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プロフィール
コメント数 370
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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1.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 冒頭、マルエツとかライフあたりで購入した服を着た人達が墓参りをしているシーンから始まります。そこから一気に1944年6月6日、オマハ・ビーチに向かう米軍上陸用舟艇内に場面が移り、息をつく間もない怒濤の上陸作戦の中に投げ込まれます。海岸に設置されたトーチカから発射される銃弾のシャワーの中、後続部隊に場所を空けるためにも、累々と積み重なる屍を超えてとにかく前に進むしかないという地獄絵図を体感するだけでも相当な価値があるというものです。話の中身は、兄弟全員が戦死したと母親に報告するのは忍びないとする軍上層部の命令により、4人兄弟の中で、まだ生きている可能性のある1人を、混乱する戦線の中から探し出して、無事帰還させる任務を与えられた兵士達の物語です。この部分はフィクションだそうで、実際あまりリアリティはないのですが、現場を知らない上官による、美談づくりのための不合理な司令などは、いかにもありそうなことで、そのへん皮肉が効いています。終盤、再び現代の墓地のシーンに戻るのですが、月並みな構成ではありますが、ここで時の流れが凝縮されて、ドンとぶつかって来て、グッときます。冒頭と末尾の墓地シーンでは、風にはためく星条旗が大写しになるのですが、これは、本作が星条旗の下に死んでいった兵士達への弔いであること、そして、あくまでアメリカ合衆国からみた戦争の一端であることを潔く示しているものと私はとらえました。ことさらUSA!アゲとかUSA!流ごり押しとかではないと思います。[DVD(字幕)] 9点(2024-03-22 18:30:56)

2.  ファイト・クラブ ヴァイオレンス映画と呼ばれるものは数多くあれど、緊張感を演出するため、または、派手なアクションを演出するためのお手軽選択肢としての暴力であることが多いと思われます。そういう意味で、本作における暴力は一線を画しています。世の中に対するフラストレーションのはけ口として、タイマンで裸の拳でただ殴り合う同好会をつくる男たちの話。殴り殴られることで得られる狂気の悦楽。骨がぶつかり合う音が鈍く響き、血がしぶきをあげて飛び散るさまは、暴力というよりは、痛みそのものであり、エンタメというよりは、狂気そのものです。自分たちの殴り合いだけに閉じていれば良かったのですが、もともとは社会に対するフラストレーションが発端であるため、主人公の意思に反してというか、潜在意識に即してというか、矛先が社会に向かっていくわけです。そして終盤に、大きなどんでん返しがしくまれ、すぐさま冒頭を再生せずにはいられないしくみ。なるほど~とうなりながら2周目を楽しめます。ここまで緻密なヴァイオレンス映画も他にないかなと。見終わった後でデヴィッド・フィンチャーと知って、なるほど納得でした。[インターネット(字幕)] 9点(2023-02-08 20:25:53)

3.  ファニーゲーム 《ネタバレ》 卵とゴルフボールは冴えたアイディアですね。卵の男の鈍臭さと図々しさと来たら・・・デンジャラスのノッチみたいな人を、長袖半ズボンにしたのも、いいセンスです。終盤はあっさりしていて、あまりネチっこくない、ネチっこくするときりが無いですから、良かったと思います。リモコンのアイディアは、作品そのもののリアリティを削いでしまうので、入れない方が良かったと思います。[DVD(字幕)] 8点(2023-04-29 17:06:27)

