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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  Hole 降り続く雨、ゴキブリウィルスの蔓延、中庭に落ちていくゴミ…、世紀末である。息の長いカットがジトッと湿気を感じさせる。うらさびれたボロアパートに不意に入ってくる華やかなミュージカルシーンは、女の心象風景なのだろう。エレベーターの中のカリプソ。でも、その華やかさを出すためにボロアパートが背景として置かれているのではなく、ボロアパートの世紀末感を強めるためにミュージカルシーンがはさまれているよう。初めて男と女が一つの画面に斜め上下で収まるあたりは何となくワクワクした。プライバシーの侵害であった穴は、檻からの脱出口にもなる。ラストは救出なのか昇天なのか。上から見れば足を吸い込む穴、下から見れば救助の手が伸びてくる穴。[映画館(字幕)] 6点(2008-04-04 12:21:33)

22.  ぼくらの七日間戦争2 宮沢りえのような目玉がないのがつらいところ。また本作は戯画化が紋切り型になっていて、大人たちがトンマすぎないか。敵側にも、一人ギラリとした参謀が必要だろう。内藤剛志がそうだったのかなあ。眼鏡を掛けたパソコン少年ってのもウンザリ。渋谷琴乃嬢のタラタラとした喋り方はちょっといい。空き缶を蹴り合いながら気持ちがまとまっていく。「君たち自然保護派なら空き缶が落ちてたってことがそもそもいかんじゃないか」。沖縄の街に戦闘機の爆音がちゃんと入ってたのは正しく、嬉々とはしゃぎながら「失敗」へ向けて旅立っていくというところが、ミソと言えばミソか。[映画館(邦画)] 5点(2013-05-03 10:55:31)

23.  ホームレス 金持ちが捨てた犬を拾うってのは、嫌味だな。壁ってものを単純に考えてるのが気になる。単に隔てる装置というだけでなく、社会からの防御って面もあるから、「壁」を考えることが現代の問題にストレートにつながってるんじゃないか。オノ・ヨーコが出てるの(協力ってのか)を売りにしてたのが、当時も情けなく感じたものだった。これハイビジョンで撮ってフィルムに起こした最初のころで、移動のとき、残像みたいのが滲む感じがあるの。今見ると、懐かしいかもしれん。[映画館(字幕)] 5点(2013-04-25 09:29:09)

24.  濹東綺譚(1992) カツラってとこが新藤さんの解釈なんでしょうか。原作は、古風な世界にタイムスリップしたような気になるところを「綺譚」と表現したんで、断髪じゃ根本的に作品を組み替えていることになる(原作で確認しなかったけどそうだよね)。ラストの男も、ただ静かに去るんじゃなく、こっちでは嘘をつく。男と女の落差を、戦後篇で引っ繰り返していくところが、新藤さんの視点。沈潜していく男と元気になっていく女。荷風的な陰影なぞクソ食らえと、とにかく自分の世界に力業で持っていき、昭和史へ強引に引き伸ばしていく。自分の世界に持っていくのも映画作家としてアリだろうが、そこには原作との格闘があってほしい。これはただ原作の上に自分の絵の具を塗り重ねただけなんじゃないか。玉ノ井に導かれていくとこは、もっともっと時間を掛けてやってもらいたいのだが、つまりそういうところに味わいを求める映画じゃないのね。[映画館(邦画)] 5点(2012-05-07 09:50:42)

25.  ホット・ショット2 《ネタバレ》 前作はけっこうパロディを突き抜けた「無意味」自体の輝きを感じた部分があったんだけど、今回はパロディの枠を抜け出られなかった。チャーリー・シーンやヴァレリア・ゴリノといった非喜劇的人物がドタバタをやるという取り合わせの新鮮さも、二度目となると慣れてしまう。個人的に好きなのは、背景でなんかやってるギャグで、タイのシーン、手前でハーレーを巡るドラマが展開している向こうで、セクシーなミシェルの前に坊さんが並んで、犬が立った芸を見せてるとこ。あの手のが好きだなあ。フセインを出したのが、ナンセンスものとしては不純になってしまった。敵地で鍵を盗み取るのにやたら音をたててしまうギャグ、その鍵を木の檻から体を出してつかみ取るギャグなど。[映画館(字幕)] 5点(2011-10-30 12:13:49)

26.  ボーン・イエスタデイ(1993) ネタは「マイフェアレディ」かと思ったら、なんか昔にも一度映画かされてる別の話らしい。設定は現代にしてあっても、どこか昔の話って感じが残る。「女はつらいよ・ワシントン立志編」って言うか。マリリン・モンローがやるともっとかわいくていい話でしょうね。メラニー・グリフィスだと、なんちゅうか、ひがみっぽさが出てきちゃう。そもそもこの単純な上昇志向が、もう現代(封切り時の)では無理なんだよね。人は学習だけでアップするとは今は誰も思っていない。やっぱストーリーと映画化のタイミングってあるんだよなあ。おそらく本作で一番いいのは、ジョン・グッドマンの成金でしょう。ゾッコンまいってる弱みがあって。パーティの8ヶ条なんかはアメリカ人だともっと笑えるんだろうが、こちらはどうしてもワンクッション置いてしまい、直の笑いになれない。[映画館(字幕)] 5点(2011-10-11 10:18:51)

27.  ポストマン(1997) これは非常に不愉快な映画だったので覚えている。アメリカの精神というやつは、フランク・キャプラのような宝石も作るが、ときにこういう腫瘍も作るから怖い。大まかな設定はいいの。強圧に対抗して個々の手紙がネットを作っていく、って。でもなんでその時にアメリカ合衆国やら星条旗やらの古いものが必要なんだ(設定は近未来)。組織に対して個人が同格で立つのが、本来の理想のアメリカ精神であろうが。ヘンなボーイスカウト的な青年組織がナチの親衛隊みたいな澄んだ目をして、少年野球の監督のようなケビン・コスナーのまわりに集まるってふうにもなっちゃうところが、“アメリカの精神”の怖さだ。系としては、敵の組織とこのボーイスカウト連中とは同じものであって、このポストマン集団が邪悪な組織の芽にも成り得るってとこを突かなくちゃ、この枠組みを設定した意味がない。悪の強圧を熱狂的に支持する群衆がいなければ、あれぐらいの武器で支配はできまい。悪辣ぶりを示すのに、中世の領主のような倫理性を持ってこなければならなくなる。現代の怖さは、熱狂的に支配されたがる群衆が簡単に組織されることだ、中世のような悪を持ってくるのは、その現代の恐怖と向き合うのが面倒くさいからであろう。それとも単純に、自国が戦場になったことのない国民のノンキさか。[映画館(字幕)] 4点(2009-02-15 12:19:28)

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