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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄 徹底して頭で作った映画だけど、底には今の社会の「なんとはない嫌な感じ」があるから、アタマ倒れになっていない。架空の青年政治家という焦点を一つ設定することで、その「嫌な感じ」があきらかになってくる仕掛け。「ファシズム」とまでは言えないが「前ファシズム」的雰囲気。漠然とした保守回帰、清潔やプライドの強調、またカントリーソングってのがそういうのに合ってるんだ。ファンの三人兄弟が、ホンモノらしくて怖かったなあ。初めて会って緊張し切っている目つき。考えてみれば「ファン心理」ってのは「絶対希求」であって、もともとファシズムに流れやすい状態になってるんだろう。眼が澄んできてる。病院で立ち尽くす人々。テレビが批評的な役割りを期待されてたのが意外だった。日本だったら一番に流されるメディアだろうし、あちらではよく新聞がこういうときには出てくるんだけど。対話のインタビューワーが怒ったり、アホなテレビショーのキャスターが意外と固く拒んだりと、単純化していない。保守的に見える人物がリベラルだったり、若者が反動だったり(これが怖かった)。[映画館(字幕)] 8点(2011-07-10 12:10:41)

22.  ポカホンタス 《ネタバレ》 実写映画がSFXの進化によってどんどんアニメ化していたころ、アニメはどう迎え撃つのかってのが課題だったんだけど、どんどん実写化の方向に行ってて(もともとディズニーアニメは実際の俳優に動かせて型にしたそうだし)、なんか負けてるな、という印象だった。アニメでなければ表現できない動作なり表情なりを生み出せず、しかも本作なんか、欧米化した表情で先住民が動く。言葉が「素直な心になると通じ合う」ってのも象徴として分からなくはないんだけど、やっぱ安易な印象のほうが強い。野蛮人野蛮人と互いにののしり合っていた二組・二文明が、愛の力で和解するの。植民地主義に対する疑問は当然前面には押し出されない。アニメとしての冒険は皆無だったが、滝の前で二人が出会う静けさなんかは印象的だった。[映画館(字幕)] 6点(2010-02-09 11:59:38)

23.  暴走特急 《ネタバレ》 驚くほど新味のないフィルムだが、そのために基本線は守れた。これだけデクノボーの主人公でも、退屈はさせない。研究所のシークレット気分てのがけっこう好きで、最高機密とか言うと、そうか、と思ってドキドキする。細い光の帯が人体を縦に切るように光ったりして。そして主人公の乗った列車が動きだし、悪漢に支配され、引込線に入っていくの。広州市の人たちは災難でしたなあ、国が化学兵器作ってたから死んでも仕方がない、って言うんなら、同じことをワシントンでも描けるの? などと思ってしまう。なぜ映画は列車が好きなのか。車窓がスクリーンに似てるからか、移動しているような固定しているようなとこでアクションにメリハリが出るからか。ラスト、列車を駆け上がっていってヘリのはしごに飛びつくのは、笑っちゃいけないとこなんでしょうね。[映画館(字幕)] 6点(2009-10-09 11:57:17)

24.  ポストマン(1997) これは非常に不愉快な映画だったので覚えている。アメリカの精神というやつは、フランク・キャプラのような宝石も作るが、ときにこういう腫瘍も作るから怖い。大まかな設定はいいの。強圧に対抗して個々の手紙がネットを作っていく、って。でもなんでその時にアメリカ合衆国やら星条旗やらの古いものが必要なんだ(設定は近未来)。組織に対して個人が同格で立つのが、本来の理想のアメリカ精神であろうが。ヘンなボーイスカウト的な青年組織がナチの親衛隊みたいな澄んだ目をして、少年野球の監督のようなケビン・コスナーのまわりに集まるってふうにもなっちゃうところが、“アメリカの精神”の怖さだ。系としては、敵の組織とこのボーイスカウト連中とは同じものであって、このポストマン集団が邪悪な組織の芽にも成り得るってとこを突かなくちゃ、この枠組みを設定した意味がない。悪の強圧を熱狂的に支持する群衆がいなければ、あれぐらいの武器で支配はできまい。悪辣ぶりを示すのに、中世の領主のような倫理性を持ってこなければならなくなる。現代の怖さは、熱狂的に支配されたがる群衆が簡単に組織されることだ、中世のような悪を持ってくるのは、その現代の恐怖と向き合うのが面倒くさいからであろう。それとも単純に、自国が戦場になったことのない国民のノンキさか。[映画館(字幕)] 4点(2009-02-15 12:19:28)

25.  ホーホケキョ となりの山田くん ディズニーがひたすら縮小再生産しているのに対し、ジブリはあえて困難な企画で実験作品を手がける。この心意気を買いたい。冒頭の、イメージが次々と横滑りしていく感覚は見事だし(ボブスレーからウェディングケーキに至ったり、街を練っていくカタツムリとか)、エピソードによって画質を変えたりしている(暴走族のときは粗く)。夫婦のチャンネル争いや、遅く帰ってきてバナナをボソボソと食べるあたりの「演技」も的確、アニメにおける人物の演技がこれほど丁寧に為されるのは珍しい。ただ、一本の作品としてのウネリは当然ないわけで、そのぶん印象は希薄になるが、あくまで実験映画と思えば、健闘していたのではないだろうか。 [映画館(邦画)] 8点(2008-11-12 12:10:14)《改行有》

26.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ 男性的な楽器チェロと女性的な楽器フルートとの対比があって、男社会に乗り出した女性の挫折、というフェミニズム的解釈も可能、またこの二つの対比を、平凡で安定した人生と芸術を極めて狂気に至る人生と見ることも可能。ただそう単純に割り切れるものではなく、そのとき姉妹という設定がいい。二つがまだ一つだった少女時代をも描けるので、対立が図式にならない。いろいろ細かなエピソードがあって、B♭の音とか、妹用に買った車で姉がフルート練習しようとすると窓につかえるとことか、シナリオがすごく丁寧だ。それにしても、いまさら難病もので泣かされるとは思わなかった。少女時代に姉妹でたどたどしく合奏した“モーツァルトの子守歌”を、エンディングで深々とチェロで奏でだされた日にゃ、ただただ落涙。[映画館(字幕)] 8点(2008-10-14 12:14:07)

27.  Hole 降り続く雨、ゴキブリウィルスの蔓延、中庭に落ちていくゴミ…、世紀末である。息の長いカットがジトッと湿気を感じさせる。うらさびれたボロアパートに不意に入ってくる華やかなミュージカルシーンは、女の心象風景なのだろう。エレベーターの中のカリプソ。でも、その華やかさを出すためにボロアパートが背景として置かれているのではなく、ボロアパートの世紀末感を強めるためにミュージカルシーンがはさまれているよう。初めて男と女が一つの画面に斜め上下で収まるあたりは何となくワクワクした。プライバシーの侵害であった穴は、檻からの脱出口にもなる。ラストは救出なのか昇天なのか。上から見れば足を吸い込む穴、下から見れば救助の手が伸びてくる穴。[映画館(字幕)] 6点(2008-04-04 12:21:33)

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