|
1. べクシル 2077 日本鎖国
《ネタバレ》 アクションのスピード感・迫力は申し分なし。でも、脚本はどうか??単純機械と人間の違いがいまいち明確に描かれなかったし、苦しむのは半機械半人間だけで全機械達は無視っていうのも安直な感じがします。そしてなにより、正義を決めるのが結局アメリカだったってこと。日本映画でこのようなアメリカの描かれ方がされていることこそ、この映画を逆説的に興味深い作品にしてしまっている。[DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2008-04-30 19:05:41)
2. ベルリン、僕らの革命
紛れもない傑作だろう。設定が面白いだけでなく、男女の三角関係もとても細やかに描かれていて好感が持てる。映画としては申し分がない。ただし、この映画はメッセージ性が強いので、その点について一言。資本主義を批判する論点として、「金持ちのベンツに追突し、賠償金を払わなくてはならない貧しい」ユーリがでてくる。しかし、資本主義が貧しいものと富めるものをつくりだしている構造は、そもそもユーリ達がやっている「自由恋愛」が愛される人と愛されない人を作り出す構造とまったく同じ論理の上に乗っかっている。資本主義では富めるものと貧しいものが競争によって入れ替わるが、自由恋愛でも愛される人と愛されない人は競争によって入れ替わっていく。もし、友人に恋人を譲る精神を讃美するなら、富めるものにお金を譲り貧しさに耐え忍ぶ精神を持たねばならない。その程度に経済と恋愛は親しい関係にある。 「ドイツ人はユーモアを解さない」といわれるけど、この映画でも笑いのツボは会話ではなく、登場人物のコミカルな行動にある。その点が日本人と似ているので、見やすいのではないかと思う。[映画館(字幕)] 8点(2005-05-08 09:35:20)
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 2 | 0.70% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 8 | 2.82% |
|
5 | 27 | 9.51% |
|
6 | 54 | 19.01% |
|
7 | 80 | 28.17% |
|
8 | 64 | 22.54% |
|
9 | 40 | 14.08% |
|
10 | 9 | 3.17% |
|
|
|