|
1. ボディガード(1992)
《ネタバレ》 ケビンコスナーやホイットニーヒューストンのファンの人
ならそれなりに楽しめるのかもしれませんが、サスペンス物語を期待して観た
とすると全くの凡作としか思えない作品。
テレビ枠に合わせて大分カットされているみたいなのですが、暗殺者がなぜ
依頼者を殺してしまった後でも律義にターゲットを狙い続けるのかがよく分か
りませんでした。
ゴルゴ13ではないのだから、報酬を受け取ってしまっていて、依頼者も死んで
しまったなら、もう自分に結びつくものは何もないので、ラッキーということ
で姿を消してしまえばよかったのでは。そもそも酔った勢いで暗殺を依頼し、
その場で報酬を払ったならば、そんなに大金を支払えるわけはないわけで、
金以外にあくまで暗殺に固執する理由がカットされた部分で説明されている
のでしょうか。
それにしても命がけのボディーガードの報酬が週に3千ドルというのは割のいい
しごとなのでしょうか。いざという時に自分が盾になってターゲットを守る
のであれば防弾チョッキぐらいはつけるのでは。[地上波(吹替)] 5点(2021-11-24 10:45:15)《改行有》
2. ホワット・ライズ・ビニース
《ネタバレ》 つまらなくはなかったのですが、風呂場のシーンで
終わりにしておけば良い物を、旦那が驚いた拍子に足を滑らせて
死んでしまったとさ、めでたしめでたし、ではあまりにもあっけな
いと考えたのか、その後それまでの意味深な雰囲気をぶち壊して
半狂乱の奥さん、殺されても死なない旦那、ついには女子大生の
ゾンビまで登場してのドタバタの展開で一気にB級ホラーにして
しまったのは誠に残念至極。
そもそも大物俳優を使って作るほどの内容ではなかったのでは
ないでしょうか。
サスペンスを盛り上げる為に関係のない隣人を登場させるの
まではありとしても、あのバカ犬は必要なかったのでは
以下激しく【ネタバレ】していますので鑑賞前の方は注意願います。
他の人も言っているようにこの作品は、クレアの事故による一部記憶
喪失に関連するサスペンス部分と、ノーマンが殺害した女子大生の亡霊
に絡んだホラー部分とがごっちゃになっていて、しかも主人公たちの設
定の説明が周囲の人物たちにより細切れに語られているため、一度観た
だけではなかなか全体像を理解することが出来ないと思われます。
以下当方が理解した内容です(間違っているかもしれませんが)
〇妻・クレア:音楽家の夫と死別した歌手(か何か)で元夫の間に最愛の娘
ケイトリンがおり、ノーマンと出会って再婚、ボストンで3人で暮らし
ていたが、現在は夫の仕事の関係で夫の父親が所有していたバーモントの
別荘に引っ越して暮らしている。1年前に車の事故で一部の記憶を喪失。
また溺愛するケイトリンが家を出て大学寮に入った為に落ち込んでいる。
実は1年ほど前に夫の浮気を知り、その相手の女性を大学のパーティーで
見かけてショックから車を暴走させて事故を起こし、前後の記憶が欠落し
てしまっていた。最近は精神的に不安定で、家の中で物音を聞いたり、
湯舟に映った女性の姿を目撃したりする心霊現象を経験をしたため、交霊術
や死者を蘇らせる儀式などを試みるようになる。また、3週間前に引っ越し
てきた隣人の心理学者の夫が妻を殺害したのではないかとの妄想を抱くよう
になり夫を戸惑わせる。しかし、やがて霊は夫が殺した女子大生である
事実にたどりつく。
〇夫・ノーマン:大学の化学の教授だが、2年前に亡くなった高名な数学者の
父の存在を心の負担に感じている。クレアと出会い結婚し彼女を愛してている
が一方で遊び好きの女子大生と不倫関係になり、スキャンダルをばらすと脅され
た為、保身のため彼女を別荘に呼び出し浴槽で殺害し車ごと湖に沈めてしまう。
