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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ボーン・レガシー すべてにおいて中途半端な映画で、ガッカリ感しかなかった映画です。個人的には、悪役に魅力が無さ過ぎ。いかにもキレモノでございって顔してエドワード・ノートンが踏ん反り返ってますが、具体的なキレモノ描写はゼロ。全部主人公の後手後手になってしまっていて、クソの役にも立ってない。ナンバー3も思わせぶりに出てきた割に、ノートンと全く同じ理由で魅力ゼロ。あー残念。アクション自体は凄いことはしてるものの、ダラダラしちゃってもったいない。同じ年公開の「007 スカイフォール」は、アクションの中でもちゃんと起承転結があって、変化に富んでましたヨ。いかにも続編作る気満々の幕引きがより痛々しかった・・・。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-05-28 23:56:28) 2. ホワイトハウス・ダウン ホワイトハウス陥落を通して、アメリカの文化や歴史の、陰と陽が対決するアクション大作!・・・といえば聞こえはいいですが、要はダイハードです。ひとつひとつのアクションはちょっと雑で、エレベーターの上に隠れる演出ひとつとっても、25年前のダイハードのほうが余程丁寧。大統領を守りつつ娘も救出して世界を救わなければならないため、ストーリーも少しトっ散らかってます。けど、怒濤のアクションと勢いでノせられてしまいました。少なくとも「ダイハード・ラストデイ」よりもよっぽど面白かったです。今時めずらしい能天気アクションものだったので、出来不出来関係なく(不謹慎さも含めて)嬉しくなっちゃいました。大統領が禁煙ガムをむさぼるように噛むシーンなど、皮肉ギャグも現代的なものが多くて楽しめます。ホントはアクション映画を作りたいのに、シリアスとか真面目の皮をかぶっているお上品な映画よりか、素直でいいです。[映画館(字幕)] 7点(2013-09-03 10:27:46) 3. ホーリー・モーターズ 《ネタバレ》 まさにレオス・カラックス版の「Takeshi's」。「Takeshi's」も好きだけど、完成度で言えば「ホーリー・モーターズ」のほうに軍配が上がる・・・かなあ。行く先々で色々な人間を演じて行く摩訶不思議な物語。印象に残っている場面は、CGのモーションキャプチャースタジオ。光のセンサーを全身に付けた状態で、ぬめぬめタコ女と交わるシーンが強烈。次第に人物のシルエットが見えなくなって、光センサーだけが蠢いている様子が異様でした。CGクリエーターだったら絶対にやらないような発想であり映像です。これも「演じる」という行為なんだな。そしてラスト。その日の「アポ」をすべて終えて停車場に戻ると、なんとそこには他のリムジンの行列が!ちょっとこの場面で鼻水が出そうになりました。主人公以外にも、毎日を「演じる」ことで暮らしている人がこんなにいるとは・・・。とどめに、そのリムジンたちまで会話し始めます。リムジンでさえ、リムジンであることを演じていたのか・・・。[映画館(字幕)] 9点(2013-06-06 01:22:40) 4. 星守る犬 《ネタバレ》 「可もなく不可もなく」な映画だけど、一つ気になった点が。玉山鉄二が昔飼っていた犬のことを思い出し、「もっと向き合っていれば・・・」と涙ぐむ場面があったと思うけど、昔飼ってた犬のこと思い出して泣くか普通?と思ってしまった。途中虐めてしまったりはあったけど、死んでしまったペット(に限らず人間でも)を思い出す時って、悲しい記憶よりも楽しい思い出のほうが多いと思う。ましてや寿命を全うしたのならなおさら。そりゃ死んじゃった時は悲しいし後悔するし(それこそ「もっと向き合っていれば・・・」って)、一日布団かぶって泣き続けたりもするでしょう(自分のことですw)。けど何年もたち大人になってから思い出すときって、笑顔があると思うんですけどね(別に一概には言えませんが・・・・)。でまあ、映画全体的にそういう「”中途半端な”綺麗ごと」が漂ってる感じがして、僕ぁ一体どういうツラしてこの映画を見ればいいのか分かりませんでしたヨ。 この映画全体を通して、悲しさから笑顔へ転換するときを描いたと思えなくもないけど。[映画館(邦画)] 5点(2011-07-07 17:10:27)
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