ・サンデー 《ネタバレ》 最悪の結果を招いたのは対立だけでなく、北アイルランドのデモ隊とイギリス軍、各々の連携が取れてなかったのだろう。エネルギーの余った若者たちが暴徒化しなければ、本部の指揮と現場の意思疎通が取れていれば、その歯車の噛み合わなさによる悪い偶然が取り返しのつかない事件に発展していく。煽情的に盛り上げることを避け、極めて淡々と描いているが、最後まで飽きさせない構成力。ただの再現ドラマとして細部まで描くのではなく(というよりできない)、その日その日の即興的な演出がむしろ現場を目撃したような迫真さを生み出すことに成功している。世界が事件に関心を持ってもらう意味では、グリーングラス監督の意図は正しい。エンドロールの"Sunday Bloody Sunday"が痛切に響く。[DVD(字幕)] 8点(2018-11-03 13:21:48)

13.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 個人的には肌に合わなかった。ダイヤモンドという富と栄華の裏で、どれだけの犠牲がアフリカの小国で生まれているのか、分かりやすくメッセージに富んだ娯楽作として仕上げているあたりは流石。でも、その片棒を担いでいるハリウッドには言われたくない。安価のエコカーを所有して環境保全をアピールしている臭いに近い。シエラレオネが平和になったのかも怪しく、いつの時代も裏から手を引いて莫大な利益を得ている奴はいるものである。『ナイロビの蜂』同様、知っていても何もしてあげられない、むしろグローバル社会が作り出した裕福さに手を貸している現実がそこにある。[DVD(字幕)] 4点(2018-09-30 01:04:02)(良:1票)

14.  ファインディング・ニモ 《ネタバレ》 2003年に製作されているとは思えないグラフィックの高さは言うまでもなく、全体の質は高い。ただ、ピクサーにしてはストーリーが弱い。ドリーの物忘れ設定はときどき煩わしく、水槽からの脱出劇がピークだった。スケールが大きいはずなのにほとんど海ゆえに画作りに限界があり、どうしても小じんまりに見えてしまうからか。子供を持つ親であるなら、違った見方ができたかもしれないが。[DVD(吹替)] 7点(2018-06-23 15:28:13)

15.  ブロークバック・マウンテン 《ネタバレ》 保守的なワイオミング州と男らしさの象徴であるカウボーイに相反するように描かれる同性愛は、二人の人生に大きな波紋を広げ、大きな影を落とす。仕事上、大自然で二人だけだからこそ恋に落ちてしまう過程に説得力があり、会えない月日で広がる心の空虚さを埋めるように、ブロークバック・マウンテンだけが二人を受け止める唯一の居場所なのだろう。当然、お互いの妻は遠い世界を見ている夫とズレが生じていき、不幸になっていく。もし、二人が出会わなければ双方の家庭は幸せになっていたかもしれない。偶然恋に落ちた相手が"男"なだけにすぎないのだから。一人は死に、もう一人は孤独なトレーラーハウス暮らしに身を落とす。永遠に会えない男のシャツに「愛してる」と呟き、夢の中で己を慰めるしかない。心に残る半面、不器用な生き方しかできなかった男たちのとても悲しいラブストーリー。[映画館(字幕)] 8点(2018-04-23 19:16:01)

16.  フローズン・リバー 《ネタバレ》 非常に低予算の映画だ。だからこそ、荒涼とした土地に並ぶトレーラーハウスと、寒さと貧困に疲れ果てた低所得層の姿がリアリティを生む。最初は対立していた二人が、一度捨ててしまった赤子を救ったことから、母親しての連帯感が生まれる過程と、不法入国の斡旋による「見つかるかもしれない」というサスペンスが共鳴する。凍った川を隔てる現実と希望がいつかは氷解し、絶体絶命に陥った時、男勝りでタフなメリッサ・レオの決断は、彼女たちの家庭に春が訪れるのだろうか。疲弊していくアメリカの現状を低い目線で捉え、他人事ではいられなくなる。たとえ社会から見捨てられても、悩んでいる暇もなく、彼女たちは逞しく生きていく。[DVD(字幕)] 6点(2018-03-02 18:20:43)(良:1票)