クレアが過去の記憶を失っているため、何食わぬ顔で仲睦まじい夫婦生活を続
けている。
〇隣人の夫婦:本筋には全く関係がないが、クレアの精神的な不安定さを強調し
てサスペンスを盛り上げる為に登場
〇飼い犬:何となく不気味だが駄犬で、クレアが湖の底に何かが沈んでいることに
気づくきっかけを作ったり、ドアが自然に開く原因とするために登場
映画の終盤で、大学の化学の研究室で使われていた薬を吸わされて体の自由を奪われ
たクレアが浴槽で溺れそうになる窮地から脱出するまでとそれ以降ではサスペンス調
からホラー活劇に一気にテンポが変わってしまいます。
なんか韓国映画「パラサイト」の終盤のような劇的な展開となります。欧米人は
こういう展開が好きみたいなのでしょうか。[地上波(吹替)] 6点(2020-10-19 20:58:15)《改行有》
3. ホワイトアウト(2009)
《ネタバレ》 評価があまりよくないので期待はしませんでしたが、意外と楽しめました。
プロットは単純だしたぶん犯人はこの男、と思われる人間がそのまま
犯人ではありましたが、やはりこの作品の味噌は謎解きよりも南極を
舞台にした物語というところでしょう。
その割にはカメラアングルが今一で、南極の自然のスケールの雄大さ
が表現できていないのが残念ではありますが、寒さは十分伝わっては
来ました。やっぱり夏に見て良かったですね。
ラストのシーンは不評ではありますが、まああの場合手錠をかけるより
ああするよりしようがなかったような気もします。
彼女は指二本失いはしましたが、過去のトラウマを乗り越えてハッピー
な終わり方だったと思います。[地上波(吹替)] 6点(2019-07-10 22:57:46)《改行有》
4. 冒険者たち(1967)
《ネタバレ》 シャレた音楽、大物男優二人の共演、美女、夢とロマン、男の友情、波乱万丈の人生、パリの街、南の青い海、宝探し、要塞の島、ギャングとの銃撃戦、悲しい死、ドロンの最後の言葉などなど、これだけの材料があるのに若い時見た時も、今見ても、なぜか今一つピンとこなかった私です。これは映画の問題ではなく私自身に問題があるのでしょうか。感動できない自分が悲しい。全く夢もロマンもない我人生かな。ところでドロンは映画の中で歌を歌っていたんですかね。6点(2004-05-14 09:41:46)
5. 仄暗い水の底から
《ネタバレ》 なんか食い足りない内容でしたけど。テレビ放映版はかなりカットされていたんでしょうか。「貯水槽の中の死体」とか「離婚して孤立無援の母子」などの設定はこれまで何度もあったし全く新味無し。強いてあげれば雨をバックにしたモノクロ感とエレベーターが効果的だったというくらい。黒木瞳の行動は言われているほどには不自然さはなく、ああいういい加減な管理人も世の中には結構いるだろうし、弁護士も最低限のフォローはしているので、それほど気にはならなかったけど、それにしてもね・・・。「美津子ちゃん」は一体何を求めていたんでしょうか。階上の住人は悪徳金融業者に追い詰められて一家心中させられた、とか言う設定の方が納得させられたかもしれないけども、まあこれも陳腐な話ですね。監督の自己満足作品というところです。5点(2003-08-16 21:24:57)
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 1 | 0.33% |
|
2 | 1 | 0.33% |
|
3 | 2 | 0.66% |
|
4 | 11 | 3.63% |
|
5 | 26 | 8.58% |
|
6 | 197 | 65.02% |
|
7 | 48 | 15.84% |
|
8 | 10 | 3.30% |
|
9 | 6 | 1.98% |
|
10 | 1 | 0.33% |
|
|
|