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1. ブレット・トレイン
よく出来てる映画だな~と感心してしまった。
「チェーホフの銃」という言葉があって、「ストーリーに持ち込まれたものは、すべて後段の展開の中で使わなければならず、そうならないものはそもそも取り上げてはならない」という。
作中に出てくる小物・ギミック、全てが無駄なく活躍し組み合わさって使われていて、使われまくっていて、もう脱帽。
特にキャラクターは、その過去・能力・性格、全てがよく作り込まれていた。無駄なものが無い。
日本の描写がアレだったけど、気にすることないかもしれませんね。
だって、メキシコNo.1の殺し屋が出てきた時、背景はサボテンの半砂漠で、メキシカンハットやらメキシカン・カウボーイ風のお衣装だらけだったけど、私はそれを見て「メキシコ文化の一つだな」としか考えず、違和感も覚えなかったから。今時メキシコがこんなんだとは思わないというのに。
外国人がこの映画の日本を見る時に感じるのも、同じようなものかもしれませんね。
築地で17人の殺人事件とか、笑ってしまった~。日本人は「これ、ホントにあったら数年間大騒ぎだよね」って分かるけど、ガイジンさんには違和感なんて無いでしょうね。
そんなんが、サラっと、映画の千分の1って要素として出てくる。濃密だー。
もう一回見たくなった。こんなに濃密なんだから、一回じゃもったいない。[映画館(吹替)] 8点(2022-10-11 21:17:36)(良:2票) 《改行有》
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