みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 変身(2005) 設定は好きなジャンルではあるのだが、無駄に人が殺されたり、死んだりするので、話が安っぽくなってしまった。この作品の肝は性格変化してしまう事ではなく、肉体と精神のバランスが取れずに、「自分とはなにか?」を問い続けて追い詰められていく過程にあると思うのだが、主人公の苦悩もいまひとつ伝わってこない。蒼井優のちょっとウザくて健気な女の子の演技はよかったんだけど。[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-07-04 10:47:25) 2. ペイチェック 消された記憶 最近複数の政治家で話題の「記憶(の確認)」ですけど、記憶とか未来とかテーマは面白いのに、料理しきれず作りも雑で、結果的に中途半端なアクション映画になってしまった。今は情報が氾濫して自分の未来がある程度予測できてしまうので、不幸とまではいかないまでも、諦めみたいなモノはあるんだろうな。[地上波(吹替)] 5点(2016-01-28 13:10:49) 3. ベティ・サイズモア レニーは私の中では「典型的なアメリカ娘」っていう印象が強く、こういうノーテンキでバカっぽい役はぴったりだと思います。ただし、これは病気でこうなってしまった訳で、あまりにも妄想に入り込んでると可笑しさを通り越して、ちょっと怖いというか切なくもなってきます。最後、「独りで生きられる」というような昼ドラに熱中するパート主婦への蔑視というか説教みたいな終わり方になってしまったのがちょっと残念。7点(2004-03-14 15:00:00) 4. ペイ・フォワード/可能の王国 少年は一度友人のイジメを見て見ぬ振りしている。で、ペイフォワードが注目されTVの前で偉そうな事を言ってしまう自分に自己同一性を感じられなくなって、自己同一性の保持と引き換えに命を捧げてしまう。少年は相手がナイフを持っている事を知っていたわけだから無我夢中ではなく、危険を承知であえて行動に出たんだと思う。我々大人は頭では正しいわかっていても保身のために中々行動できない事が多いのではないだろうか?そういう大人へのメッセージだと思いました。7点(2004-01-10 03:01:31)(良:2票)
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