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1. ヘッドライト
音楽がいい。バイオリンの震えるような旋律が、胸をしめつけてくる。「むせびなく」とはこういうのを言うのだろう。主人公の男の心は、死ぬまで喪失と孤独にむせびなき続けるに違いない。娘は親とは口もきかず、妻は生活に追われて夫に当たり散らし、仕事から疲れて帰ってきた男は話す力さえ失っている。彼が唯一自分の時間を生きるのは、ドライブイン?の娘との短い逢瀬だけだったのだが。映画を見ずとも、このテーマ音楽だけでも一度聞いてみてください。8点(2004-01-25 14:58:26)
2. ベルリン・天使の詩
《ネタバレ》 天使達が苦しむ人間たちを救えず、ただそばにいて見ていることしかできない。それを白黒画面で描いた前半は秀逸でした。しかし、画面がカラーとなり、主人公の天使が人間となってからは、陳腐としかいいようがありません。その理由の一つは彼の「饒舌」かもしれない。天使という過去生をもつ神秘性がかけらも感じられない。4点(2004-01-18 10:32:22)
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2 | 17 | 6.07% |
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3 | 54 | 19.29% |
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4 | 63 | 22.50% |
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5 | 35 | 12.50% |
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6 | 23 | 8.21% |
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7 | 28 | 10.00% |
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8 | 18 | 6.43% |
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9 | 15 | 5.36% |
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10 | 6 | 2.14% |
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