みんなのシネマレビュー |
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1. ポセイドン(2006) オリジナル未見。B級パニック物としては良いと思うのだけど、「あのUボートのヴォルフガング・ペーターゼンがリメイク」という煽り文句からすれば、期待した重厚感には欠けていたと言わざるを得ない。もっと息が詰まるような緊迫感の中で、人間ドラマを展開させつつ進んで欲しかった。最も失望的だったのは、最後に流れたハッピーエンド感溢れる音楽。Uボートみたいに救いのないラストにしろよ、なんて言うつもりはないけれど、あれだけ悲惨な死を映し出した末のあの能天気な雰囲気は「もっとこう……あるだろう!」と思わずにはいられなかった。ただ重ねて言うけれど、それも含めてB級パニックだと頭から割り切ってみれば全然アリな映画だとは思う。[地上波(字幕)] 6点(2015-12-09 16:37:39) 2. ぼくんち 原作と若干違うのは仕方ないとしても・・・これはねえ。このテンポの悪さは何?原作読みながら観ようかと思ったくらい、ダラダラしている。そして何より、一番の問題は、原作独特の「ほのぼのとした悲惨さ」を実写化したら、ひとこと「悲惨」としか言えなくなってしまった。ひたすらしみったれた街。みんなひたすら貧乏。夢なんか何もない。この映画からは、それしか読みとれない。原作の雰囲気のままのキャラ出しに成功していたのは、鉄じいだけかな。こういちくんのキャラ付けは納得いかん。それでも、頑張っていた子役達と、鉄じいの「ワシ、貧乏なんです。」に4点。4点(2004-03-16 19:46:06) 3. ボウリング・フォー・コロンバイン まずは、これから観る人に。これがアメリカの全てではない、と頭に叩き込んでからから観なくちゃダメ。嫌米化するから。2時間10分と、ドキュメンタリーにしてはクソ長い映画だったけど、サウスパークなどの映像も交えて、テンポ良く映画が進んでいくので飽きない。A級のエンターテイメント。メディアが煽る恐怖や洗脳など、日本でもありそうなネタが山ほどある。犯罪を起こすのはアジア系の外国人だと、決めつけてないか?ま、この映画の主題はアメリカの銃社会についてだけど、ある僕の好きな芸人がこの映画を観て、雑誌で「銃によって救われた女の子もいるはずだ」って言ってたけど、それは論点がずれていると思う。その1人を救った、同じ銃が3人殺す可能性のある社会っておかしくないかい?とマイケル・ムーアは言ってるんだよ。しかし、日本がアメリカより暴力の根が深いたあどういう事だ・・・。9点(2003-10-09 02:21:50) 4. ほしをつぐもの ジャケットとビートたけし主演に惹かれてビデオ借りたけど、一言でいってド素人映画。カット割カメラワーク脚本から時代考証に至るまで、「俺が監督、脚本、演出した方がまだ良い物が作れる」と心の底から、本気で思った。役者陣も、たけしと田中邦衛以外はグダグダ。意外にもたけしが自然な演技をしていた。それに反比例するかの如くたけしと行動を共にする子役達が最低。学芸会やってんじゃねえんだよ!この十二年間で邦画は随分と進歩したんだな、と思うと同時に、こういう映画があったがために、今も日本映画が2段くらい低く見られているのが腹立たしい。1点(2002-11-11 13:43:26) 5. ホーム・アローン 子供の頃、何回見たことか。親戚の子供と一緒に再見したけど、ケビンちょっとやりすぎ(笑)死ぬから普通。泥棒の弟分がズバ抜けてマヌケで好き。余計なことを考えなくても良い、単純に面白い映画。7点(2002-11-11 07:08:06) 6. ポワゾン ラストシーンが最悪。アレで見事にぶち壊した。全てを告白して、最後の祈りを捧げて、後は素直に自分の運命を受けいれんか!結局、口先八丁かよ、と取られても仕方ないぞ。基本的には面白かったので、脱ぎっぷりと合わせて6点。6点(2002-10-24 21:02:29)
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