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1. 砲艦サンパブロ
《ネタバレ》 ガンシップと言えば攻撃用ヘリのことですが、砲艦(ガンボート)は喫水の浅い平底の船であり、海洋を航海できる軍艦に対して水雷艇や掃海艇と同じように軍艦より格下の補助艦艇とされていますが、それでも一応は軍艦と同様に治外法権を認められていて、いわば移動する領事館みたいに大きな河に沿った地域に派遣され、艦長は領事の代理みたいに居住する自国民の保護を任せられたわけです。しかし、特に宣教師みたいな人は自分中心の世界しか観ていないから情勢の変化に疎いのは困ったもので、それが結果的には摩擦を拡大していることには最後まできづかないのでしょう。海軍の士官として最後に自分の指揮する軍艦を与えられることは誇らしいものだけれど、それがこの小さな船であっても与えられた任務のために先頭に立って敵対地域に乗り込む艦長は義務感の塊みたいなもので、冷めた態度だった海兵もそれにつりこまれ、最後に「どうしてここにいるのだろう?」と言わせています。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-05 17:22:08)
2. ボーイハント(1960)
《ネタバレ》 この映画の背景になっている舞台は、「愛の狩人」でフラッシュバックされる1950年代の時代でまだ米国でもまともな大学は男女別学が当然で宿舎の管理とか厳しくて、男子学生との交際はまさに原題どおり休暇の時期に「男の子のいる場所」に行くしかなかったのです。6フィートの女の子が交際相手がいるか心配するとかもやはり時代の流れですが、最高の相手としては石油会社の御曹司と言うのはそんなに違ってもいないみたいです。ストローのカバーを吹くところとかは一時流行になりました。水槽の中での遊泳シーンが一番面白い。7点(2004-09-28 00:54:25)
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