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プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ポンヌフの恋人 バランスの取れた傑作とは言い難い作品ではあるけれど、レオス・カラックス監督自身が、そんな体裁や見た目なんかまるで気にしていないんだし。とにかくカラックスには、極限の愛と、絶望と、歓喜と、悲しみといったエモーションしかない。それを形良く観客に差し出すことより、ナマのままぶつけてくる。だから、受け付けない人も当然いるだろうし、逆にとことんハマル人だっているだろう(ぼくもそのクチだ)。いずれにしろ、ここ最近の映画のなかで、これほどまでに自分に、そして映画に対して真摯で誠実な作品はない。素晴らしい。9点(2003-09-25 14:59:21)(良:1票)

2.  ボビー・フィッシャーを探して 《ネタバレ》 驚き。これって相当な傑作じゃないですか! ”もう1人のボビー・フィッシャー”である心優しい天才チェス少年とその周囲の人々を、描き込むんじゃなく、その日常の一瞬一瞬をスケッチしていくような展開が、まるで美しい「詩」を読むよう。それでいて、少年の心の機微が、ヴィヴィッドに伝わってくる。ステーブン・ザイリアンって、『シンドラーのリスト』とかの脚本家だった人だよね。ぜひまた監督作品を手掛けてほしい、そう思わずにはいられない映像感覚の持ち主だ。少なくとも、今のスピルバーグなんてめじゃないよ。 《追記》最近見直す機会があったんで、あらためて思ったことを書き加えておきたい。先に“美しい「詩」を読むよう”と書いたけれど、それはこの映画が、主人公の少年の日常風景と心象風景というふたつの“風景”を、ただ丁寧に切り取っていくことから産まれたものだ。公園の木漏れ日、雨にぬれる感触、夏の日射しや秋の肌寒さ、チェス会場の空気感、何よりもチェスの駒の音…。そういった感覚的なディテールを、まるで今まで見たことも感じたこともなかったもののような新鮮さとともに見つめていく。そしてぼくたち観客も、同じくこのありふれた日常のひとコマひとコマを、つまりはこの「世界」そのものを再発見していくことの感動に満たされるのだ。こういう体験は、滅多にできるもんじゃない。ましてやアメリカ映画で、「少年の成長」だの「家族愛」だのといった〈物語〉のパターンに回収されることのない作品が創られたことが、ぼくにはうれしいことだった。…今は日本で拘束中(2004.9.2現在)だという現実のボビー・フィッシャーも、この映画を見たんだろうか。そして、どう感じたことだろう。 《追々記》最近、よくこの映画を再見しています。クライマックスの決勝戦で、勝利ではなく、むしろ「引き分け」を望む主人公の少年。それを“偽善”や“勝者の傲慢”ととる向きがあるかもしれない。けれど、その「相手を思いやること」を知っている少年の姿(しかも彼が、“勝者を義務づけられた国”の少年であることを思い起こそう)は、ぼくという観客に何か〈救い〉めいた感動を与えてくれるものです。だから感謝を込めて、9→10ということで。本当に「美しい」映画です。[映画館(字幕)] 10点(2003-09-25 14:49:56)(良:1票) 《改行有》

3.  ボディ・バンク 正直、思わぬ拾い物的な面白さ。初めは単なる医療サスペンスか…と思わせて、地下世界に住む人々が登場するに及んで、映画はが然ディケンズの小説みたく陰影を深めていく。やっぱり英国人監督はあなどれないな。ヒュー・グラントのシリアス演技もなかなかだし、ジーン・ハックマンにはノックアウト! テーマがテーマだけになかなかテレビじゃ見られないかもだけど、一見をお薦めします。7点(2003-09-25 14:38:08)

4.  僕らはみんな生きている 公開当時、かなり感心したことをおぼえてます。何にって、ヘンなナショナリズムを交えることなく、今のニッポン人の醜さや切なさ、そして愛しさをきっちり表現していたことに。アジアでの我々って、所詮ああいった情けない醜態を現地の人間の前でさらけだしているんだろうな。でもって、そんな我々にも、まだニンゲンとしての心意気が残っているだってことをしめした真田広之のクライマックスでの言葉に、けっこうカンドーしちゃいました。滝田洋二楼カントク、そして一色伸幸サンの脚本が巧いです。8点(2003-09-25 14:13:35)

5.  ホワイトハンター ブラックハート これは、イーストウッドにとって監督というより役者としての「野心作」じゃあるまいか。ジョン・ヒューストンをモデルにした破天荒な映画監督役を、これまで彼が見せたことのなかった腹芸たっぷりの演技で喜々としてこなしている。特に、あのセリフの多いことったら! まるで自らイーストウッドという偶像破壊を楽しんでいるかのような、と同時に、”映画というものの業の深さ”をかくも優雅に描き出すという、まさに円熟の境地。『真夜中のサバナ』でケビン・スペイシーが演じた役も、本当はこの頃のイーストウッド本人が演じていたなら、もっとスリリングだったろうなあ。9点(2003-06-05 12:35:34)

