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プロフィール |
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自己紹介 |
猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。 猫のヤツらは冷酷です。 |
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21. 炎のメモリアル
《ネタバレ》 絶望的な状況で追憶がフラッシュバックするっていう設定がすごく好きです。
消防士たちも全然諦めないし、その姿がすごく良かった。
ラストの作りもやるせないですね。すごく感動しました。
少年少女どもが見て、職業観を育ててくれるような小さめの感動作品っていうものを丁寧に作れるっていうのはすごく立派なことだと思う。
良い役者を贅沢に使ったこういう作品を見られるというのはとても幸せなことです。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-10-04 14:38:07)(良:1票) 《改行有》
22. 仄暗い水の底から
《ネタバレ》 前半の気味の悪さは良かったんですが、いきなりラストまで一直線でテレビゲームの脚本みたいになってしまって、ショボショボです。
ウワァだれかに伝えたい。このショボ感を。
DVDを半額クーポンで借りてきてしまった!スッゴい損した。
何で日本の映画って空想オチとか夢オチとか、客に丸投げオチとかに逃げるんですか???
この負の連鎖はもはや伝統芸能の域に達しているのではないかと。
着信ありと並ぶ日本ショボ映画。
宮崎アニメがあるから良いけれど、日本映画は本当ならこんなもの作る余裕があるわけ無いと思います。
ジブリが徳間から独立後ポニョのムック本まで売ってます。節操ないですね角川書店って。[DVD(邦画)] 3点(2008-09-29 02:45:01)《改行有》
23. ホテル・ルワンダ
日本は今も、紛争や戦争の遙か後方にいる。だから紛争や戦争のさなかではない。でもそれだけ。さなかではない、それだけだ。
この作品は日本が今後も戦時下でないという仮定しかしないひどく利己的な反戦映画に、納得してしまう自分を戒めるきっかけとなるのではないだろうか。何か起これば雪崩のように同種の事件が連発する社会で、平和を保とう、戦争は悲惨“だった”。などと上からの視線で主張するのは一体どういう事だろうかと。
紛争状態になればモラルなんて一発で消えるだろう。この社会を構成する僕たちは、僕たちが思っているよりずっと残忍で冷酷だ。そう言う国で、悲惨に死んでいく昔の人の映像だけを反戦の根拠とするのはいかがなものか。言葉に出来ない、人情ドラマにすることすら出来ないこの映画以上の惨劇が各地で今起こっているのに、判で押したかのような様式の国産の反戦映画で感動して、アメリカを軽蔑したらたちどころに馬鹿みたいに気が大きくなってしまう自分を戒めたい。
戦争や紛争が悪であるなんて当たり前だが、一方で殺人という行為が禁忌である理由を巧く説明できないことが一時話題になったことがある。その理由と要素はちょっとだけ複雑だけれど明白であるにもかかわらず、一言で説明することは困難だ。詳述されるその答えを用意するのも理解するのも私たちには、重荷だ。
殺人の罪は主観であるなどと言うのは、それを利用した文化人の言葉遊びだ。
そのテレビ的主張をまんべんなく否定できているわけではないこの社会では、反戦映画を観たくらいで今起きている悲惨な暴力は止められない。
世界平和といいつつ、世界の紛争やテロリストのやり口の悲惨さを、主張があるから一方的な悪ではないなどと拙く片付けてしまう。この社会で僕たちは、幼稚な主観主義で目をそらしすぎたおかげで争いと虐殺を、全く戦争として認識ができない。
自分好みの戦争と、そうではない戦争。思う様虐殺を楽しむ人たちを無関係なドラマだと楽しむ僕たちと、歴史の中のレアケースを選択的に憎む僕たち。身勝手さと頭の悪さに足元が揺れはしないか?[DVD(字幕)] 10点(2008-08-15 02:44:40)《改行有》
24. 火垂るの墓(1988)
《ネタバレ》 祖父母がセイタさん世代で存命の方は、彼らとこの映画を一緒に見ると感慨ひとしお。
うちの祖父さんのセリフは「現代っ子かよ、ちったあ手伝え」
でした。こっち見て言うな。
ここ数年になって高畑勲のインタビューの紹介や、プロットの解明が進んで叔母が批判されることは、ほぼなくなりました。
しかし、相変わらず清太が日本の良心のような誤読はされ続けていますね。彼らはたぶん二〇〇〇年代に生きる自分そのものと清太を重ねてるんじゃないかなと思ったりするわけです。彼らにとってテーマは「居場所」なんでしょう。トトロの都市伝説の如く、この映画も勝手読みで別のお話として楽しまれているようです。
なお、兄妹が死んでしまう事って、これ戦争関係無くない?
2015年に生きてても彼ら、巣鴨置き去り事件とかの類の結末に至るのではないだろうか。[地上波(邦画)] 0点(2008-07-27 20:56:15)《改行有》
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