4.  フラガール 《ネタバレ》 笑いあり涙ありの感動作なのですが、特に笑いのパートが、非常にわざとらしくて笑えないものであり、序盤30分程は激しい振るい落としを掛けてきますので、そこを何とか踏ん張る必要があるのかなと思います。「常磐ハワイアンセンター」という素材自体は、非常にポテンシャルが高くて、目の付け所がいいなと思いました。国内で石炭産業からの転換に成功した、ほとんど唯一の例だと思いますが、炭鉱という昭和のノスタルジー、フラダンスという明るい南国情緒と奥深さ、スポ根的な要素、村おこし的な要素などなど。ノスタルジーというか、現在に至るまでに日本人が積み上げてきた、歴史の1ピースとして愛おしく思えてきて、時の流れの重みに押されてブワッと来るんですよね。というように非常にいいところと、非常に惜しいところが混ざっていて、もうちょっと洗練したものにしてもらえると、見る方もずっと楽なのになぁと感じました。富士純子とか岸部一徳とか凄みのある演技ができる人も、終盤までは、過剰演出に引き摺られて、今ひとつなんですよね。[DVD(字幕)] 7点(2024-02-22 18:05:53)

5.  プラトーン 《ネタバレ》 20年くらい前にテレビ放映されたのを見たことがあります。そのときの感想は「エリアスかっこいい!」でした。兵隊達がジャングルを分け入って闘っていたのは覚えているのですが、詳細はほとんど忘れています。再度見てみると、思っていた以上に地味で、演出的なサービスが少なく、淡々と進んでいきます。低予算のようで、スペクタクルはありませんが、予算の中で、うまくリアルな戦争を描けていると思います。ジャングルの中の狭い視界がほとんどなので、2時間弱とあまり長くないものの、お腹いっぱいになるくらい長く感じました。エライアスは格好良かったのですが、エライアスと敵対する悪役が格好いいな、うまく演じているなと思いました。顔の傷の具合がとてもリアルにありそうです。統率されていない軍隊の兵卒達が、死や、死の恐怖から逃れたいがために、非戦闘員である住民を殺し、生死の感覚が麻痺し、仲間をも殺してしまう。そのような狂気の心理に陥いる様子が、作者の実体験を踏まえて、自然に描かれていると思います。これまであまり描かれることがなかった、というかむしろ隠されてきた、戦争における普遍的事実が描かれたところを評価したいです。[DVD(字幕)] 7点(2024-01-28 15:48:10)

6.  不都合な真実 《ネタバレ》 ゴア元米副大統領による地球温暖化問題啓発プレゼンテーションフィルム。素人を対象にしたイメージ的な分かりやすさに重きを置いているものの、思いのほか新しい発見があって有意義でした。千回以上場数を踏んだだけのことはあるのですが、準備が行き届きすぎていて、わざとらしさが鼻につく感も、なくはないですかね。とはいえ、政治家としてライフワークとして一つのテーマを追求し続け、それを発信し続ける姿勢には素直に感心しました。興行場も成功を収めているようで、そちらの方も凄いことです。私の認識として、地球が奇跡的に生物が生息できる環境を保てているのは、絡み合うさまざまな因子の収束性向が発散性向を上回っているためという感覚が、何とはなしにあるのですが、極地の氷が解けて海水になると、氷の時は反射していた日射を吸収するようになるという話は、今まで聞くことの少ない発散性向を持つ因子として興味深いと感じました。それでも発散しかけると、他の因子のより強い収束が働いて、周期運動になるようなイメージがありますが。何の根拠もない感覚的な話ですが。[DVD(字幕)] 7点(2023-08-22 19:18:27)

7.  プラダを着た悪魔 《ネタバレ》 ファッション誌のカリスマ編集長のアシスタント(秘書)に就職した女性主人公が仕事に恋に悩みつつ奮闘するという話。テンポがよいし、キャラクターもわかりやすくて魅力的。かなりオーバーな脚色があるだろうとは思いつつ、ファッション業界最先端という縁遠い世界を、ペーペーの新入社員の視線から、楽しく見ることができました。難を言うとすれば、事故でケガしてしまうところは、随分都合が良いというか、お互いに不可抗力で、あまり恨んでも仕方ない状況となってしまっていて、かなりのぬるゲーに変貌してしまったところですかね。あと、パリに行ってからは、展開が駆け足過ぎて、置いてかれ気味でした。さわやかイケメンの無駄遣い感(笑)それにしても、鼻水ジュクジュクのエミリーかわいいよ。脚の骨折って、顔擦りむいたエミリーかわいいよ。[インターネット(字幕)] 6点(2024-03-08 18:15:03)