6.  ボディ・ターゲット ジャン=クロード・ヴァン・ダム作品中、確かに最も美しい作品。何と言っても、ロバート・ハーモン監督ならではのシャープな演出と画面構成のさり気ない才気にヴァン・ダムのアクションが映えて、ほとんど視覚的至福すら感じさせてくれる…とは、ちっとばかし大袈裟ですけど。ほんと、ハマッた時の彼の身体の動きは、ジーン・ケリー(!)に匹敵するんじゃないか。とにかく、単なるアクション映画以上の価値を見る者に与えてくれる作品として推奨いたします。《追記》 先日、ビデオが300円で投げ売りされていたので購入。あらためて見直すと、やっぱりこれが良いんですよ~。いわゆるハリウッドのアクションスターがおしなべて「肉食動物」系であるのに対し、ヴァン・ダムはどこか群れから離れた「草食動物」めいた趣がある。彼のアクションに攻撃性がどこか稀薄なのは、そのせいじゃないかな…。そして本作は、そんなヴァン・ダムのパーソナリティを最も見事に引き出したものであることを、再確認いたしました。よって点数も、8→10ということで。ほんと、ビックリするくらい美しい、そして愛おしい映画なんだけどなぁ・・・[映画館(字幕)] 10点(2003-06-03 19:37:41)(良:1票)

7.  ポストマン(1997) いろいろ欠点…というか、おっしゃりたいことはおありだろうと思います。が、ぼくはこの映画を高く評価したい。何なら、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』より何十倍も良いとすら、断言してもいい。ここには、ああいった誰にでもわかりやすい「良識」の代わりに、「世界は簡単に崩壊するが、その再生は容易じゃない」という苦い認識が語られるばかり。だから、郵便が当たり前のように届けられる世界の素晴らしさ貴さを、ここまで実感させてくれる「文明」批評作品も、そうはないと思う。あの、コスナ-扮する郵便配達人が「偽者(コピー)」なら、独裁者も(昔はコピー機のセールスマンだったという、原作にはない設定の見事さ!)「偽者(コピー)」でしかない。この「偽者」対「偽者」のドラマの持つ、多重性のラディカルさ。これぞ真の意味での偉大なポストモダン作品です。10点(2003-06-03 19:18:45)(良:1票)

8.  ポーラX 決して悪い作品だとは思わない。あの破滅的なまでに絶望まっしぐらの(内容も文章も)原作を、よくぞここまで映画化したと、ホメてあげてもいいくらいだ。が、一番のモンダイは、カラックスが自分で抱えていると思い込んでいる「絶望」とやらが、本人が信じているほど深いもんじゃないだろ…ってことが、図らずも透けて見える点。世の中、アンタ以上に”地獄”を生きてる者がいっぱいいるんだよ、お坊っちゃん。6点(2003-06-03 18:44:27)

9.  ホーンティング ウヒャ~、何なのこの評判の悪さ! 確かにちっとも怖くない「幽霊屋敷もの」なんて、インチキみたいなもんだけど、やたらグロに走ったり、暗闇でワッと驚かすようなショック描写に頼りすぎな昨今のホラー映画とは別の「冒険映画」として見る分には結構楽しめるじゃないですか。特に、この豪華キャストに合って実質的主役があのリリ・テイラーだとは…。この意表の突き方も、シャレっ気があってぼくは好きですね。6点(2003-06-03 11:10:34)

10.  ホーム・アローン3 シリ-ズ1・2作がちっとも面白くない(どころか、あの主人公のガキに、言い知れぬ”反感”を抱いてしまった…)者としては、正直言ってこの3作目が最も楽しかった。あのマコーレー・某なるこまっしゃくれた子役に替わって主演に選ばれた男の子が、いかにも愛嬌たっぷりで、それだけでも高得点。そして、間抜けなテロリスト一味も、あくどいコミック調ドジっっぷりじゃなく、たんじゅんに”悪いやつら”ってのがいい感じです。なかでも、紅一点のあの女優、実にイロッぽくてカワユイかったし…。てなワケで、「必見!」とは決して申しませんが、結構見どころのある拾い物ではありますヨ。7点(2003-06-03 10:49:33)

11.  ボイジャー サム・シェパ-ド扮する男の”孤高”なダンディズム(?)が、ほとんど滑稽すれすれで笑える。と思ったら、ジュリ-・デルピ-の登場で、一気にメロドラマの世界へ…。決して悪くはない作品だけど、この禁断の父娘の「愛」が、ちっとも悲劇として迫らない、一種の「観光地ロケ満載2時間ドラマ」風と言えなくもない。ちょっと残念です。6点(2003-06-03 10:21:03)

12.  ホーホケキョ となりの山田くん 見終わった後、しみじみ幸福感にひたっていた自分。だのに、しばらくして大多数の人から総スカンだと聞いた時のショック…。やはりここでもそうだったのですね…。しくしく。思うに、これは映像表現もさることながら、アニメというもののスタイルそのものの革新をめざした相当な「野心作(!)」じゃあるまいかと。例えば同じ4コマ漫画によるアニメ『サザエさん』にしろ、ちゃんとドラマ(物語)があるでしょ。けれど『山田君』の場合、通常言うような物語ではなく、俳諧の精神そのものをアニメで表現しようとした。そしてそれは、見事に達成されているとぼくは思うのです。日本人が自らの「日本」というものを見失っている現在、「日本人らしさ」とは何かを、その良い面も情けない面もすべて含めてこの映画の中にあります。うん、やっぱり、稀有なる逸品じゃないですか!10点(2003-05-29 16:05:53)

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