みんなのシネマレビュー |
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1. ヘルドッグス 闇堕ちした理由が浅はかだし、強盗団がたかがスーパーを強襲した目的が弱い。 さらに、相手は女子高生、拳銃で脅すだけで充分なものをわざわざ撃ち殺す動機も不明。 と、色々と物語の導入部については粗い印象でしたが、登場人物の個性も立ってるし、 迫力あるアクションとセリフの応酬、テンポよく進むので全く退屈せず鑑賞できました。 ご都合主義な部分を除けば、今年度ナンバーワンの邦画アクションです![映画館(邦画)] 8点(2022-09-18 09:56:59)《改行有》 2. ベイビー・ドライバー エドガーライト監督の映画愛に溢れた良作。 評判通り、音楽センス良いね。舞台背景、セットにも この作品のもつカラー独特の采配は流石だし、セリフ回しもよく考えられてる。 そして、要のカーチェイスにおけるシーン、カット割りもお見事です。 とりわけ、登場人物の個性付けは秀逸。名優ケヴィン・スペイシーの迫力は勿論ですが、 バックボーンは謎のまま、じわじわと良い味を出してたジョン・ハムも良かった。 アメリカンニューシネマの香りを漂わせた現代的なアクション映画でした。ブラボー![ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-02-08 13:55:35)《改行有》 3. ベストセラー 《ネタバレ》 事件の真相を明るみにして欲しいと思ったスジンの霊的接触が 事の始まりだったのか・・・? それとも単に、主人公の病的心理による妄想が招いた偶然の一致か? 娘ヨニの件を知るまでは一種のオカルトものかと思いきや、 明確な演出意図は感じられないので、上記のような解釈をできなくもない。 その曖昧さ故に、事実関係だけ後で繋ぎ合わせましたって感じなので 観てる側としては釈然としない。特に釣場反対の件はあからさま過ぎる。 結局、主人公は正気?あるいは狂気の沙汰だったかは、謎は謎のまま。 韓国の田舎が舞台であり、あの湖畔の別送佇まいなど全体的な雰囲気は 非常によかったと思う。 反面、何もこの作品に限ったことではなく韓国映画に共通して自分が感じる点ですが、 韓国人のユーモアセンスがアメリカンジョーク以上に理解できかねる。 言い方かえれば、とことんシリアスに撮ってるのかもしれないが、 笑いを誘ってるのか?と思える節。 この作品、キャストでいえば主犯のシンチョク。冒頭の登場の仕方もアレだったが、 彼の言動も。。後半とのギャップを狙ったにしても何だかなぁ・・・。 それとも韓国人にとって当たり前のやりとりなのかな?? [DVD(字幕)] 5点(2011-03-29 09:58:11)《改行有》 4. ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー 《ネタバレ》 CGに頼らないクリーチャーの造形や巨大なセットなど美術面は流石といった感じで一見の価値あり。特に“死の天使”はメッチャかっこいい。「パンズ・ラビリンス」が気に入った方は、ギレルモ監督の凝りぶりに目を見張ると同時にため息がでるでしょう。物語の部分でいうと、ヘルボーイと彼女のやりとりがよりクローズアップされて妙に人間らしさを感じる、派手なアクションよりもそっちがメインで、むしろこれといった盛り上がり場面が無いのが難。ヌアダ王子とやらも少々肩透かしだった。根幹のゴールデン・アーミーも恐れられた割には、井の中の蛙で終わってしまい消化不良。なので単純に映像は楽しめるのだが、脚本的には今一歩といった印象でした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-05-21 20:52:21)(良:1票) 《改行有》 5. 蛇にピアス 《ネタバレ》 この映画、非常にマーケティングターゲットが狭いと思う。ルイ、アマ、シバという特異な存在、そしてこの世代の流行や文化(ピアスやタトゥー然り)について知識、あるいは似たような経験、人生を歩んできたなら少なくとも共感できるはず。自分はというとアマのような無軌道ぶり、目立ちたがりでもあり、自己主張の一環でもあるファッションにどことなく共感してしまうのは、若い時分そうだった節もあるからですね。そういう意味で、リアルな群像劇をとらえた70過ぎの蜷川監督、さすがです。キャスティングも素晴らしかった。特に、主演の古高さんは園子温監督の作品で初めて知り、その時は割りと当人世代の等身大を演じた感がありましたが、今回の役どころは凄いなぁと感心。当時から注目していた女優さんで今後の活躍が益々楽しみになりました。相手役の高良健吾も体全体を使って自己表現している感じですが、この人も今後注目です。けっこう痛々しいシーンも多々ありますが、2時間があっという間に感じ、エンディングテーマのチャラの歌も心に響きました。[映画館(邦画)] 8点(2008-09-21 20:58:28) 6. ベオウルフ/呪われし勇者 《ネタバレ》 まるでファンタジーゲームをプレイしているかのような感覚でした。通常では不可能なカメラアングルを駆使した特撮は見事でしたが、内容があまりに薄っぺらくて、見ごたえがあるのはそういった特撮を駆使した戦闘シーンのみ。“呪い”とやらも終盤になって態々明かさなくても、中盤あたりで推測できてしまう。肝心のベオウルフもキャラとしての厚みが無く、感情移入は愚か、主人公らしさが無いのが辛い。とここまで散々な評価ですが、終盤のドラゴンとの一騎打ちは手に汗握る展開で面白かった。さらに贅沢を言えば、怪物の母親(アンジェリーナ・ジョリー)の出番をもっと多くして欲しかったかな。[DVD(字幕)] 5点(2008-05-10 09:55:52) 7. HAZE ヘイズ 記憶喪失、暗闇、閉所、苦痛、揃いも揃った極限状態に疲れました。いわゆるシチュエーション作品なのですが、観てる側の想像を掻き立てられ、ぐいぐいと物語に惹きこまれました。丁度よい作品時間でこの手のモノが好きな自分は退屈しませんでした。[DVD(邦画)] 5点(2007-08-21 20:20:32)
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