8.  フェノミナ 《ネタバレ》 まとまりがないし、安っぽいところも散見されるのですが、それでも光るところがあると言うか、心に引っかかってくると言うか、 嫌いになれないというか、むしろ好きな作品です。音楽の使い方も、いい雰囲気を出しているところもあれば、静かな場面で大音量のヘビメタが鳴ったり、映像もウジ虫にやたらこだわっている割に、ハエが飛んでいるところは明らかな合成だったり、ムラがあるのですが、むしろそれがいい味を出していると感じられるところが面白いです。あと、主役のジェニファー・コネリーが可愛い過ぎて困ります。ジェニファーを愛でるための映画と言っても過言ではありません。つややかな黒髪と緑色の瞳。大人になっても十分美人の部類だとは思いますが、この頃は輪郭が柔らかくて、頬もほんのり赤くて艶やかです。イタリア語堪能なのにも驚きました。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-11 13:28:14)《改行有》

9.  ブルックリン 《ネタバレ》 アイルランド出身の若い女性が、都会でのリア充な生活を求めて、アメリカNYブルックリンに移住する話。ブルックリンにアイルランド系の若い女性の単身移住者が数人集まる女子寮があり、主人公はそこで暮らしながら、高級店の接客係の仕事を始めます。慣れない異国での生活に、初めは手間取りますが、少しずつ、仕事にも慣れていきつつ、一方でステップアップのために大学に通い、会計の勉強をしつつ、その一方で恋愛もしつつ、リア充値を高めていきます。そんなさなか、親族の不幸で故郷に戻ることになります。恋人としばしの別れとなりますが、相手の男も心配だったのでしょう。形のだけの結婚をしてから帰郷することにしますが、幸か不幸か・・・続く。いやいや、主人公がかなりの美人なのに、なおかつ可愛いという。しかも聡明そうで、凜としているし、いやいや、そいつもいいけど僕と結婚してくださいという感じです。まあ、女性の男選びは、人生の選択なので、迷ってしかるべきだし、いいんじゃないですかね。いわゆる揺れる乙女心なわけですが、個人的には嫌味な印象は持ちませんでした。イタリア人の夫は先見の明があったのですね。ハッピーエンドのようで、そうとも限らないとか考えさせられるところは悪くないです。あと、寮のどこにでもいそうな、おしゃべり女たちが、ほんとにどこにでもいそうなレベルで良かったです。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-06 18:43:28)

10.  復讐するは我にあり 福岡県苅田町から殺人事件が始まるのですが、個人的に一時期仕事の都合で苅田町に頻繁に出張していたので、とても懐かしい気分になりました。苅田町から北九州市にかけてはセメントの一大産地で、入江の対岸に石灰石が露出した山が見える特徴的な風景を思い出しました。その後、主人公は、指名手配を受けての逃亡中に、浜松、雑司ヶ谷と転々としつつ殺人を重ねるのですが、いちいち景色が「昭和」で、個人的には非常に楽しめました。ただ、作品の中身は、タイトル負けしてると思いました。主人公の殺人へのハードルが低過ぎて、逆に、犯人の心の闇がほとんど感じられず、なかなか共感するフックが見当たらないのですよね。詐欺師がターゲットを見定めて、関係を深めていく経過は、別につまらないこともないのですが、そうこうしているうちに、序盤は突発的に殺人行為に走り、後半は、いつの間にか相手が死体になっちゃってて、犯人の心の内面が変化するような過程が全く描かれないのですよね。そもそも被害者は復讐されるようなことは何もしてないので、あえて解釈するなら、クリスチャンの父親に対する復讐となりますが、赤の他人を殺すことには結びつかず、なんだか中途半端で、よくわからないまま終わってしまったなという印象です。[インターネット(字幕)] 6点(2023-02-07 19:33:13)(良:1票)

