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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 蛇イチゴ 家族の窮地に、突然出戻った兄貴のキャラが見所の映画。 この芸人さん、器用なのか素でやってるのか、飄々とした表情が役柄にハマってる。 ただ口八丁で立ち回るシーンがもっと欲しかった気がするし、 汚い食事のシーンなどは削って、彼の内面を突っ込んだ描写も欲しかった。 妹の兄貴話は腹を抱えて笑ったけど、居酒屋ネタと同じようなもので、 兄貴のキャラを言葉で説明されてもちょっと・・・。おかげで「蛇いちご」のエピソードも、 お話をまとめるために、とってつけたような感じになってしまった。 本当はここでほろっとさせるはずだったんだろうけど。総体的には面白い雰囲気の映画だった。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-06 20:35:02)《改行有》 2. ヘヴン 主役二人の設定がとても変わっているラブロマンス。 ところがこの凝った設定が災いしたのか、中盤からの粗い展開がやたら目立つ。 そのため、ラストシーンから冒頭に、しいてはタイトルの意味にも繋がるといった妙味も、 何とかこじつけてまとめたという印象しか持てなかった。 役者さんはがんばっているし、キャラ描写も演出も映像も決して悪くないだけに勿体ない。[地上波(字幕)] 4点(2011-07-28 06:22:50)《改行有》 3. ヘアスプレー(2007) 差別と偏見をテーマに盛り込んだ、学園もののミュージカル映画。 全体的に明るくて音楽もいいのだが、そもそも人種差別と肥満を同一線上に並べるというのは、 ちょっとおかしい気がする。黒人はダンスや歌が圧倒的にうまいので、 前者だけにテーマを絞った方がまだ良かった。 ヒロインの女の子は愛嬌たっぷりだが、いろいろな意味でバランスが悪く、 見ていて段々イライラしてくるし、女装したジョン・トラボルタのシーンは完全に浮いている。 詰め物をしてコミック的なデフォルメ体型なんか見せるより、ちゃんとした女優さんを使うべき。 前半はまあまあだったけど、後半で印象がガタ落ちした作品だった。[DVD(字幕)] 4点(2011-07-25 07:12:36)《改行有》 4. ペイ・フォワード/可能の王国 一人の少年を主人公にした、ハートウォーミングな感動作。 テーマはとてもいいんだけどね。彼の起こした行動がやがて奇跡を・・・。 という物語の核が、どうにもしっくりと伝わってこない。その過程が丁寧に描かれておらず、 かなり省略されていて、その分、母親絡みのサブストーリーの描写が必要以上に多すぎ。 中盤は誰が主人公なのか、よくわからなくなった。 終盤からラストに関しても、なんとか感動作にまとめちゃおうといういかにも安直な展開で、 シナリオの粗っぽさを感じるばかり。男の子はとてもかわいい顔をしていて、 普段からちょっと寂しげな表情が、作品の欠点を多少なりともカバーしていたかな。[DVD(字幕)] 3点(2011-07-26 05:41:11)《改行有》 5. ベティ・サイズモア 何だか訳のわからない映画だったね。一応コメディー作品なのかな? サスペンス性は、ほとんどなかったと思うんだけどね。 ヒロインのレニー・ゼルウィガーは相変わらずかわいいんだけど、 現実と虚構の世界がごっちゃまぜという設定の妙味が笑いに直結しておらず、 ストーリー自体も全然面白くなかった。あくまで役者と作品の雰囲気だけを鑑賞するような映画。[映画館(字幕)] 2点(2011-08-12 09:07:23)《改行有》 6. ベガスの恋に勝つルール キャメロン・ディアス主演のラブコメ。 しょっぱなからのドタバタ劇に、破天荒な設定、無茶なストーリー展開と、 ラストまで快調にすっ飛ばしてくれます。下ネタも結構あり。 情緒も妙味も何もない空気並の軽い脚本だけど、全般的に明るくていいんじゃないかな。 個人的にはあまり笑えなかったけどね。[DVD(字幕)] 2点(2011-08-02 09:57:49)《改行有》
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