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プロフィール |
コメント数 |
385 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://camuson.exblog.jp/ |
自己紹介 |
自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。 もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。 |
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1. 変態村
《ネタバレ》 前知識を入れずに見たのですが、なかなかの良質なホラー映画でした。原題はCalvaire。ラテン語で“ゴルゴタの丘”の意味だそうです。「変態村」とは思い切った邦題を付けたものです(原作レイプ的な意味で)。愛情、独占欲が一線を越えて、狂気に豹変して、監禁という流れ、現実に起こりえる怖いシチュエーションは、映画「ミザリー」のようですし、周囲から隔絶された山村の村人全員が狂人という異常なシチュエーションは、ビデオゲーム「SIREN」のような、「どうあがいても、絶望」ですし、それらがうまいこと組み合わさっています。序盤の主人公の売女な人からのモテモテぶりも、何とも奇妙な味わいなのですが、その後主人公に起こる売女な人としてのモテモテぶりを暗示していて面白いです。終わり方は「ターミネーター2」を彷彿とさせます。[DVD(字幕)] 8点(2023-11-22 17:45:19)
2. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 老人として生まれ、歳を重ねるごとに若返えっていくというアブノーマルな生を受けた男とノーマルな女との恋愛と人生の物語です。実際にはありえない設定ですが、役者達の真摯でごく自然な演技と根気のいる映像処理とで、設定世界が破綻することなく表現されています。正攻法なのですが、正攻法がいかに難しいか。予算が潤沢なアメリカ映画ならではの作品だと思います。ありえない設定の中に、何気ない、いかにもごく自然に起りそうなシーンをうまく織り込んでいるのですよね。ブラッド・ピットが予告なくケイト・ブランシェットのバレエ公演の楽屋を訪ねるくだりは、2人のちょっとしたすれ違い、心の機微が繊細に表現されていて、特に印象に残っています。[DVD(字幕)] 7点(2023-07-28 18:42:47)(良:1票)
3. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 この作品に対して「世界は贈与でできている」の著者が、当該著作の中で”主人公少年が人に与えてもらってないのにもかかわらず、人に与えてしまったから死なざるを得なかった”という謎の解釈をしており、気になったので見てみることに。当該著者の解釈には真っ向から同意できないことを確認できてよかったです。あえて彼がなぜ死んだのかを考えてみるとしたら、志は尊くても、実現可能性がほとんどない手法では簡単に世の中が変わるわけもなく、作品が非現実的なお花畑作品と評されないために、かつ、健気な志が視聴者の印象に残るように、作者によって殺されたと解釈できるでしょうか。迷解釈に至る糸口すら見出すことができませんでした。終盤の展開には賛否があり、否の方には「感動の押し売り」というような意見もあるようですが、唐突過ぎて感動の匂いを一切感じることができず、そこまで思い至ることすらできませんでした。[インターネット(字幕)] 4点(2023-02-09 21:42:11)(良:1票)
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