11.  ブルークリスマス 《ネタバレ》 たまたまUFOに出逢って、光線を浴びてしまうと、どういう訳だか、血の色が青くなってしまうという設定のSF作品です。血液中の鉄成分が銅成分に置き換わると青くなるそうで、イカ、タコ、エビ、カニの血液はこのタイプだそうです。このような設定下で、UFOの謎に遡及することはまったくせずに、ただひたすら、人間社会におけるリアクションを描いていきます。異質な者に対する恐怖心が隔離、排除、殲滅を招くという内容で、短絡的で、バカっぽい大筋なのですが、錚々たる役者を集めて、大真面目にやっていて、ディテール部分には丁寧にユーモアが込められているので、なかなか笑えて、そこそこ飽きません。特に仲代達也が海外で聞き込みをするところの、外国人達の全体的ににやけたリアクションは面白かったです。青い血の設定自体は、非常に鮮烈で強烈なものです。後の作品「エヴァンゲリオン」や「ラーゼフォン」では、明らかにそれとわかる形で設定を引き継ぎ、作品としてそれなりに昇華していますので、優秀な後続作品を導いたという意味で、評価したいですね。[DVD(字幕)] 5点(2024-02-22 17:59:04)

12.  フレンチ・コネクション 《ネタバレ》 麻薬捜査の話。ニューヨークの街の汚れた裏側の雰囲気がストレートに伝わってきます。リアルな暴力描写が特徴的なのですが、エンターテインメントとしては華があまり感じられません。キャラクターを立たせる描写も薄く、あまり感情移入することもなく、殺伐とした雰囲気は伝わってくるのですが、今一つ面白みに欠けるような気がします。[DVD(字幕)] 5点(2023-08-22 19:15:13)

13.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 3歳で自らの意志で成長するのをやめた男が主人公。第二次大戦下の自由都市ダンツィヒ(現在ポーランド領)がおもな舞台。彼の周りの人たちが、彼の奇行に翻弄され、ナチスの侵攻に翻弄される様子が描かれていきます。奇人の視点で奇妙な世界観を見せつつ、庶民の生活を見せつつ、戦争の影響も見せつつという感じですが、いろいろと欲張りすぎて話が散漫になっている気がします。主人公の彼は適役ですね。キモい狂気の幼児を良く演じています。レクター博士を彷彿とさせます。しかし・・・肌身離さずブリキの太鼓を叩き、奇声を発してはガラスを割るキモい狂気の幼児でさえモテモテだというのに、お前らと来たら・・・[DVD(字幕)] 5点(2023-03-26 15:46:33)

14.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト 《ネタバレ》 土地に伝わる、それほど昔ではない怖い話について、手持ちカメラで取材を行い、ドキュメンタリフィルムを作成しようという映画学校の学生3人が主人公です。この作品自体が、行方不明になったその主人公達が残したフィルムという設定の疑似ドキュメンタリ(モキュメンタリ)になっています。結構良くできていて、楽しめました。ねらいもよくわかるし、80分と短めで、退屈することなく最後まで見通せました。ホラーとしての怖さはまったく感じなかったのですが、恐怖におびえて発狂する人たちの様子を、一歩引いた位置でみることができて面白かったです。主人公達が、恐怖からワーキャー騒ぎすぎなのですが、それを主人公達の主観的な視点で映像にしてしまうと、不思議と見てる方は一歩引いて、客観的になってしまうところ、なかなか面白いものだなと。感情移入するには、そのための情報が必要なのだなと。特典映像として、彼ら3人の事件を取材した、疑似ドキュメンタリフィルムも収録されているようです。時間があるときにコチラも見てみたいです。[DVD(字幕)] 5点(2023-02-19 16:17:23)