17.  フランドル 《ネタバレ》 パッケージ詐欺と言えるくらい、内容は極めて観念的で内省的な戦争映画と言っても良い。曇天の寒々しい農村と荒涼な砂漠地帯の対比、そこで繰り広げられる迫力や爽快感とは程遠い戦闘シーン。そして主人公らの輪姦シーンを淡々と描き、戦争の狂気と嫌悪感をことさら煽る。唯一輪姦に加わらなかった仲間が何故"切除"されてしまったのか。そして男たちとひたすら交わるマグダラのマリアみたいなヒロインが何故壊れてしまったのか。欲望の捌け口としての女を拒否した男への罰、そんな醜悪さを受け入れて男女の関係、世界の新たな可能性を試したかったのかもしれないが、普通の映画を見たい人間にはどうでもいい作品だろう。哲学教師出身の監督らしい描き方で、地に着いた生々しさと高尚な空疎さが同居している。もちろんあの砂漠地帯はかつての植民地アルジェリアの隠喩であり、それを直視してのカンヌグランプリだろう。それにしてはあまりに内省的すぎやしないか。[DVD(字幕)] 5点(2018-01-16 00:34:42)

18.  プレッジ 《ネタバレ》 真犯人捜しのサスペンスものに見えて、実は妄執に囚われているだけの、仕事以外に生き甲斐がなかった、引退した老刑事の悲劇。生活のために働くだけの人、家族を養うために私生活を犠牲にしてきた人を見るに、いろんな生き甲斐や逃げ場を持っていないと、行き詰って絶望してしまうのだろう。性格的に家庭が持てなかったと思うが、顧問として続けさせる道があったら違っていたのかもしれない。短い出演時間ながらもベニシオ・デル・トロの存在感が抜群。[地上波(字幕)] 7点(2017-07-11 19:15:28)

19.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 戦争映画の新たな地平線を切り開いた『プライベート・ライアン』以後、その影響を受けた戦争映画が数多く生まれたが、フォロワーとして成功したのはこの映画のみ。『プライベート~』と明らかに違う点は、製作年から8年前の最近の事件を扱っていることと、物語性を最小限に抑えた無秩序な市街戦が延々と続くことにある。完全にアメリカ寄りのため、ソマリア側の扱いがエイリアンやゾンビだと批判されても仕方ないが、そもそも宗教的死生観が違う上、極貧でほとんど教育を受けてないのも多いのではないか。『硫黄島からの手紙』みたいに精神構造を理解できない描き方だったら逆に違和感がある。ラストの「仲間のために戦う」という台詞がいろんな解釈ができて印象に残った。極限状態で思考が削ぎ落とされ、ああでも言わないと正気を保てない焦燥感が滲み出ていた。いずれにしても、アメリカがソマリアから撤退して平和が訪れたか? 否、監視する体制がなくなり、『ホテル・ルワンダ』で描かれたルワンダ大虐殺を引き起こす遠因にもなってしまった。アフリカを変えてしまった欧米(もしかしたらそれに准ずる日本も)には大きな責任があることを、ポピュリズムが蔓延る世界だからこそ認識しなければならない。[映画館(字幕)] 8点(2016-11-26 01:15:02)(良:1票)

20.  プライドと偏見 原作未読。堅苦しい映画かな?と思っていたけど、美しい英国の田園風景に引き込まれた。18世紀当時の風俗を再現したセットや衣装はもちろん、綿密な長回しと意外と挑戦的なこともやってみせる。ストーリー自体はタイトルそのまんまで特に際立ったものはないけど、ユーモラスな台詞を効果的に用いて飽きさせないようにはしている。ただ、いろいろ詰め込み過ぎな感じが否めず、表層的な印象を受けた。大女優ジュディ・デンチを相手に、凛とした強さで互角に渡り合うキーラ・ナイトレイが良い。ダーシー役はちょっと微妙。[DVD(字幕)] 6点(2016-08-20 19:32:22)

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