15.  Fukushima 50 序盤、地震が起こってから、想定外のことが重なり被災レベルが深刻になっていくまでは、当時の状況が臨場感、緊迫感をもって再現できていて、なかなかの良作なのではないかと思いました。そういうふうに思えたのは、薄っぺらいウェットな演出が入り込む隙がなかったから・・・ということにだんだん気付かされていきます。監督がテレビの演出家出身であることが関係しているのかはわかりませんが、お茶の間向け日本のテレビドラマにありがちな演出で、台詞に頼り過ぎで、演劇空間になっちゃてるんですよね。原発相手に悪戦苦闘しているときは目立たないのですが、落ち着いた場面で、どうにもわざとらしい演劇が垣間見えてしまう。お茶の間向けドラマならそれでもいいのですが(よくはないが)題材が題材だけに悪目立ちしてしまうのですよね。被災状況の再現はよくできていて、見る価値は高いと思いますので、なおさら残念感があります。評判が低いからと言って、それを理由に見ることをやめないで欲しい作品ですね。このような感想を持つ作品は珍しいです。[インターネット(字幕)] 5点(2023-02-07 17:53:19)

16.  フランケンシュタイン(1931) 《ネタバレ》 マッドサイエンティストのフランケンシュタイン博士が、人造人間を作る話です。このフランケンシュタインという人が、ペラペラに軽薄な奴で、マッドサイエンティストなら、最後までそれに徹しろと思うのですが、人造人間に命を吹き込むのに成功した後は、何故か正気に戻って、新妻との新婚生活を楽しみ始め、自分がつくった怪物のことを忘れてしまうというノーテンキさ。その間に人造人間が町に飛び出して、人に危害を与えるという、もうね。マッドサイエンティストの風下にも置けません。一方、「せむし」はなかなかに「せむし」らしく役をまっとうしています。秘密の研究所も立体的なつくりでいい感じです。[DVD(字幕)] 4点(2023-03-30 17:40:08)

17.  プロジェクトA 《ネタバレ》 格闘アクション映画です。ジャッキーが時計台から落下するアクションは特に有名ですが、狭い路地での自転車を使ったアクションや、時計小屋の歯車に巻き込まれるシーンなど、アイディア多彩で、飽きることなく楽しめます。ジャッキーは出演者の中では十分イケメンなので、二枚目ヒーローでも行けるところ、笑いを次々とぶっ込んでくるサービス精神に脱帽します。サドルが取れた自転車に座ろうとして、棒が尻に刺さって痛がるヒーロー像は、たぶん、当時としては斬新だったと思います(笑)。お話としては、海賊を倒すというわかりやすい勧善懲悪ですが、海上警察(ジャッキー所属)と陸上警察が仲違いしていたり、さらには、顔見知りの泥棒や、統治者の英国海軍も絡んできて、混沌としていて、ドタバタ感が増しています。とはいえ、話そのものが面白いかというと、そうでもなく、あくまでアクションを上手く転がすための添え物といった印象です。最後、敵を爆殺するのは、ちょっと雑だなあと思いました。[DVD(字幕)] 4点(2023-03-20 19:16:34)

18.  プラハ! 《ネタバレ》 舞台は、1968年のチェコスロバキアの町で、ちょうど、「プラハの春」が起こり、ワルシャワ条約機構軍のチェコ侵攻が起きる時期なのですが、歴史物として期待すると、まったく裏切られます。チェコの映画事情や、本作製作についての情報が少ないので、全くの想像ではありますが、作者の頭の中に、1960年代アメリカンポップカルチャーへの憧れが強く残っていて、甘ったるい青春ラブコメとポップミュージカルを、舞台と役者をチェコに入れ替えて、自国向け娯楽作品として実現したいというのがまずあって、設定としてプラハの春を取って付けたという感じがしてしまいました。ミュージカル独特のオーバーアクションな表情や、牧歌的な下ネタ絡みの笑いなどは、こちらの感覚が脆弱すぎる不運もあり、完全に置いてけぼりを喰らいます。とは言え、この時代でメイドに対する萌えを先取り的に意識したプレイは評価に値し、思わず笑ってしまいましたが。まあ、ヒロインが綺麗で可愛いのが救いで、何とか保てました。[DVD(字幕)] 3点(2024-02-26 19:25:51)

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